推し活なめんな
今日は定休日にしているので家にいて、朝のうち色々やろうと思っていたのに、花粉症の薬を飲んだ後、
「ちょっとだけ」
と思ってぐっすり寝てしまってました。不覚!
目が覚めたのはもうお昼前、目覚まし時計代わりのスマホを手に取り、なんとなくSNSを見て、思わず吹き出すような絵を見つけてしまった。
それは、今の政府に反対する、総理辞任を要求する、イラン支持しますなどのハッシュタグがついたコメントなんですが、そこに書かれていたのが、
「若い子たちが立ち上がっています」
という一文で、添えられていた写真が、
「内閣辞任」
とか書いてデコった推し活用のうちわと、それを取り巻くようなサイリウムの波でした。
それは別にいいんです。本当にそういううちわやサイリウム、いわゆるペンライトですね、そういうのを使いたいのなら使えばいいです。なんでも自由に使えるし、なんでも発言できるのが民主主義ですから。
それがね、そのうちわの写真、
「AI」
が作ったもので、実際の光景ではないんです。
まだまだそういう写真って、
「なんかちょっと変だな」
と思う部分があるんですが、さらに右下に、
「ウォーターマーク」
といって、
「これはAIが作りましたよ」
のマークがしっかりあります。
なんというか、
「どうせ作るならもっと本物っぽいのを作れよ」
と、笑うと同時に呆れてしまった。そのぐらいの技術や知識しかないのに、いかにもこれは本物、みんな参加しましょうと嘘ついて誘導してくる愚かさよ。
そもそもですね、少し前から、
「オタクがデモしてます」
とか、
「若い人たちが立ち上がってます」
とかってのに、
「これを出していたら若い人、オタクが仲間になってくれるはず」
とでも思っているのか、やたらと装飾したうちわやペンライトを出してくるんです、そういう人たち。
上にも書きましたが、使いたければ使えばいいと思います。自由なんですから。
ただね、
「推しのペンライト、そんな風にぞんざいに扱わんわ!」
と、その部分がなんとも腹立たしいのです。
この間行ったライブでも買いましたよ、TMのペンライト。1本3500円します。しかもこれ、
「今回のライブでしか使えない」
のです。ライブの最初に、
「今回のライブ用のしか使わないでください」
と、注意書きが出ています。
例えば20公演あるライブ全部に行く人なら、3500円のペンライトを買ったら20回使えますが、今回の私のように1公演しか行けない人も買うんですよ、振りたいから! 参加したいから! その貴重なペンライトに「◯◯反対」とか「◯◯やめろ」なんて、
「書けるわけないだろう!」
というのがまず一つむかついているところです。
次にもう一つが、そういう色々な色や形のペンライトを、デモしている会場か道か分かりませんが、そこにどーんと積み上げて、
「こんなにたくさんの人が参加してます」
と見せたいのかも知れませんが、
「大事な大事なペンライトをそんな地べたに傷がつくみたいに置くわけないだろう!」
と、ますますむかついてます。
私が、これまで買ったペンライト類、どれだけ大事にしているか。もう次のツアーに使えないのを分かっているのを買って、ライブで振る時は多少のことは仕方ないかも知れないけど、その後、どれだけ大事に大事に扱っていることか。同じFANKSの人たちとでも、出してと言われてもぜーったいやりません。ちょっとでも傷ついたらいやだもん。
それから、これはオタクの方ですが、やはり推しのマンガの絵とかをパネルか何か分かりませんが、そういうのに使ってるんですが、これも私だったらやりません。
たとえば「ベルサイユのばら」のオスカル様が「バスティーユへ!」という絵のセリフを「国会へ!」とかにするようなこと絶対しませんし、「進撃の巨人」のエレンの「駆逐してやる!」を「◯◯駆逐してやる!」とかにもしませんし、「るろうに剣心」の剣心が「天誅」と誰かを斬ってる絵で特定の誰かを斬るようなことも、絶対絶対しません。
だって、そのキャラを愛してるんですから、その大切な人たちをそんなことに巻き込みたくありませんよ。聖域ですよ、そういうのって。
あ、ちなみに上に出てきたのは、これまでに私がはまったマンガのほんの一部ですが、もしも使うとしたらどれかなと考えて作ってみただけで、本当に見かけたわけじゃないです。実際に見たのは何のマンガの何のキャラか分からないのばかりでした。最近のそういうの、あまり知らないので。
ということでですね、どういう活動も別に好きにすればいいと思いますが、
「推し活をそんな風に思われて利用されるのは非常に腹立たしい」
ということが言いたいわけです。
こういうのって、それを好きな人のことを利用して傷つけているということすら分かってないんだろうなあ。その無神経さもひっくるめて言っておきたいです。
「推し活なめんな!」
やりたかったら自分たちの言葉で、自分たちのやり方でやってください。私だけじゃないけど、誰かの好きなもの、大切にしていることをまきこまないで。




