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第37話 歪んだ軌道と、孤立のネットワーク

1.観測者の仮説と、特異な定数


インカレの熱狂は、午前中の女子100メートル走での風見凛の驚異的な大会新記録によって、さらに一段階ギアを上げていた。


メインスタジアムから少し離れたサブグラウンド。

午後から行われる深海大学サッカー部の試合を前に、観客席はすでに超満員となり、異様な熱気と、葛城姉妹のライブがもたらした「混沌のノイズ」が未だに渦巻いていた。


関係者用の観覧室で、神野太陽は手元のタブレット端末に表示された方程式をじっと見つめていた。


E = ( A × P ) × C2


「……午前中の風見さんの波形。

あれは、自己一致率(C)が10%を超えていた」


太陽は、タブレット端末の画面を指でなぞりながら、隣に座る明日美に低い声で語りかけた。


「10%……。

それって、そんなにすごいことなの?」


明日美が小首を傾げる。


「驚異的だよ。

人間の心は常に揺れ動いている。

周囲の期待(重力)や、自分の怠惰、恐怖……そういったノイズがある限り、自分の意志と行動が100%完全に一致することなんて通常はあり得ない。

『これが自分のやりたいことだ』と思い込んでいても、自己一致率はせいぜい1パーセント未満だ」


太陽は、自らの胸元で静かに回転するEgo Cube『テッセラクト(四次元超立方体)』にそっと触れた。


「僕のEgo Cube(器)は、正の自己一致と、負の自己一致……つまり、世界の美しさへの愛と、理不尽なシステムへの強烈な絶望。

その両方へ完全一致を経験したから、この器を維持するために特異な次元へと進化して、他者へ干渉する特性を得ることができた。」


「……だが、それは再現性の極めて低い特異な事例でしかない。

ルールが決められている「競技」という枠の中でアスリートにそれを求めるのは危険すぎるし、実際不可能だ。

だからこそ、数パーセントでもいい。

自分の中にある『泥水(生々しい欲求)』を否定せず、わずかでも自分の本能と行動を一致させることができれば……それは、どんな重力にもブレない『絶対定数』として方程式に当てはめられるはずだ」


太陽の視線の先、サブグラウンドのピッチに、深海大学サッカー部の選手たちが姿を現した。


「風見さんは、御影くんという強大な「誰か(P)」を原動力にして、自分自身の女としての欲求を肯定することができた。

……だが、サッカーは陸上とは違う。

個人の自己一致率を高めるだけでは、この競技は勝てない」


「……他者との繋がり、ね」


明日美が、祈るように両手を組む。


「ああ。

御影くんが、自分一人で全てを抱え込もうとする『王様の孤立』から抜け出し、どれだけ自分のエゴをチームメイトに『委ねる』ことができるか。

……それが、この方程式を汎用的なキャリア理論として証明するための、事例検証になる」



2.猛毒のフィールド


「……おい、なんだあの歓声は」


「相手校の応援、ちょっと異常じゃねえか?」


ピッチに立った深海大学のイレブンは、相手チームである『豪狼大学ごうろうだいがく』の応援団が陣取るスタンドを見て、顔を引きつらせていた。

豪狼大学は、フィジカルの強さと荒々しいプレースタイルで知られる強豪だが、今日の彼らを取り巻く空気は、普段の応援とは明らかに一線を画していた。


「潰せぇぇぇッ!!」


「深海大の坊ちゃんどもを、血祭りにあげろォォッ!!」


スタンドから浴びせられるのは、もはや応援ではなく、純粋な『殺意』に近い怒号だった。

開会式で葛城姉妹の放った『マイナスの自己一致を絶対値に変換する簡易パッチ』のノイズ。

それが、元々血の気の多い豪狼大学の「闘争本能」を限界まで暴走させ、スタジアム全体を毒の沼のように淀ませていたのだ。

その猛毒の波形は、ピッチ上の選手たちにも確実に伝染していた。


「……クソッ。

なんだこの雰囲気。

息が詰まりそうだ……」


深海大学のキャプテンが、額に嫌な汗を浮かべながら呟く。

他のチームメイトたちも、強大な負の重力に押し潰されそうになり、パス回しの練習ですら足元がおぼつかなくなっていた。


だが、その狂乱の渦の中心で、御影瞬みかげしゅんだけは全く別のオーラを放っていた。

彼の周囲だけ、空気がピリピリと静電気を帯びたように張り詰めている。

鋭い眼光は、相手選手でもなく、味方でもなく、ただ一直線にメインスタンドの一角を射抜いていた。


(……凛)


瞬のEgo Cubeは、周囲のノイズを一切寄せ付けていなかった。

いや、彼自身の内側に、そのノイズすらも飲み込んでしまうほど強大で、どす黒い『嫉妬』と『渇望』の質量(P)が渦巻いていたからだ。


午前中の女子100メートル走。

そこで凛が見せた、圧倒的に美しく、そして官能的なまでのスプリント。

自分だけに向かって微笑みかけた、あの挑戦的な視線。


「……あいつ、皆の前で、あんな顔しやがって」


瞬は、奥歯をギリッと噛み締めた。

凛が自分以外の観衆の前で、麗しい「女の顔」を見せた事実。

それが、瞬の男としての闘争本能と独占欲を、気が狂いそうなほどに煽り立てていた。


(全部、俺のモンだ。

あいつの視線も、熱も……誰一人、俺の邪魔はさせねえ)


ピーーーーッ!!


主審のホイッスルが高らかに鳴り響き、キックオフが告げられた。



3.孤立の王様と、歪んだパス


試合開始早々、スタジアムの異様な空気がそのままプレーに直結した。


「オラァッ!!」


豪狼大学の選手たちが、ボールを持つ深海大学の選手に対し、まるで削り合いの闘技場のような荒々しいタックルを仕掛けてくる。

葛城姉妹のノイズに当てられた彼らのプレーは、ファウルすれすれの激しさだった。


「ぐわっ……!」


深海大学のディフェンダーが、激しいチャージを受けてピッチに転がる。

ボールを奪った豪狼大学が、一気に深海陣内へと雪崩れ込んでくる。


(……チッ。

どいつもこいつもうるせえ!)


瞬は、自陣深くでボールを受けると、前線へと顔を上げた。

普通なら、ここでフリーの味方にパスを出してリズムを作る場面だ。

太陽の支援室で『パスの起源(モブフットボールの歴史)』を追体験し、仲間を信じることの重要性を頭では理解していたはずだった。


「瞬!こっちだ、フリーだぞ!」


右サイドを駆け上がる味方の声。

瞬の足が、パスのモーションに入る。

だが、その瞬間。


『あなたがボールを手放さないのは、彼女の視線を独り占めしたいからでしょ?』


葛城奏音の、あの蠱惑的こわくてきな囁きが、フラッシュバックのように瞬の脳内を駆け巡った。


(……俺が、あいつの視線を釘付けにするんだ)


瞬のEgo Cubeが、激しい嫉妬の重力によって強引にその形を歪めた。

自己一致率(C)が、パス(他者への信頼)から、ドリブル(自己顕示欲)へと急速にブレたのだ。


「……どけッ!!」


瞬は、パスのモーションを強引にキャンセルし、ボールを足元に置いたまま、一人で敵陣のど真ん中へとドリブルを仕掛けた。


「おい、瞬!

何やってんだ!」


味方の悲鳴に近い声が響く。

瞬のドリブルは、確かに規格外だった。

相手の荒々しいタックルを、紙一重のボディフェイントと圧倒的なスピードで次々とかわしていく。

一人、二人、三人。

スタンドからは、その人間離れした個人技にどよめきが上がる。


「……すげえ、御影の奴、一人で全員抜き去る気かよ!」


だが、観覧室から見下ろす太陽の顔は、険しかった。


「……ダメだ。

彼は今、自分の巨大な質量(嫉妬)に振り回されて、空間の重力に押し潰されようとしている。

自己一致率(C)が限りなくゼロに近い」


太陽の言う通りだった。

瞬の個人技は、長くは続かなかった。

いくら天才でも、強豪校の屈強なディフェンダー数人に完全に囲まれれば、ボールを失うのは時間の問題だ。


「もらったァッ!!」


豪狼大学のキャプテンが、瞬の死角からボールに触れた。


「……しまっ!」


瞬が気づいた時には遅かった。

ボールは弾き飛ばされ、瞬自身もバランスを崩してピッチに激しく叩きつけられた。


「うおおぉぉぉッ!!」


ボールを奪い返した豪狼大学が、狂乱の歓声と共に一気にカウンターを仕掛ける。

孤立した瞬のボールロストが致命的なピンチを招き、深海大学は前半終了間際に痛恨の先制ゴールを許してしまった。



4.ハーフタイムの亀裂


「……御影!!

お前、さっきのは何なんだよ!」


前半終了のホイッスルが鳴り、ロッカールームへと戻る通路。

深海大学のキャプテンが、瞬の胸ぐらを掴んで壁に押し付けた。


「あの場面、俺が完全にフリーで呼んでただろ!

なんでパスを出さねえんだ!」


「……うるせえ。

俺が一人で突破した方が、点が取れる確率が高かっただけだ」


瞬は、キャプテンの腕を乱暴に振り払い、視線を逸らした。


「ふざけんな!

この雰囲気のせいでチームのリズムがガタガタなんだよ!

みんなお前からのパスを待ってるのに、お前が周りを使わないでどうするんだ!」


他のチームメイトたちも、キャプテンに同調して瞬を睨みつける。

ロッカールームの空気は、最悪の『負の自己一致(チーム崩壊)』へと向かっていた。


(……クソッ。

俺だって、パスを出すつもりだったんだ)


瞬は、ロッカーのベンチに座り、タオルを頭から被った。


(でも、ボールを持った瞬間……凛の顔がチラついて、どうしてもボールを手放せなかった。

あいつの熱を、俺一人で受け止めてやりたかった……!)


自分の奥底にある生々しい欲求(ドロドロした泥水)。

太陽はそれを『肯定しろ』と言った。

だが、それを肯定した結果、瞬はチームの中で孤立してしまった。


「……どうすればいい。

俺の、この重すぎる熱を……どうやってコントロールすれば……」


瞬のEgo Cubeは、嫉妬と後悔の重力で押し潰され、かつてないほどにひび割れ、悲鳴を上げていた。


「……御影くん」


その時。

ロッカールームのドアが開き、静かな声が響いた。

神野太陽だった。


「……あんたか。

説教なら、後に……」


瞬が顔を上げようとした瞬間。


パァァァンッ!!


ロッカールームの空気を切り裂くような、鋭い乾いた音が響いた。

全員が息を呑む。

太陽が、タオルを被ってうつむく瞬の頬を、一切の手加減なしで平手打ちにしたのだ。


「……なっ!?」


瞬は、吹っ飛んだタオルと共に顔を上げ、信じられないという顔で太陽を睨みつけた。

頬が赤く腫れ上がり、ジンジンとした痛みが走る。


「……御影くん」


太陽は、自らの右手を見下ろしながら、低く、しかし氷のように冷たい声で言った。


「君のEgo Cube(器)は今、完全にノイズに支配されている。

……君が一人でボールを抱え込んでいるのは、誰かに見せつけるためなんかじゃない。

自分が傷つくのが怖くて、チームメイトに『自分のエゴ』を預けることから逃げているだけだ」


「逃げてるだと……ッ!」


瞬が立ち上がり、太陽に掴みかかろうとする。

だが、太陽は一歩も引かず、黄金の瞳で瞬を真っ直ぐに射抜いた。


「そうだ。

君は、パスを出してミスされることを『裏切り』だと思っている。

だから、一人で抱え込んで自滅する。

……それが、どれほど独りよがりで、ちっぽけなプライドか、君自身が一番よく分かっているはずだ」


太陽の言葉は、針のように瞬の急所を的確に突き刺した。


(分かってる……。

俺は、アイツら(仲間)を信じてパスを出して……もしそれで点が取れなかったら、俺の描いた完璧なシナリオが崩れるのが……怖いんだ)


「……御影くん。

君の抱える欲求を、否定する必要はない。

その嫉妬も、独占欲も、誰よりも大きい君のエネルギーだ」


太陽は、少しだけ声のトーンを和らげ、瞬の肩にそっと手を置いた。


「だが、その巨大なエネルギーを、一人の肉体で抱えきれるはずがない。

……風見さんが100メートルを駆け抜けたように、君も自分のエゴを『解放』しなければならない。

サッカーにおける解放とは……君の持っている想像力イマジネーションを『仲間に共有する』ことだ」


太陽は、ロッカールームにいるチームメイトたちをゆっくりと見渡した。


「彼らは、君のボールを受け止める準備ができている。

……君のエゴを反転させて解放すればいい、それを彼らに預けて空間を切り裂くんだ」


「俺の……想像力イマジネーションを、託す……」


瞬は、自分の足元のスパイクを見つめた。


『君のその「熱」と「嫉妬」を、ピッチという枠組みの中で正しく爆発させるために』


数日前の支援室で、太陽が見せてくれた『中世モブフットボール』の幻影。

泥まみれでボールを奪い合う野蛮な闘争の中から、仲間を信じてボールを空高く蹴り上げた、あの美しいパスの軌道。


(……俺は、ゲームメーカーだ)


瞬の胸の奥で、ひび割れていたEgo Cubeが、再び熱を帯びて脈打ち始めた。


「……分かった」


瞬は、腫れた頬を乱暴に手の甲で拭い、キャプテンの方へと向き直った。


「さっきは、悪かった。

……後半、俺は絶対にボールを離す。

だから、お前ら……俺の想像力に、死ぬ気で食らいついてこい」


ぶっきらぼうな、しかし一切の迷いのない瞬の言葉。

キャプテンは、数秒間瞬の目を見つめ返し、やがて力強く頷いた。


「……ああ。

お前の想像力イマジネーション、俺たちが全部再現してやるよ」


ロッカールームの空気が、一気に変わる。

負の重力に押し潰されていたチーム全体が、瞬という強烈な「基準点ゼロ」を認識したことで、一つの巨大な「Ego Cubeネットワーク」を構築し始めたのだ。


「……さあ、後半戦だ。

行こうぜ!」


キャプテンの掛け声と共に、深海大学の選手たちがピッチへと駆け出していく。

太陽は、最後尾を歩く瞬の背中を見送りながら、小さく息を吐いた。


(……これで、彼の中に『自己一致率(C)』を定着させる準備は整った。

あとは、彼がピッチ上で、その方程式を証明するだけだ)



5.観測される光の軌道


後半戦、キックオフ。

深海大学ボールで試合が再開される。

豪狼大学は、前半の勢いそのままに、さらに荒々しいプレッシャーをかけてきた。


「早めに潰せ!

相手にボールを持たせるな!」


怒号が飛び交う中、瞬にボールが渡る。

瞬の周囲に、三人の敵選手が一気に群がる。

前半の瞬なら、ここで強引なドリブルを仕掛け、ボールを奪われていただろう。


だが。


(……俺の熱は、ここじゃ止まらねえ)


瞬は、ボールを持ったまま、ほんの一瞬だけ、メインスタンドの『彼女』のいる場所へと視線を向けた。


『私の全部、あなたに見せつけてあげる』


午前中、凛が放ったあの圧倒的な美しさと、挑発的な微笑み。


(見てろ、凛。

俺の全部もさらけ出して……お前に見せつけてやるよ)


瞬の胸の奥で、強大な質量(P)である凛への想いと、嫉妬の感情が『正の自己一致(C)』によって制御され、爆発的なエネルギー(E)へと変換された。


ドクンッ……!!


瞬のEgo Cubeを覆っていた「拒絶のトゲ」が完全に消え去り、代わりに、周囲の空間(敵味方全員の位置、相手の重心、風の動き)を全て掌握する、美しく広大な『Ego Cubeの波形』がピッチ全体に展開された。


「……行けッ!!」


瞬は、敵のタックルが触れる数センチ手前で、右足を鋭く振り抜いた。


パンッ……!!


乾いた破裂音と共に放たれたボールは、まるでレーザービームのように敵陣の空間を切り裂いた。

それは、ただの速いパスではない。

受け手である味方フォワードのスピード、歩幅、そして「俺を信じて走れ」という瞬の『想像力』が再現された、奇跡の軌道だった。


「……うおおぉぉッ!!」


味方フォワードは、瞬のその絶対的なパスに導かれるように、無意識のうちに限界を超えるスピードで駆け上がり、敵のディフェンスラインの裏へと抜け出した。


ピタリ。

ボールは、フォワードの足元に、魔法のように柔らかく収まった。


「……いっけぇぇぇぇッ!!」


スタジアム中の視線が集まる中、フォワードが渾身の力で右足を振り抜く。

ボールは、相手ゴールキーパーの手を弾き飛ばし、ゴールネットに突き刺さった。


ゴォォォォォォォォルッ!!!


スタジアムが、数秒の静寂の後、爆発的な大歓声に包まれた。

同点ゴール。

葛城姉妹のノイズによって淀んでいたスタジアムの空気を、たった一本のパスの軌道が、完全に浄化し、純粋な『芸術スポーツへの感動』へと昇華させた瞬間だった。


「……よし!!」


観覧室で、太陽は深く息を吐き出し、モニターに映る波形を見つめた。

瞬を基準点ゼロとして、複数のEgo Cubeが集まり、チーム全体で一つの巨大な仮想Ego Cubeを構築していた。


「行動(A)と、誰かへの強大な想い(P)。

……それを、自らの意志(自己一致率C)でコントロールし、他者への信頼パスとして出力させた。

……彼の方程式は、今、証明された」


太陽の瞳に、深い安堵と、確かな手応えが宿る。

ピッチの中央で、同点ゴールを決めたフォワードが、泣きそうな顔で瞬に抱きつく。


「うおおぉぉッ!!!

瞬……!最高のパスだったぜ!」


「ギリギリだったじゃねえか!

まだまだスタートのタイミングが遅せえよ。

次はもっと厳しいコースに出すからな」


瞬は、相変わらずぶっきらぼうな口調だったが、その口元には、これまでにない本物の笑みが浮かんでいた。


そして瞬は、群がるチームメイトたちの輪の中から、再びメインスタンドを見上げた。

そこには、ウィンドブレーカーのジッパーをしっかりと上まで上げ、両手を口元に当てて、自分のことのように涙ぐんで喜んでいる風見凛の姿があった。


(……俺の熱、届いたかよ)


瞬は、小さく右手を突き上げた。

スタジアムの熱狂は、最高潮へと向かっていく。


太陽の導き出した『キャリア理論の方程式』が、二人の若きアスリートの肉体を通して、この現実の世界で美しく証明された瞬間だった。

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