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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  6月

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つるつるさらさらロングヘア

 今朝、テレビを見ていたらある事件の容疑者が連行されるシーンが放送されていました。


 建物から連れ出されるその容疑者、一番最初に目についたのが、


「つるつるさらさらロングヘア」

 

 だったんです。


 両側を警察らしき人にはさまれて、長い髪の毛がさらっと落ちているので顔は見えませんでした。


 ですがその姿を見て、私が思ったのはこうでした。


「まだ若い女性か」


 ところが、犯人の名前を見ても男性、その後の顔を見ても男性。


「え、男?」


 正直ちょっとびっくりしました、そのぐらいきれいな髪だったんですよ。


 容疑はオンラインカジノの何かで、3000億円以上の売り上げだかなんだかで、報酬が、


「100億円」


 って、すごい儲けだ!


 それを聞いて思わず思ったのはこうでした。


「それだけ収入があったから髪の手入れもできたのかなあ」

 

 人にそう言ったら、


「え、そっち?」


 と笑われましたが、髪のお手入れって美容に対する情熱のある人はもちろんでしょうが、高収入でいい美容院に行ってるとか、お高いシャンプーやトリートメントを使ってるとかだとやっぱり違いますよ。


 あの容疑者が元々髪への思い入れがあったかどうかは分かりませんが、有り余るほどのお金を手にしてその一部をヘアケアに回した可能性もあると思います。


 ドラマでも小説でも例えば戦火に追われている人、生活が苦しい人、仕事などが忙しくて時間や余裕がない人の髪はやっぱりばさばさですよ。最低限洗ってたとしても梳る時間はなかなか取れないでしょう。髪がきれいということは、ある程度以上の生活レベルでないとやっぱり無理。


 もしも悪いことをして得たお金で手入れしたとしても、やっぱりきれいな髪はきれいです。今朝から何回か目にしてきれいな髪してるなと思いながら、そんなことを考えていました。

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