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あとがき




 はじめてのかたも、もし以前にお目にかけていただいた方がいましたら、ありがとうございます。


 この作品の第一稿は【2015.3.】そしてまた2022年ごろになろうで連載してみようとアップをはじめたものの、頓挫した作品でもあります。


何年も一次創作を離れていたのですが、なんとなく復帰しようと思いたちました。はじまりの勢いをつけようと、古い作品のなかから選んだ一作です。


 このお話しは稿を重ねるも、ネット掲載には長年二の足を踏んでいました。理由は色々あるのですが「これはBL? ジャンルはなに?」と言う悩みがいちばん大きかったのかなと思います。


なろうへアップした当時は、今回の物語へ【大学生編】を足して濡れ場も有でしっかりBLとして書いていくつもりでした。……成らず 笑


 ジャンルについては今なら、とりあえず上げればいいのに……、と可笑しく思います。”拘りがある”というのは、パッショナブルな反面、動き辛くもありますね。笑


 わたしと同じく、平成ど真ん中世代の腐女子の方々は【女子視点BL】という言葉に馴染みがあるでしょうか。平成は、BLというジャンルが相当に市民権を得た時代に思います。今までは無かった感性(あるいはタブーだった感性?)がどんどん流入。BL漫画も小説も、表現が多様に確立された世代かもしれません。


 この物語でわたしが最も書きたかったものは、実と有機です。最後の場面を、もうすごくすごく書きたかったことを、今でも覚えています。


 今回、原稿はほぼ触っていません。誤字脱字、人物の名前の統一などのささやかな修正だけに留めました。


 今では、文章・物語構成にかなり読み辛さを感じます。少し修正しようと試みたのですが、感じるものがありやめておきました。


 どんなに文字・文章表現がうまくなったとしても、その瞬間にしか書けないモノって存在しますね。小説・文字を書いていると、ときどき、こういった瞬間に立ち会います。


 拙い文章ではあるかもしれませんが。

10年前に書きたくて書きたくて閉じ込めた物語のスピリット。10年後なので、送り出すだけにしておきます。


南ノ潮




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