秋の恋 ep42【終】
火曜日。学校にて。
秋「おはよう。陵。」
陵「なあなあ…お前…やったな?」
秋「やったって何が…」
陵「告白したろ?汐音ちゃんに。」
秋「なんで知って…!」
陵「玲那が汐音ちゃんとつながってるもんでな…知ったんだよ…」
秋「まだ3日目なのに…めんどくさい奴にバレたな…」
陵「めんどくさいっていうなよ…でもおめでとうな。お前に彼女ができるとは思ってなかったよ…」
秋「私も正直好きな人ができるとは思ってなかったよ…」
陵「いなさそうだったもんな…好きな人。」
秋「まあありがとうね?一応。」
陵「幼馴染だからな!」
それからしばらくたち、普通に授業は進んでいった。
秋[あんまり多くの人にはバレてないのか…?]
そう思っていた矢先、休み時間のすれ違いざまに、藤宮に話しかけられた。
藤宮「告白おめでとう。」
秋「えっ…?」
どうやら藤宮にもバレていたらしい。
そして休み時間、藤宮に呼ばれた。
藤宮「秋ならきっと周りに聞かれるのは嫌でしょ?」
秋「まあね…」
藤宮「おめでとうね。」
秋「ありがとう。」
藤宮「これお祝いね。」
そして藤宮は私に2袋のクッキーを渡された。
秋「クッキー⁉」
藤宮「彼女さんと食べなよ。」
秋「ありがとうね…」
渡されたクッキーはある程度良いお店の有名なクッキーだった。
秋「今度なんかお返しするよ…」
藤宮「別に大丈夫だよ!」
秋「本当にごめんね…ありがとう。」
藤宮「もうそろそろ教室戻らないとね。」
秋「そうだね。ありがとう。」
そして授業を受け、放課後。
秋「汐音。帰ろ?」
汐音「秋⁉ここ中等部だよ⁉来たの⁉」
秋「汐音も高等部に来てたじゃんか。」
汐音「確かにそれはそっか…」
中等部の生徒たち「あの人生徒会長だよね…⁉汐音ちゃんの彼氏なのかな⁉」
汐音「じゃあ帰えろっか!」
秋「そうだね。」
そして私たちは学校の外に出た。
秋「じゃあ今度パフェでも食べに行こうか。」
汐音「そうだね!」
そして私たちは日々を過ごしてゆくのだった…
16年後…星ヶ丘学院職員室にて。
私「…今日の仕事も終わりか。」
女性「お疲れ様です…」
私「私はもうそろそろ帰りますよ。」
女性「部活動指導もありませんしね。」
私「それじゃあ私は帰ります。お疲れさまでした。」
女性「お疲れさまでした。」
私は徒歩で帰宅した。
その道はかつて中高一貫、6年間通った道でもあった。
家の扉を開けると、元気な娘と妻が迎えに来てくれた。
娘「おかえり!ぱぱ!」
妻「おかえり。パパ。」
私「ママ。灯。ただいま。」
妻「なんだかうれしそうね。」
私「いや…私が汐音と付き合い始めたころのことを思い出してね。」
妻「急に告白してきてびっくりしたんだからね…」
私「じゃあせっかく灯も小学校に入学したことだし一緒に連れて雅行く?」
妻「秋はやっぱり甘いものが好きね…」
私「おいしいから仕方ないでしょ~」
妻「じゃあ今度行こっか。」
灯「パフェ食べるの⁉行きたい!」
私「安心しろ。入学祝で連れて行ってやるからな!」
今でも私は幸せに暮らしています。
星ヶ丘学院元第10期,第11期生徒会長長谷秋の人生に悔いは残らなさそうです。
最終回まで読んでいただきありがとうございました!
とにかく完結を目標として作った作品なので、完結を求めて書き続けていました…
正直ちゃんと見ればもっと伸ばせるEPとかもあったはずなので、(いつかは)リメイクしたいなぁと思っております。
改めまして!秋の恋愛を描いた本作、秋の恋を読んでいただきありがとうございました!




