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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年 5月

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302/371

作るか変えるか

 朝の番組で、


「ピンチの時にはこう切り抜けよう」


 みたいなことをやっていて、朝の用事とかをしながら聞き流しておりました。


 その中で、


「あっ、バター炒めを作ろうと思ったらバターがない、どうしよう!」

 

 というのがあったので、


「そんじゃバター炒め以外に変えりゃいいじゃないか」


 と私は思ったんですが、そんな時のお助けで、


「なんちゃってバターを作ればいいじゃない」

 

 というのを紹介していました。


 詳しくは覚えてませんが、マヨネーズに二つほど調味料を足したら、


「なんちゃってバターの完成~」


 実際に作ってバター炒めとなんちゃってバター炒めを食べ比べて、


「違いが分からないぐらいおいしい」


 と言ってたんですが、やっぱり私にはこれって必要なのかなとしか思えなかったです。


 だって家で料理するのにバター炒めにしようが醤油炒めにしようが塩こしょう炒めにしようが、いっそ調理法変えて蒸したり煮たりしても何も問題ないでしょう。それをわざわざそういうものを作ってまでどうしてもバター炒めが食べたかったんだろうか。


 同じようにして、色々混ぜてオイスターソースも作っていましたが、それも他の味に変えればいいだけじゃないか、と、番組の企画を元も子もないようなことを思ってごめんなさいですが、私はやっぱりそう思います。


 逆に、どうしてもバターじゃないとだめな場合、例えばケーキを作るとかそういう時にもそのマヨネーズで作れるのかなと思ったんですが、風味を似せるだけなので多分だめでしょう。そんな時には買いに行くか諦めるかだろうと思うんですが、料理の時だけそこまでしてバター風味にする必要があるだろうか、いや、ないと、二重否定のようにして思ってしまいました。


 そういや昔、何かに何かをかけるとこんな味になるというので、


「プリンと醤油でウニの味」


 とか、


「キュウリとはちみつでメロンの味」


 とかってのがありましたが、お遊びとしてやるのなら楽しいですよね。


 だからまあ、このなんちゃってバターもそういうのでやるのはいいと思うんですが、やっぱり基本的にはいらないなあと思ってしまったということでした。

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