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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年 5月

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完全養殖うなぎの販売

 いつも思うんですが、


「日本人の食にかける情熱って、ほんまに半端ないな」


 これまでも、


「マグロをとる量を制限されたなら育てればいいじゃない」


 って、近代マグロなんてのが誕生して市場に出回ってますし、


「海のないところでもフグの養殖したいなあ」


 と思ったら温泉トラフグなんてのも作ってしまってます。


 他にも色々ありますよね、とにかく、


「食べたい」


 と思ったら、とことんまで追求して実際に食べるまでやってしまう。いやいや、いやしんぼもここまで来るとてっぺん突きつけ抜けてしまってます。


 うなぎに関しても、


「稚魚をとってはいけないのなら、卵から全部育てればいいじゃない」


 ということで、マリワナ海溝なんてところまでおっかけて本当に卵から孵して育てて、実際に、


「テスト販売します」

 

 までもってきてしまいましたよ。


「うなぎ1匹4500円」


 らしいんですが、うなぎってどのぐらいの値段が本当でしたっけ? そもそもその基準がよく分からないので高いのか高くないのかすら分かりませんが、多分高いんだろうな。


 うなぎなんてほぼ年に一回しか食べることがないし、その時によって清水の舞台から飛び降りた気持ちで高いなと思っても買う感じなので、一般的な価格が分かりません。


 なんにしても、ここまできたら普通に売られるようになるまでもうちょっとです。今年の丑の日にはまだまだ間に合わないかも知れないけど、数年後にはお安い値段で庶民もうなぎをたくさん食べられるようになるかも知れません。


 みんなー、もうちょっとだぞー! 日本人で本当によかったなー!

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