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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  6月

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ピカール違い

 少し前に、


「テレビドラマに出てた写真立てが持ってるのと一緒だった」


 と書いたんですが、その時に、


「うちのはほったらかしでくすんでるからピカールででも磨こう」


 と言ってました。


 それで持って帰ったんです、土曜日に。ピーちゃんの写真立てと、お仏壇掃除用の「ピカール」を。


 いざ持って帰って磨く前に、一応説明を読んでみたら、


「なになに、ピカール仏壇用はこういうのを磨くのにいいですよっと」


 とそのいいやつを見てみたら、


「仏壇、漆器、ピアノ」


 など、


「木製の物にいい」


 みたいな説明がありました。

 

 写真立ては真鍮製だと思われます。


「あれ、真鍮は? 金属は?」


 どこにもいいよと書いてない。それで調べてみて分かりました。


「ピカールとピカール仏壇用は別物です」


 そうだったのか!


 いやいや、言われてみたら心当たりがあります。これまでお仏壇ではなく「お鈴」を磨いたりしてたんですが、


「言うほどピカールとはならないなあ」


 と思ってたんです。


 そりゃならないはずだ、だってこれ、


「木製をきれいにするピカール」


 だったんだもの!


 つまり、金属をきれいにするには、


「仏壇用じゃないピカール」


 を買う必要があるってことです。なんてこったー!


 ということで、写真立てはまだ磨いてません。とりあえずそういう物を売ってるところに行ったら金属を磨く用のピカールも買ってきます。


 なんて紛らわしいのでしょう。そして、何年も気がつかずにこれでお鈴を磨いては、


「あんまりきれいにならないなあ」


 と、無駄な努力をしていた私……


「説明書はよく読みましょう」


 と、一応自分に言い聞かせておきました。


 まあ、すぐにめんどくさがって、忘れて読まなくなりますけどね!

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