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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は幸運チートで異世界に転生する。
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遊び人魔族と対峙する②

 マイケルと俺は、速度を緩めることなく一直線で駆けていく。

 まずはオークに囲まれた黒髪美少女目掛けて駆けていく。

 おまえもかマイケル?俺はどちらかというと清楚なこちらの女性が……

なんて考えているとあっという間にジャイアントオークさんまで到着する。

 

 ジャイアントオークはちょうど俺の二倍ほどの大きさ、巨躯のマイケルと比べてもさらに大きい。

 人型モンスターというのはなか嫌なものだ。人と戦うような感じがしてしまう。

 俺は手前の一体に、ゴブリンソード+2で切りつける


 「咆哮」で怯んでいた、ジャイアントオークも回復しつつあり、自らのお手製ハンマーをしっかりと構えている。

 ワイルドウルフと対峙したときと同程度の威圧感だろうか。

 そうだ、やれる。あの時はスクロールがあった。今はもうない。

 逃げよう。

 あの時はスキルがなかった今はある。

 ああ、少し頑張ろう。


「どりゃあああおおおおおおおお」


 俺は雄たけびとともに、スライディング、ジャイアントオークの右の足に深々と剣を切りつける。

 一撃でジャイアントオークを倒せるほど俺は強くない、まずは足を攻撃して機動力を削ぐ。

 その後、分断したジャイアントオークを、開放した 美少女とともに、各個撃破していく作戦だ。

 今立案した。


「ドリャあああああ」


 マイケルも叫びながら、ジャイアントオークに切りかかる、一瞬でジャイアントオークの首が宙に浮く。

 すっぽーん。まさにすっぽーんという感じの効果音が必要だ。


 さすがマイケル強い!一撃必殺の男!よっ大将!

 でもね。でもね。でもね、一つ言わせてマイケル。


 そのオークは俺のもの、そのオークは一寸前に俺が機動力を削いだもの!

 違う獲物を狙え違う獲物を!確かにこいつが一番小さくて弱そうだったんだよな。

 でもお前なら一番強そうなオークでも、負傷してなくても一撃だったよな?

 そんな感じの一撃だったぞスポーンと……


 脳内はフル回転でマイケルへの悪態で埋め尽くされる。そんな暇はないはずなのに……これが遊び人か……


「さすがマイケルさん!俺が弱らせたオークからやるなんて流石です。」


 小言を入れておく


「あとは任せたぞピッケル俺は魔族を抑える」


 悪態はここまでだ、俺にはマイケルという後ろ盾がいたが、今からはいない。

 あと魔族抑えるだけじゃなくて、ちゃんと倒してねマイケル!


「そこの黒髪の女の方!大丈夫ですか?助けにきました。貴方も戦えるなら手伝って!」


 俺の「咆哮」をくらうとともに、目の前でオークくびちょんぱを見せられて動揺していた黒髪僧侶に声掛けする。

 仲間は一人でも多い方がいい、美少女ならば特にね、PTの士気に影響がでる。


「はい!私は、戦えますが、仲間のカリンがつかまってしまって……速く助けないと!」


 金髪の捕まっている間抜け貴族はカリンというらしい。メモメモ


 現在付近には、ジャイアントオークが二体、こちらも二人、これで同数!まける気がしないぜ!


「じゃあ俺は金髪の子を助けてくる。すぐ戻るから耐えてくれ!」


 これで、これで黒髪僧侶ちゃんはオークと二対一!頑張れ負けるな黒髪僧侶!

 

 俺なら置いていった俺を恨むね、末代まで呪いの続く限り。


「えっ!いっちゃうんですか……ジャイアントオーク二体はさすがに私でも……」


 だって金髪貴族ちゃんを速く助けないとっていってたじゃんか?

 カリンちゃん助けて欲しいんでしょ?

 行くしかない!


 なんか最後悲鳴に近い声が聞こえたが仕方がない、心を鬼にするしかない、カリンちゃんを助けてすぐ戻るからね!

 人手が必要なんだ人手が。特に可愛いい金髪貴族風の美少女がね。

 

 俺がいくら機敏に動いても、ジャイアントオーク1体を倒すのに時間がかかる。

 っというか勝てない可能性が高い。

 その間に魔族にマイケルが負けるようなことがあったら目も当てられないし、捕まった金髪カリンちゃんもどんな目に合うかもわからない。



 俺はジャイアントオークのうち黒髪僧侶を囲んでいる一体を対象にスキル「逃げ足」発動した。

 普段の二倍速で、金髪カリンを抱えているジャイアントオークの方へ突撃していく。


 ジャイアントオークから逃げてるんだが、ジャイアントオークを追ってるんだ。

 うん、よくわからん……


 とにかく、実戦で初投入だったがうまくいった。

 そのまま、剣を前に構え突進だ。


 ジャイアントオークの右肩には金髪貴族のカリンちゃんが抱えられており、上半身を狙って万が一があっては困る。

 「転生したら遊び人、ひょんなことから貴族を殺して世界から追われています。」になりかねない。


 剣の扱いには自信があるが、いきなり殺人者になるわけには絶対に行かないのだ。

 上半身を狙えば致命傷をあたえられたかもしれないが、ここは左の大腿部にゴブリーヌを突き刺す!

 逃げ足発動で二倍速の俺の突進突きにオークは対応できなかった。


「ぐおおおお」


 

 ジャイアントオークの低いうめき声。だが、女の子を離すことはない。


 この女好きめえ!前世は遊び人だったりします?

 ジャイアントオークは空いた左手に持つハンマー俺目掛けて振り下ろそうとする。

 だが、そうはさせるか女好きめ、その女を離さなかった時点でお前に勝機はない!


 スキル「威嚇」を使用。

 自分の体から殺気のようなものが、発せられジャイアントオークの動きを一瞬止める。


 その隙を逃さず俺はゴブリーヌで大きく振りかぶり、ジャイアントオークの左手を切りつける。

 マイケルのように一刀両断とはいかない。

 攻撃力が足りない。

 ゴブリーヌよもう少しだけ火力を!


 だが、狙いすました剣はゴブリン左手の筋肉を抉りとる。

 ゴトンとゴブリンのハンマーが落ちる、これで左手は使えない。


 ここにきてようやく、ジャイアントオークは、金髪の女の子を肩から古い落とし、右手にハンマーを握る。当初の目的は達成だ。


 さあ、立て金髪貴族カリン!立って戦うんだ、ジャイアントオークはすぐそこよ?

 反応がない……


 なんということでしょう。俺の「咆哮」がとどめをさしたのか、金髪貴族カリンちゃん意識がなくなっている。

 すぐさま俺はアイテムボックスからHPポーションを取り出しカリンにぶっかける。

 文字通りぶっかけてやる。

 口移しで飲ますべきか悩んだが、それをしていたらきっと死んでいた。


 ポーションをかけると、すぐにカリンは意識を取り戻す。

 意識をジャイアントオークに向けながら声をかける。

 どう見ても今の俺はカッコいい!悪しきジャイアントオークに立ち向かうカワメンピッケル!

 最高のシチュエーションだ俺なら恋に落ちるね。惚れちまってもいいんだぜ?


「大丈夫ですか。HPポーションまだあるからすぐに飲んで!」


 まだ、意識が朦朧としているようだ。


「ええ。まったく大丈夫よ!助けて頂戴なんていってないんだからね!?ちょっと体がしびれて動けないだけよ……」


 ふぇええ。意識失ってましたよね?いきなりのツン来ました。

 さすが貴族風美少女ってか。

 この高圧的態度貴族のボンボンで決まりだな。

 身代金……じゃない謝礼はたんまりと貰おうか?


 っと悠長に話している時間をくれるオークさんではない。

 左ももに大傷をうけ、左手も使えない状況だが、右手右足でジリジリ近づいてくる、

 右手には先ほどのハンマーがある。

 先ほどまで青かった目の色が真っ赤になってる、瀕死のオーク命がけの攻撃がきそう。


 ハンマーが頭にでも当たったら大ごとだ。

 危ないから武器を下ろしなさい。


 やられる前にやるしかないない。

 なんとか再使用可能時間を経過したことを確認。


 『物真似:アシッドサン』を使用

 3メートル先にいる巨体かつ左足を怪我したオークごときに外す俺ではない。

 顔からまだ正常な右手右足を中心にシャワーのようにかけてやる。

 

 どうだスライムの技で殺される気分は?


 「ぐおおおお」


 という叫びとともに、ジャイアントオークは息絶えた。


 丁度レベルがあがった!やったね、取得可能スキルは……悠長に確認してる暇はない、オークはあと二匹!

 こちらは、金髪カリンちゃんも助けて三人だぞ?逃げるなら今のうちだよオークちゃん。


 数の暴力に泣くがいい!あとマイケル頑張れな!


 【※読者の皆様へ】


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