七話
そろそろ勉強しないと…さすがにヤバイなぁ
この大陸に住んでいる動物は、かつての世界にいたときにいた動物に似ているものもいるが、よく見てみると似ているが違う動物だということが分かる。
三木が兎や鹿、狼と呼んでいるものも、兎は前歯が異常に長いし、鹿は角が光っている。
狼に至っては1m以上の大きさがあったりした。
そんな訳で、生態系が違っているのだから、地球にもいない生物がいたとしても可笑しくないということが言いたかったわけである。まる。
という訳で、あれから半年が経ちました。
ステータスも、もりもり上がって今では狼10匹程度なら軽くあしらえるようになりました。
はい、立派な人外ですね。
メラも今では顔の大きさの火の玉が出るようになったし、何か達成感があるよね。
新しい能力としては、肉体操作を開放してみましたw
だって、髭とか凄いことになってたんだもん。
髪はナイフとかで切れるからいいけど、髭は剃れないし。
20位上げて、髭を少しづつ失くしていきました。
お陰で、俺の顎はいつもツルツルだぜ。
将来、髪の毛の心配もしなくていいし、何て便利な能力なんだ!
「でも、着る服はどうしようもないんだよなぁ…」
ここに来たときに着ていた服はもうぼろぼろだ。
まぁ、こんな生活してたらすぐぼろぼろになるよね。
「早く人と接触しないと、着る服が無くて会うことが出来ない、何てことになるかも…」
それは嫌だな。なんてことを考えていると、玄関からガタッと何か音がしたのを聞いた。
俺は近くに立てかけておいた槍を手に取ると、そっと扉の横に立ち、様子を窺って見た。
「…何の音もしないな…」
以前狼が来たことがあったのだが、その時は扉を開けようとがりがりやってたのでそれとすぐ分かったのだけれども。
「開けてみるか…」
俺は扉の正面に立たないようにドアノブを捻り、足で蹴ってドアを開けた。
同時に槍を構えてドアの外に穂先を向ける。
「何もいない…?」
果たして、目の前には狼や動物の姿はなかった。
そして、安堵のため息をついた俺は視線をついと下に向け、そこでうつ伏せで倒れている小さな生物を発見したのである。
「た、助かりました~」
と目の前で、凄い勢いで俺謹製の鍋を食べている小さいやつがのたまった。
「いやいや、こういうのはお互い様だって。行き倒れなんて大変だったな」
そうなのだ。
この小さい生き物は、仲間とはぐれて迷った挙句に、家の前で力尽きてしまったようなのである。
名前は、ヤノプ。種族をドワーフというらしい。
…まさか、ドワーフがいるとは。これは本格的にファンタジーの世界のようだ。
「しかし、ドワーフだったら、力強そうだし、その辺の動物でも狩れば良かったんじゃないか?」
「それがですね…。ちょうど新しい鉱山を見付けて下調べに行って来た後、キラーアントに襲われて腕を怪我してしまって…」
そう言って、右腕の二の腕を見せるヤノプ。気付かなかったけど、意外と傷深いな。後で治療しておこう。
キラーアントは多分この間見たでっかいアリのことだろう。
虫がでかくなると気持ち悪いよね。
「それは大変だったな。しばらくゆっくりしていくといいぞ。食料もたっぷりあるし」
「ありがとうございます。それじゃあ、傷が治るまでお邪魔させていただきますね」
いや、久々に人と話すことが出来てちょっと浮かれてるな、俺。人じゃないけど。
それにこのヤノプから色々情報を聞けるかもしれない。
そんなことを思いながら、俺は一緒に鍋を食べ始めるのであった。
レベル 6 経験値 352 次のレベルまで 98
力 32.8
防御力 22
速さ 74.8
体力 52.8
運の良さ 18.2
賢さ 54.4
言語理解 18.4
直感 108.7
弓技能 8.3
剣技能 14.2
槍技能 82.8
短剣技能 24.6
魔法 54.2
肉体操作 26.8
振り分け可能ポイント 32
装備 槍




