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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  3月

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河豚は食いたし命は惜しし

 前回、日本の大福でSNSが盛り上がってたと書きましたが、その時に同じ時期に一緒に見ていたのがこういうコメントでした。


「日本ではふぐという毒にあたったら命を落とす魚を食べると聞きました。解毒剤もないというのに、どうしてそんな危険な魚を食べるんでしょうか。そんなにおいしいのですか。日本に行ったら食べた方がいいでしょうか」


 あまりにもストレートな疑問でさもありなんと思うと同時に、最後の、


「日本に行ったら食べた方がいいですか」


 にちょっと笑ってしまいました。

 

 コメントといっしょに、


「てっさ」


 の見事な写真が上げられてて、本当に芸術のようにきれいでした。


 これにも色々なコメントがあり、中には、


「血に毒が含まれているので、身に毒が残っていないかを見るためにこんなに薄く切る。薄く切ったら血が残っていても分かるから」


 というのがあったんですが、そんな理由聞いたことない。


 私が知っている理由は、


「ふぐは身が硬くて噛み切りにくいので薄く切る」


 だったんですが、一応調べてみたらやっぱりそういうのはなくて、硬いから薄造りするが正解です。書いた人が本気でそう思って書いたのか、それともあえて嘘を書いたのか分かりませんが、そういう嘘が広まってはいけませんよね。


 大体がきちんと、


「毒のある部位は決まっていて、ちゃんと分かって免許のある人が料理をするので大丈夫です」


 と教えてあげていたので、


「日本に行ったら食べてみたい」


 と書いていましたが、確かにそんな恐ろしい魚をわざわざ食べるなんて、どんなおいしさなんだと思うのも分かります。


 でも確かに「てっさ」はおいしいですよ。私は大学の時、基礎ゼミの先生にゼミ生全員、といっても数名でしたが、連れて行ってもらって初めて食べましたがおいしかったです。


 それからこれはもうずっとずっと昔のこと、今からだったらもう100年以上は前のことになるかも知れませんが、私の祖父が、素人ですが自分でふぐをさばいて食べていたと父に聞きました。本当に昔なので、今ほどうるさくなかったんでしょうね、みんな自分でさばいて鍋にしたりして食べていたらしいです。


 その時に、


「毒のあるところをほんのちょっとだけ入れると、ピリピリしておいしい」


 と言ってたらしいので、なんという危険なことをしてたんだと思いました。でも祖父は96歳まで生きましたし、ふぐの毒は寿命に影響を与えなかったようです。


 私は人生で数えるほどしか食べたことはないですが、日本ではそんな怖い魚が普通に流通し食べられているということ、外国から見たらやはりかなり恐ろしいのかも。


 思えばお餅も喉に詰まったら命に関わりますし、日本人って命をかけてでもおいしい物を食べたい民族なのかも知れません。

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