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遊郭のくすぐり少女  作者: nice tickle


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第1話 初めてのお客にくすぐり攻撃

遊郭の奥座敷には、いつも湿った甘い香りが漂っていた。

お雪は今日も、薄い浴衣をはだけさせながら、鏡台の前で小さく息をついていた。顔は白く、頬はわずかに上気している。それは病のせいだ。他の遊女たちは、そんなお雪を「幽霊娘」「病みつき」と陰で呼び、食事の膳から箸一本すら分け与えなかった。

客の前では「お雪は身体が弱いから」と笑いものにされ、誰も指名などしてくれない。今日もまた、誰も彼女のもとを訪れなかった。


夕日が座敷を赤く染める頃、女楼主の声が、廊下の向こうから鋭く響いた。


「お雪! 客だ。来なさい」


お雪はよろよろと立ち上がり、髪を軽く整えて座敷へ向かった。

そこにいたのは、垢じみた粗末な仕事着を着た、十五歳ほどの少年だった。お雪と同い年くらいだろう。

顔は日に焼け、指先は荒れていたが、目だけはどこか純粋で、怯えた子犬のようだった。


「お金、これだけなんですが……」


少年は震える手で小さな布袋を差し出した。チャリン、と小さな音がした。見た目からも、中身がわずかであることが伝わってくる。女楼主は鼻で笑い、袋をひったくるように奪う。


「これっぽっちで遊べると思うたか? けど、まあいい。お雪に相手させたるわ。」

「お雪、その持ち金、全部取ってきなさい。できなんだら、明日の朝にはこの楼から叩き出すからな」


お雪の細い肩が、びくりと震えた。追放なんてされたら……。この寒い季節、病弱な身体で街をさまよえば、数日ともたない。


「……わかりました」


お雪は小さく頷き、少年を奥の部屋へと導いた。障子を閉め、灯りを落とす。


「わ、わたし、お客さん……初めてで……その……」


初めてのお客に、お雪は緊張しながらも、一生懸命話しかけようとした。


「……だ、大丈夫。俺も遊郭で遊ぶお金なんてなくて…初めてだから、優しくしてくれると、う、うれしい……」


よく見ると、少年も緊張した様子で正座していた。それを見たお雪は少し安心しながら、少年に近づく。彼女は慣れない手つきで少年の帯に手をかけた。しかし、病弱ゆえに力が入らず、帯はなかなか解けない。もどかしくて、指先が少年の腹部を何度も擦ってしまう。


「ひゃっ……!」


少年の体がぴくんと跳ねた。お雪は一瞬動きを止めて、少年の顔を見上げる。少年は両手で口を押さえ、耳まで真っ赤になっていた。


「……くすぐったいの?」


小さな声で尋ねると、少年はこくこくと頷く。目が潤んでいて、恥ずかしさでいっぱいのようだ。

お雪の唇に、ほんのわずか、悪戯っぽい笑みが浮かんだ。今まで誰にも必要とされず、蔑まれてきた自分が、こんなにも簡単に相手を「支配」できる瞬間が、初めて訪れた。

彼女は帯を解くのをやめ、代わりに両手の指を広げて、少年の着物の前をそっと持ち上げた。露わになった少年の腹は、日に焼けた肌とは裏腹に、意外と白くて柔らかかった。

指先を、爪を立てずに、そっと腹の中央に置く。そして、ゆっくり、ゆっくりと円を描くように、こしょこしょと動かし始めた。


「ひゃはっ……あははっ、や、やめっ……!」


少年の身体が仰け反り、両手でお腹を庇おうとする。だがお雪はすでに次のくすぐり攻撃を始めている。指を十本とも広げ、脇腹の柔らかいところに、軽く爪の先で引っ掻くように這わせる。

こしょこしょこしょ……こしょこしょ……


「ひゃあああっ! だ、だめ、そこっ、そこ弱いっ……!あはははははっ! やめっ、やめてぇっ!」


少年は笑いすぎて息が続かなくなり、膝をついて崩れ落ちてしまう。

お雪は少年の両腕を軽く押さえつけ、今度は指一本ずつ、ツンツンと突きながら脇腹から腰骨のくぼみへと手を這わせていく。次に、両手で、腰のあたりをモミモミ、こしょこしょと左右に往復する。


「ひゃうっ!? うわっ、うわああっ!」


甘い刺激に少年の腰が跳ね上がり、袴の前がわずかにずれる。その拍子に、お雪の小指が、偶然、少年の股間の膨らみを、こしょこしょこしょっと撫でてしまった。


「……~~っ!」


少年の笑い声が、一瞬途切れる。代わりに、びくんっ、と全身が硬直した。お雪は見逃さなかった。袴の下で、熱を持って膨らんでいる部分を。

彼女の瞳が、ほんの少し妖しく光る。


「……ここも、くすぐったい?」


指を布の上から、そっと這わせる。爪の先で、股間の膨らみの輪郭をなぞるように。そして、親指の腹で、ゆっくり円を描きながら、こしょこしょ、くにくに、先っぽを優しく擦る。


「ひゃっ……あっ、あはっ……!く、くすぐったい……のに……っ!気持ちいい……っ!あはははっ……んんっ!」


少年の声が震え、笑いと喘ぎが混じり始める。腰が勝手に小さく前後に揺れ、お雪の両手に向かってまるでおねだりしているようだ。少年の理性は指から逃げようとするのに、本能が股間をお雪の指に擦り付けてしまう。


「もっと、気持ちいいこと……してあげようか?」


お雪は囁きながら、布越しに親指と人差し指で、先端の敏感な部分を軽く挟むようにして、小刻みに震わせた。

こしょこしょこしょ……くにっ、くにっ……


「うあっ……! や、やば……っ、気持ち……いい……っ」


少年の目尻に涙が浮かび、口元は笑いすぎてだらしなく開いている。彼の下半身は正直に、布を押し上げるほど硬く張りつめていた。

お雪は満足げに微笑む。病弱で、いつも蔑まれてきた自分が、こんなにも簡単に、相手を気持ちよくできるなんて。


「ねえ……お金、全部くれる?」

「えっ……?」

「気持ちいいでしょ?もし、あなたのお金全部……私にくれるなら……もっと、もっと、くすぐってあげる」


少年はもう、抵抗する言葉すら出てこなかった。ただ、震える声で、


「……う、うん……全部……あげるから……っ」


と、泣き笑いの表情で頷くだけだった。お雪の細い指が、再び少年の股間へ忍び寄る。


「ありがとう。……じゃあ、ご褒美のコチョコチョだよ?」


こしょこしょこしょっ……くにくにくにっ……こちょこちょこちょ


お雪の繊細な指が10本とも股間に集中し、竿を上から下までコショコショと責める。一番下まで下がると、今度は先端の割れ目をコショコショと擦る。

女性に股間を触られたことのない少年にとって、それはあまりにも激しい刺激だった。


「うあっ……!い、いっちゃううう!」


その声とともに、少年はビクンビクンと絶頂してしまった。


お雪の初めての仕事は、くすぐりのおかげで成功したのだった。


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