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ラヴィアン・ワールド  作者: てろめあ
明けの陽光は眩しく
19/41

17 とある一日

ちょっと短いです


ー宮元家執事長 竜堂 剣蔵ー


代々宮元家へ使えてきた一族の一人

護衛術と執事の一般教養全般、気遣い、絶対の忠誠心を持つ老齢

歳を感じさせない屈強な身体と落ち着いた所作は、一部の者に絶大な人気を博している。



「まったく、お嬢様にも困ります・・・」


はぁ、とため息を吐きながらコーヒーを一口飲み目頭を抑える


「せめて当主をついでから、それに零様のお気持ちを考えて貰わねば・・・

 多感な時期ですし・・・満更でも無い様ではありますが、油断は出来ません。まったく・・・」


尽きぬ悩み事に困りながらも、楽しみを感じつつ苦笑する。彼の癖の一つだった。


「さて、今日も一仕事ですかな・・・?」


静かに椅子から立ち上がり、零の自室に向かう足音へ向かって立ちはだかる。

迷いなく歩を進めてきた侵入者へ警告をする。


「お嬢様、御当主より零様への接触は一ヶ月禁止されております。

 お引取りをお願い致します」


簡単の声すら上がりそうな美麗な所作で頭を下げる。もはや交渉の余地は無いと断言するように。


「私が決めて、私が来た。止めないで?もう一週間は零に触れていないわ。頭が可笑しくなりそうよ。」

「それはお労しく存じます。が。過度なスキンシップで零様が一度倒れたのも事実。お引取りを。」

「ぐっ!・・・ですが、零が不安に・・・」

「先程一度起き上がられた零様は、寧ろ楽しそうにしておられました。窮屈な想いをされてたのでは?」

「ふんぐぐ!・・・・そ、そうだわ!以前渡したお小遣いがそろそろ・・・」

「零様のクレジットは一銭も使用履歴はございません」

「・・・・・・・どけ」

「お断り致します」

「せめて匂いだけでもっ!」

「お嬢様のコレクションで我慢下さいませ」

「あれはもう2日も経ったやつなのよ!新鮮じゃないわ!」

「知りません。お引取りを。」


その後、日が暮れるまでこの押し問答は続き、最終的に泣きながら立ち去る冷夏を見送り、幕を閉じたのであった・・・



「お気持ちはわかりますが、ね」


過去を思い浮かべ、困り顔で苦笑を浮かべる執事長であった・・・・


この時、零はレアアイテム貰えて鼻歌歌いながらサイト巡回してます

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