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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  3月

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魔改造を許せるか?

 前回の、


「日本人は知っている」


 と関連したことを思い出したので書こうと思います。


 色々な国の人と直接やり取りをできるようになり、面白いことがたくさん増えました。これは、その少し前からも出ていた話題なんですが、翻訳するようになってから、またもう一度話題が出てきたなと思うことがありました。


「日本人は寿司をこんな風にしたら怒るだろう」


 と、これもどういうつもりか分からないんですが、たとえばドーナツ型にご飯を詰めて、色々な物を乗せてマヨネーズや色々なソースをかけて、


「こんな寿司どうだ!」


 と出したところ、大部分の日本人が、


「おいしそう」


 とか、


「問題ない」


 とか反応したもので、


「なんで怒らないんだよ! 寿司にマヨネーズやバーベキューソースをかけたりして魔改造してるんだぞ!」


 と、困惑して言ったところ、


「いや、日本人自身が魔改造するし」


 とか、


「うまそうだったら逆輸入するし」


とか、


「なんなら寿司にマヨネーズはよく合うし」


 とか説明されて、呆然としたとかしないとか。


 直接会話ができるようになり、今度は分かっているのか分かっていないのか、


「これならどうだ!」


 と、そりゃもう色々な「寿司」と言われないととてもそうは思えないような料理の写真や動画が上げられるんですが、やはりみなさん同じ反応です。私もそのうちのいくつかに「おいしそうです、好きです」とコメントをつけたりもしました。


 この対比によく出るのは、


「イタリア人はスパゲッティを半分に折って湯でることを許さない」

 

 なんですが、そのレベルで許せない人からすると、そりゃ寿司にマヨネーズは許されざることにしか思えませんよね。


 ただし、とこれも色々な人が説明をつけるんですが、それはこんな感じです。


「日本人は大抵のことには怒らない。ただし、この魔改造した寿司を「これが本当の寿司だ」とか「これが寿司の起源」とか言われたら途端に爆発するから」


 うんうん、その通りと納得し、笑いました。だって本当にそうですから。


 前回に書いた「起源を主張しない」では、元々はよその国の料理だったものを自分たちの口に合うように、それこそ場合によったら「魔改造」をして定着させる民族です、他の国の人たちが自分たちの口に合うように多少のことをしたって怒ったりしないですよね。場合によったら喜んで受け入れるぐらいですし。

 

 でも、そっちが本物と言われたらそれはもう許せません。普段は自己主張をしない日本人がいきなり怒髪天になるもので、海外の人はそれにもびっくりするようです。


 なんか変わった民族だなあ日本人って。でも私はそういう日本人が大好きで、面白くて、日本人であることが自慢です。


 特に食べ物に関しては異常なほどの情熱を燃やすところ、自分は本当に日本人なんだなあと納得せざるを得なかったりします。

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