百四話 占い師の助言
真司はあの後翼を広げ彷徨と共に欧次郎を探しに行った。自分と似ている力ながら自分とは明らかに違う、異質さらあれでは怪物でないかと探は感じた。
「よお」
誰かが探に声をかける。
「あんた………」
振り向いた彼が見たのはいつぞやの占い師だった。
「その様子じゃあ俺の占いは当たったみたいだな」
占い師が確認するように言う。
「いや、違うな。俺の検索にない悩みを得たか?さしずめ、仲間の暴走と狙われた自分と言ったところか」
占い師が探の新たな悩みを当てる。それを言われ探が怪訝な顔をする。この男、やはり苦手だ。
「気にするな、さっき検索しただけだ」
検索、それは探の魔法使いとしての能力である。それを彼がなぜ口にするのか探は気になった。
「お前、やっぱり普通じゃないな」
「ほう、それはなぜだ。お前自身が検索出来るからか?」
占い師に正体を当てられ探はぎょっとした。
「俺のことはいい。それより、お前のことをどうにかしろ」
占い師は探の疑問を遮った。
「どうにかってどうやって」
探がどうすればいいか分からず顔を歪める。
「仲間の力を借りろ。お前一人でやろうとするな、アドバイスはそれだけだ」
「それは分かる、正直あれには俺だと対処しづらいからな。だが仲間の方はどうする?」
「彼には新しい力をしばらく封印してもらおう。もしくは、憎しみではなく愛や友情で戦うとかね」
占い師が見てきたように言う。
「そんなことまで分かるのか。分かった、そう伝えるよ」




