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魔導奏者サグル  作者: 兵郎桜花
フェーズ6 兄の影、兄のゴースト

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百四話 占い師の助言



真司はあの後翼を広げ彷徨と共に欧次郎を探しに行った。自分と似ている力ながら自分とは明らかに違う、異質さらあれでは怪物でないかと探は感じた。


「よお」


誰かが探に声をかける。


「あんた………」


振り向いた彼が見たのはいつぞやの占い師だった。


「その様子じゃあ俺の占いは当たったみたいだな」


占い師が確認するように言う。


「いや、違うな。俺の検索にない悩みを得たか?さしずめ、仲間の暴走と狙われた自分と言ったところか」


占い師が探の新たな悩みを当てる。それを言われ探が怪訝な顔をする。この男、やはり苦手だ。


「気にするな、さっき検索しただけだ」


検索、それは探の魔法使いとしての能力である。それを彼がなぜ口にするのか探は気になった。


「お前、やっぱり普通じゃないな」


「ほう、それはなぜだ。お前自身が検索出来るからか?」


占い師に正体を当てられ探はぎょっとした。


「俺のことはいい。それより、お前のことをどうにかしろ」


占い師は探の疑問を遮った。


「どうにかってどうやって」


探がどうすればいいか分からず顔を歪める。


「仲間の力を借りろ。お前一人でやろうとするな、アドバイスはそれだけだ」


「それは分かる、正直あれには俺だと対処しづらいからな。だが仲間の方はどうする?」


「彼には新しい力をしばらく封印してもらおう。もしくは、憎しみではなく愛や友情で戦うとかね」


占い師が見てきたように言う。


「そんなことまで分かるのか。分かった、そう伝えるよ」

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