第七部
朝6時50分。
あぁ班長会だ・・・
もう行かないと・・
「志恩ちゃんもう行くの?7時前よ?」
と叔母さん。
「あぁうん。班長会があるから」
「あら、志恩ちゃん班長だったの。いってらっしゃい」
「行ってきまーす」
普通どおりに行けば始業は9時。8時半に出て行けばいいのだが・・・
まだ寝ている厘や楓、兄ちゃんを置いて先に行くことにした。
班長会は7時半から。
今からチャリで行けば余裕だ。
空いた時間で睡眠稼げばいいや。
桜が葉桜に変わっている。
もう夏が近いな・・・
「ふぁ~・・・」
最近やたらと眠い。
今日は・・・あぁ5時間しか寝れてない。
なんて考えながらペダルを漕いでいると、もう一つの影が見えた。
「あ、緋李那ちゃん!」
「あー志恩ちゃん!おはよ~w」
同じ班長会のメンバーで五班班長の千石緋李那ちゃん。
う~ん今日も長い髪をツインテールにしていてとてもかわいらしい。
え?お前レズ?だって?
ぶっ殺すぞ。
「大丈夫?志恩ちゃんやたらと國分にちょっかいかけられてたけど」
「あぁあんくらい大丈夫だよwガキだもん」
「そうだね」




