9 深く考えない方が良い事も有る。
おや・・・?
・経験値 1獲得
・レベルが1上がり 6になりました
・スキルポイントを3獲得
・10コル 獲得
・草狼の毛皮を入手致しました
「ふぅ・・・」
夕暮れに差し掛かった頃、レベルもいくつか上がり一段落したかと思っていると、ALIOSより警告が発せられた。
『空腹検知 尿意検知 適度な栄養補給を推奨します』
没頭しすぎた為だろうか・・・
最初はイエローの警告がレッドに変わり、音も大きめで煩い。
一旦ログアウトする為に、道具屋で購入した野営セットを取り出し設置コマンドを使用。
「おぉ・・・」
あっという間に広がったテントに感動を覚えつつ、結界石レア度2を使用すると、円状にテントの周りが薄い膜に包まれた。
『結界が貼られました 消滅まで8hです 耐久値が減った場合 魔物及び他者の侵入が可能となります』
アナウンスが流れた。
(大凡道具屋の人の言った通りだ・・・)
町を出る前に僕は
・薬草×5
・野営セット×1
・グリーンベル周辺地図×1
・腰掛けランタン×1
・結界石×5
合計500コルを購入し、ある程度の説明を受けていた。
一番高いのは結界石で、一つ50コルだったおかげで、もはや文無しに近い状態にまでなったけが、レイはこれも序盤の楽しみ方と迷わず購入していたのだった。
テント内入ると、中は真っ暗のものの、人一人ならちょうど入れる広さになっており、僕は横たわってからログアウトを選択した。
暗転した意識が開けると、部屋が真っ暗になっており、変わらず姉は隣で眠っていた。
「姉さん、僕・・ご飯・・・・」
少し揺すると、姉は行きよいよく起き上が(胸が近!揺れっ!)った。
「零!ご飯ね!ゲームは楽しい??」
「うん!・・すご・・く!」
「それはよかったわ!欲しい物があれば何でも言うのよ?」
「ん・・・だいじょ・・・・ちょっと・・・課金した・・・いかな?」
「零!まかせて!いくらでもOKよ?」
姉は素早くALIOSを操作し、僕のクレジットに少し桁の可笑しい額が追加された。
「あい・・がと。余ったら・・・返すね?」
「くぅっ!その慎ましさっ!」
何故か悶え始めた姉を尻目にトイレを済ませ、冷蔵庫から水と栄養ゼリーを取り出し、交互に飲み込んで行く。姉は微笑ましそうに、少し悲しそうに僕を眺めていた。
一通り食べ終わり、ログインする前に少し姉に話しかける
「今日も・・・VR出社?」
「えぇ。顔を合わせなきゃいけないのは既得権益の老害達ぐらいですもの。本社はVRに置いてるし
一分でもお姉ちゃんは零から離れたくないもの」
出社するなんて前時代的と言われる情勢・・・ALIOS発表からその流れは強く、実際に現地へ向かう事は現代人は少なくなっている。もちろん音楽イベントやプロスポーツ、人が必要な仕事はまだまだあるが、人々が顔を合わせる事は減っており、時折ニュースライブでは時折学者だかコラムニストやらが危険だと騒いでいる。
ALIOSに基本導入されているフルダイブ型簡略VR空間に会社を置く企業も多くその流れは強いと言えるだろう。
未だ学校などの教育帰還、日本にかぎって言えば登校制度が主流ではあるが、通信制ではVR登校や海外はVR学校が多い。
爽やか・・・ニチャっと笑いながら姉は僕に笑顔を向ける。
「ん・・・ちゃんとご飯はたべたの?」
「えぇ、零がプレイ中にね。」
「ならば・・・よしっ!」
また蕩けだした姉の頭を撫で、横になろうとすると、抱きつかれる
「う・・・あの・・・・僕も男で・・・」
そう、柔らかくて・・・反応が・・・・あれ?なんか湿ってる・・・?
「わかってるわ!大丈夫よ、零。またゲームに・・・今ゲームでどこに居るの?零。」
「なにが・・・大丈夫?・・・ん・・・グリーンベルって町の近く」
「ん、わかったわ、真田にも伝えておくわね」
(マーちゃん!そういえばどこでスタートだったんだろう?)
開放され、横になりながら僕はラヴィを起動し、意識を暗闇の中に溶け込ませて行くのだった・・・
これは・・・・?




