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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  2月

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いかれこれ

 昨日の選挙結果と関係することですが、タイトルは選挙関連の言葉ではありません。


 野党の選挙結果でちょっと面白いことがありました。中の付く新婚早々の党ですが、その当選結果が見事に割れていました。

 

「うちは比例の上位リストに載せてね、その代わり小選挙区ではうちの応援団体にそちらの立候補者の名前書かせるから」

「そうだね、今までは与党に投票してくれていたそちらの応援団体の人がいてくれたら、小選挙区はうちの立候補者がみんな当選だね」

「二人で仲良くしようね」


 なんて会話があったかどうか分かりませんが、そういう風に分担して、うまいことやれるはずだった某野党、フタを開けてみたら比例名簿の人は当選したけど、小選挙区は軒並み負けて、有名な人まで議席を失う結果となりました。


 その比例の方ですが、あれだけ党が負けてるのに、名簿上位に並んだ党の方は、


「え、前より当選人数増えてるじゃん」


 と、おいしい結果となりました。


 そのことを知った時、思わず、


「なにこれ、こっちの党いかれこれやん」


 と言ったら、


「いかれこれって何?」


 と聞かれることになりました。


 そういや私も久しぶりに使いましたが、本当にこの言葉がぴったりの結果となったもので、思わず使ってしまってました。


「いかれこれ」


 とは、


「してやられた」


 みたいな感じですが、なんというか、


「うまいこと言われてのせられて損させられた」


 みたいな意味ですか。


 例えば何人かの人、今回の例だと二人で一緒にあることをして、一緒に得しようと思ったのに、やってみたら一人は得をしてもう一人はその分損をかぶせられたみたいな時に使います。


 今回は小選挙区をがんばった党はもう一つの党の応援団に応援してもらい自分もウハウハと思っていたら、なんのこっちゃないこっちは全滅、相手はおいしい結果となったので、片方だけが損して「いかれこれ」だなと思ったというわけです。


 関西弁だろうと思って調べたら、大阪の言葉となってましたが、神戸も使ってましたよ。なので大阪と言うよりは、古い関西弁なのかも知れません。私も本当に久しぶりに使いましたし、今回のことがなかったら、また何年も使ってなかったかも知れません。


 とにかく、選挙のおかげでまた一つ、関西弁を紹介できてよかったと思っています。


 しかし、ほんまにあそこは「いかれこれ」やなあ。責任者、


「失敗したら政治家引退のつもりです、絶対成功させます」


 とか、


「負けて万死に値する」


 とか言ってましたが、自分は小選挙区で当選してたし、本当に引退するんでしょうかね。小選挙区なので、引退して当選辞退しても同じ党の人が繰り上げにはなりませんし、はてさてどうするんだろう。


 一緒になったお相手の責任者は一応自分ちは減ってないんですが、責任者はやめるらしいので、その後どうするのかとか、色々とこれからも何があるのか興味がある出来事です。


 いかれこれ~

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