Episode:地球からの知らせ(3年と半年で弐本は沈む)
スキル実験につかれ、全員就寝中・・・
「き・・聞け・・そし・て・・・見よ・・・・伝導・する・・者よ。」
と成神の思念に話しかける黒い影のようなものがあった。
「なに?急に・・誰? 人?・・じゃない? 何・・」
「金縛り・・ということは・・夢・・・・」
「我は・・地球・・・地球の意思ヲ伝える・・思念。」
「地球の思念?地球って話すのか・・?」
「伝えるゾ・・・3年半後・・・2025年10月17日の・・・弐本ダ・・見るとイイ。」
「なっなんだ、弐本はどっ何処だ? うん?北道の上半分・・沖島と九国の上の方・・しかない!! それに小笠の島々だけか? なぜだ・・」・
「伝えたゾ・・・汝ら目覚めし・・モノよ・・見せたゾ・・・弐本の姿を・・・協力して・・助けよ・・・・生きとし生けるものたちを・・・・その力が・・・・そなたたちには・・あるはずダ。」
「と、言われても・・突然すぎて・・・信じられないし、誰かに説明もできない。信じてもらえる訳がない、そもそも。この私ですら、信じ・・・」
「記憶シロ・・・思念に、22年4月18日13時30分ストラ島始まりの時、4月25日7時54分東弐本、5月10日19時32分ネール、5月26日3時11分イド西部、5月29日10時8分エクアド、6月5日15時42分ミンダナ・・」
「待て、待ってって、私の頭にデータを勝手に書き込むのは・・」
「6月22日17時25分メキシー、7月2日9時21分トガ、・・・」
「何時までやるんだ・・そうか、25年のその日までの天変地異のデータを書き込んでいるんだな・・・それが証明になると・・・」
「・・7月11日12時8分四川、7月30日0時2分イン・バム、・・・・」
「なら、すべてを私の脳にUPDATEしておいて・・・役立てるよ・・きっと・・」
成神はそのまま、眠りについた。
翌朝。
「オーイ、聞いてくれ、地球の声を私は聞いたぞ・・」とみんなにビッグニュースを伝えた
真っ先に成神のビックニュースに飛びついたのは神原だった「どこでさ・・」
「夢の中かな?・・」
テントからあくびをしながら這い出してきた榊も加わった。
「んだよ、朝っぱらから、寝ぼけるのも大概にしとけよ。」
御神は成神の顔を見ながら榊の言葉を手で遮った。
「まぁまぁ・・それで、どんな夢でした?」
「夢じゃないけど、夢の中で・・?どっちでもいいよ、そんなこと・・2025年10月17日に弐本は、北道と九国・沖島の一部を除いて消滅するって、それで生きとし生けるものを救済しろって・」
文句を遮られて不機嫌そうに榊が訪ねた「誰がよ・・?」
成神は少し小さめの声で「ちっ、地球?」と伝えた。
それを聞いて不機嫌だった榊の表情が一変した。
「ウッうわっはっはぁー、地球って、どんだけスケールがでかい夢見てんだよ、成神さんよ。」
「そう、私も信じていない、でも、これから起こる情報も、私の脳にUPDATEされてるし、それを確認していくしかないと思っている。」
自信なく話す成神を御神はフォローした。
「確かに、私たちの力の目覚めは、何か意味があるかもしれません・・それが・・コレ?」
早く情報が聞きたい神原は、成神に顔を近づけ答えを迫った。
「でさー、でさー、その情報ってどんなのよ、聞かせてよ。」
成神は昨日の出来事をかいつまんで説明し、確信の情報を話し出した。
「22年4月18日13時30分ストラ島始まりの時だって、その後4月25日7時54分東弐本って、25年10月17日までずぅーっと私の脳に書き込まれているようです。」
信じられないという表情で、榊は成神に強い口調で言い返した。
「ということは、三日後の4月18日13時30分に何が起きるかっつぅことだな、見るまで信じねーぞ、そんなこと。」
成神の話を疑うことなく聞いていた御神は、榊の顔を見ながら諭すように話した。
「もし、その情報が当たっていて、何か天変地異のことなら、事前に知らせてあげれば、多くの人の役に立てることになりますね。」
成神の話をまだ信じていない榊は、御神の意見にも不満を言った。
「ほっとけよ、仮にそうだとして、天変地異は防ぎようがないんだろ、そんなもん信じてもらえないし、その通り起きたら、弐本が何か兵器で起こしたとか言われかねないぜ。」
神原は榊の仮説に意見を合わせた。
「そこまでは、さすがにないと思うけど、まず、信じてもらえないし、信じてもらうのって結構大変だと思うけど・・」
「だろーっ、弐本の誰に言って、信じてもらうんだよ。3年半後に消えてなくなる弐本を救うって。」
「まぁ、誰だか何だかわからないけど、託された私は、何とかしないといけないと思っていますよ。そのための力だと。」
強い決意を表明した成神に、榊はしぶしぶ納得しようとしていた。
「けっ、ずいぶんなお荷物、しょい込んじまってよ。自分らのこともままならねーのになっ。」
「いいじゃん、とりあえず三日後を待ちましょう!もし、ズバリ賞だったら、私たちの目標は”弐本救済”ってことで・・」
「神原!簡単に言ってくれるなっ。」