セテスシティ 買い出しと食事
前回のベナートンでのスニファー駆除で、またしばらく生きていけるだけの金を得た。
経済的に潤っていると世界が明るく見えてくる。視界に色どりが増し、胸が軽くなる。美味いものを食べ、酒を飲みたくなる。
だがそれは我慢しなければならない。嗜好品や高い食事の前に、買い足さなければならないものがいくつかあることは理解している。そしてそれらを買えば、また懐が寒くなってしまうことも。
テンス・ロードをバイクで走っている。B15の入ったケースをバイクに括り付けながら。
Karovは再びSTCBの保管部に預けた。俺が必要とするその時が来るまで、武器庫で眠ることになる。必要になった時は最寄りのSTCBの基地に届け出れば受け取ることが出来る。便利なシステムだ。
向かっているのはセテスシティという街だった。
セテスシティにはSTCBの基地は存在しない。ローグとはほぼ無縁の治安のよい街として知られ、都市部であるために怪物も発生しない。つまりはSTCBを必要としない街だ。
交通量の多いテンス・ロードでは、あらゆる種類の車両が周囲を駆け抜ける。
個人が所有している乗用車から、大小さまざまな業務用のトラックまで。俺のバイクもその中に混ざっていた。だが、時には同業者の物と思わしき車両を見かけることもあった。
カーキやOD色に塗装された角ばったデザインの軍用車や、STCB固有のナンバープレートを付けたトラックなどがそうだ。
一度だけ、4台の装甲車が追い抜いて行ったことがあった。巨大な動物の小規模な群れのように。
アロセント陸軍の装甲車かと思ったが違った。それもSTCBの物だということはナンバーと車の種類でわかった。M12装甲車はアロセントのものではない。
セテスシティに到着すると、まずは宿に入って荷物を預けた。
テンス・ロードで街に入ってからそう遠くないところにある比較的大きなホテル。部屋にガンロッカーがあることは事前にリサーチ済みだ。
どんな街でも、まず最初にやることは荷物を預けることだ。長物の入ったケースと荷物の入ったバックパックを抱えては街をうろつくことすらできない。しっかりとロッカーの電子ロックを閉め、部屋の鍵を施錠してから、俺は外へと繰り出した。
時刻は11時30分。ベナートンを出る際にダニエルズ・ファームで昼食をご馳走になり、そこから長時間運転して寄った朝のロード・ステーションではブレッドとスープしか入れていない。つまり猛烈に腹が減っていた。
セテスシティが比較的賑わいのある町であるために、ホテルを出て歩くとすぐにレストランやカフェが見つかった。アロセントの郷土料理を提供する店もあれば、どこの国でも同じメニューを提供するチェーン店もある。初めて足を運ぶ場所で馴染みのある看板を目にしたとき、俺は少しばかりの安心感を抱く。とあるエスニック料理店の前にはメニュー表付きの看板があって、つい足を止めてメニューに見入ってしまった。どれも美味そうだったからだ。
店の窓越しに店内の店員と目が合った。褐色の肌のその男は入店を促すようににっこりと微笑んだ。だが、店の席は他の客で埋まっていた。今すぐ何か食べたい身としては、混雑している店は避けたい。
さらに歩き、入れそうな店を探した。だがどの店も客でいっぱいだ。
コルカース料理店にシュナウデン料理店、とあるステーキハウスの前にはスパイスと肉の焼ける素晴らしい香りが立ち込めていた。だが、店の扉を開けた途端、中は順番待ちの客で溢れかえっていた。店のユニフォームを着た店員がステーキの乗ったプレートを持ち、席から席へ駆けまわっている。中に入る気が失せ、俺は扉を閉めて踵を返した。ステーキの香りが引き留めるように薫ってくる。
空腹でいらいらしていた。
もうどんな店でもいいから飯にありつきたい。だが、どの店も満席だ。これだけ多くのレストランがあるというのに!
顔を上げた時、頭上には有名なバーガー店の看板があった。
世界でも展開数トップクラスの店。故郷でも外国でも数えきれないほどに入ったチェーン店だ。
ファサード造りの店内は例に漏れず客が多いが、空席もいくつか見える。もうここでいい。
自動ドアを潜り、カウンターで注文した。一番デカいバーガーと、一番美味そうに見えたバーガー、ビッグサイズのポテトに、ビッグサイズのコーク。呼び出しベルを受け取り、ガラスから離れた一番奥の席に陣取って出来上がりを待った。
丁度トイレから戻った時、ベルが鳴った。受け取ったトレーの上には注文したものが全て乗っている。肉厚という次元を超越した塔のようなバーガー2つ、ジャガイモ何個分入っているのか分からないポテト、超大容量コーク。
席に戻り、今日の昼食を平らげた。気づいた時、トレーの上にはバーガーの包み紙2つと空のポテトの容器、そして中身が氷だけになりつつあるコークのカップしかなかった。
腹が満たされ、脳はわずかばかりの後悔に苛まれていた。食事の美味さが評判のアロセント国にいるのだから、もっとこの国でしか味わえない食事を出す店に入っておけばよかったのかもしれない。空腹をこらえてでも、アロセント料理店で順番を待つべきだったのではと。
しかしそんな問いは残りのコークを流し込んだ途端にあまりにもどうでも良いものとなった。
胃がはち切れそうなほどの満腹となった今、食事に関する思考を続けるのはあまりにもナンセンスだ。それなり以上の味の食事で空腹が満たされればそれでいい。それに、アロセントにはもう少し滞在する予定だから、まだ美味い物を食べるチャンスはある。
胃は沸き上がるガスを排出しようと必死だった。コークの飲みすぎが堪えている。どうにかこらえながらゴミを捨てて返却口にトレーを返す。店を出て、次に向かうのはガンショップだ。
2ブロックほど歩いたところにガンショップがあった。繁盛しているのか店はなかなかに大きく、少し離れたところにはタクティカルギアショップもある。
俺が飯を食った後は、銃に食わせる弾も買わなければならない。
ガンショップの中には銃が陳列されていた。当たり前だ。肉屋が肉を売っているのと同じく、銃の店の中には多数の種類の銃が並んでいる。
店に入って1分と経っていない俺にもわかる。
この店は今までに訪れたガンショップの中でも品ぞろえが良い方だった。
入り口のマガジンラックには銃専門誌が立てかけられている。「ガンズ&シューターズ」に「レンジファイターズ」、「トゥルーソルジャー」「ザ・タクティカルギア」「フォー・ラッツ」まで。
カウンター周りのショーケースには競技用のカスタムピストルやパーツが並んでいる。
この手の銃に触ったことはほとんどないが、どれも素晴らしいパフォーマンスを発揮する最高峰の銃なのだろう。値札に書いてある価格はどれもため息の出るような数字ばかりだ。
通路を歩き回りながら、豊富な品ぞろえに目を光らせる。
壁のラックには各種ライフルやサブマシンガンがずらりと飾られている。護身用の小型の拳銃や軍用ピストルも多く並んでいた。
この店は価格を抑えた入門者用モデルとコストパフォーマンスに優れたモデルが多い。
狙撃や競技用の物は通路沿いのショーケースの中だ。ショーケースのガラスは一見すると薄いが、高性能銃を収めたケースのガラスが脆いわけがない。壊すことを試みようものなら、すぐさま警備と警察が駆けつけるのだろう。不届き物は望みの物を手に入れられず、代償として刑務所に行くことになる。
スーパーマーケットやデパートが幅広い客層を抱えているのと同じくらい、このガンショップにも年齢や性別、人種を問わない客が来店している。
唯一子供は少なかったが、いないわけではなかった。
彼らは「初めての銃、これできまり!」と書かれたコーナーで、親とともにショーケースの中の銃を見つめていた。そのそばでは若い女性の店員がショーケースの中からカラフルな小口径のライフルを取り出し、12歳にも達しないような子供に触らせている。俺は子供に銃を持たせるのには反対だった。分別の付かないガキにそんなものを持たせてどうする?何を撃たせる?親のいない隙に兄弟喧嘩で子供のどちらかが銃を持ち出したら悲惨だ。次の日の地元ニュースに死んだ方の名前が載ることになる。まあ、こんなことをRAT兵の俺が言っても誰も聞く耳は持たないんだろうな。
ひとしきり店内を巡った。
興味のあるものはいくつか存在したが、購入欲を煽るものはなかった。そもそも銃器は今持っているもので間に合っている。これ以上買っても使わないまま保管部に預けることになるのは明白だ。
弾は他の店と同じく、店員のいるカウンターの奥に置かれていた。
そこでは若い男の店員と、同じくらいの年齢の女性客がカウンターを挟んで話し込んでいる。
「護身用の銃が欲しいの。この前別れた彼が家にすごい剣幕で押し入ってきて。それに、ナイフまで持ってた。警察には連絡したんだけど、来るまでに10分もかかったわ。どうにか話して粘ったけど、本っっ当に生きた心地がしなかった!それで、やっぱり身を守るためには銃が必要だと思ってここに来たの」
「お気の毒に。ですがこの店には護身用の銃がいくらでもあります。僕で良ければお力になりますよ」
「ありがとう。女の私でも扱えて、でも強力なものはある?」
「もちろん。少し前まではとにかく扱いやすさを重視して、口径の小さな銃を護身用に持つのが流行ってた。でも、それでは暴漢相手に威力不足であることが立証されたんだ。それで、今ではより強力な38スペシャルや357マグナムを使用する護身用拳銃が流行ってる。おすすめだよ。そのタイプのものはリボルバーが多いから、とっさの弾詰まりや故障の心配も少ない」
男の店員は胸にブランドンという名札を着けていた。ブランドンは女の客相手に巧みなセールストークを展開している。近くにあった雑誌を広げての解説も交えながら、どれが目の前の客に会っている銃なのかを選ぶ。選んだ拳銃が身を守る用途にどれほど向いているのかを力説していた。
あと10分もしないうちに、俺の前にいる女性客はリボルバーと弾を買う。
「お待たせしてすみません。いかがされましたか?」
店の奥の扉が開き、中から男の店員が出てきた。ブランドンよりもさらに若く、ユニフォームを慌てて着直している。昼休憩を終え、午後の勤務を開始した直後といった感じだ。
「弾を買いたいんだ。7.62×39㎜のフルメタルジャケットを。500発入りのもので頼むよ」
「かしこまりました」
店員は奥に引っ込み、段ボール箱を抱えて戻ってきた。中にはケース入りの7.62㎜弾が大量に入っている。
「決済はいかがなさいますか?」
「現金で」
弾を買う際、RAT兵には割引が適用される。
大量の弾を比較的安価で手に入れることが出来た。
決済を終えると、購入した弾をそのまま店の預かりサービスで引き取ってもらった。これは多くのガンショップがSTCBと提携して行っているサービスで、購入した銃や大量の弾を預けてSTCBの保管部まで輸送、保管してもらえるというものだった。俺のような移動の多いRATには随分とありがたいサービスで、弾の入った箱を抱えてあちこちへ移動する手間が省ける。ちなみに類似したサービスは民間人でも利用可能だ。彼らの場合は、銃器や弾を家まで届けてもらえるという内容のものになる。
店を出るとき、あの女性客も同じタイミングで自動ドアを潜った。
彼女の手には紙袋が握られていて、袋の口から一瞬だけ中身が見えた。それは銃を梱包した外箱で、パッケージ横には小ぶりなマグナムリボルバーのイラストが描かれていた。
ガンショップを出た後は書店で本を買った。
適当な場所で読みたかったが、街中の読書はリスクを伴う。
自分がどこで恨みを買うのか分からない仕事をしている自覚は持っている。公園やカフェでの読書の最中、ふと顔を上げたら知らない奴が自分を見下ろしていて、次の瞬間にはピストルでバン!バン!ということもありうるのだ。STCBの捜査能力が強化され、こうした犯行への報復体制が出来たことによってRAT兵の暗殺事件は以前と比較して大きく減った。とはいえ、完全に撲滅したわけではない。現在でも殺されたローグの身内やラットハンターと呼ばれる殺し屋による報復事件はひっそりと続いており、俺は犠牲者のリストに名を連ねるつもりはなかった。
俺が今歩いている街の中心部は人通りが多く、にぎやかだ。
歩行者の多いこの通りは「ミューレイ・ストリート」というらしい。飲食店やカフェが立ち並び、ブティックや劇場もある。この街の住民は娯楽を求めるときにここへ来るのだろう。活気があるが、同時に健全でもあり、妖しさや不健全な娯楽とは無縁そうだった。
通りの両脇にはいくつもの屋台やワゴンが連なり、軽食やちょっとした土産を販売している。土産はアロセントの先住民が着けていた装飾品をモチーフとしたアクセサリーが多い。
ある屋台では美味そうなケバブサンドを売っていた。店頭では串にささった肉塊を店員がナイフで薄切りにしているところを見ることが出来た。
「ミックスサンドを、スパイシーソースで」
注文を受けた店員が俺の分のケバブサンドを作る作業に取り掛かる。
「お兄さん、元気かい?」
パンに肉を挟みながら、店員がこちらを振り返って言った。
「ああ、元気さ。美味しいケバブサンドを食えばもっと元気になる」
「そりゃ良かった。じゃあこっちもとびきりのをご馳走しよう」
赤いソースのかかったケバブサンドを受け取り、近くの自販機で茶も買って適当に見つけたベンチで食らう。最高だ。
人間いつ死ぬのか分からないのだから、金と法が許す限り、好きなものを食って好きなことをすればいい。俺の場合RAT兵なんてやっているのだからなおさらだ。
近くにはテーブルまで完備した席がいくつもあり、そこは多くの客で埋まっていた。野外飲食スペースだった。家族、カップル、友人同士。
昼過ぎなのに、誰もが思い思いの食事や飲み物を幸せそうに味わっている。
遠く離れた一角では、修道服を着たシスターたちが寄付を募っていた。どの宗教も、シスターが来ている修道服のデザインは似ている。彼女たちがどこの宗教の信徒なのかは分からなかったが、袖の手首にある枷のような装飾がここからでもかろうじて見える。、おそらくサ・フーラ導教のシスターだと予想した。
サンドを食っている間、なんとなくシスターたちの方を眺めていた。
これだけ人が多いのに、足を止めて募金箱に金を入れる者は全くと言っていいほどいない。ある男が立ち止まった時はついに、と思った。だが、そいつはシスターに何事かを長々と話しかけたあと、去っていった。ただの冷やかしだったらしい。
記憶が正しければアロセントとその周辺国はフリージア教徒が大多数を占めている。国内における信徒数の少ないサ・フーラ導教徒は少し肩身の狭い思いをしなければならないだろう。
ケバブサンドが小さくなり、包み紙だけになるあいだ、彼女たちに寄付をするものは2人しかいなかった。信仰の対象が違うとはいえ、二つの宗教は協力関係にあるのだから、もう少し親切心を見せてもいいような気がする。
ケバブの紙と茶のペットボトルを近くのごみ箱に捨て、あのシスターたちの方へと歩き出した。財布を取り出し、中から1万ペルク札を取りだす。一人のシスターが俺に気付いた。キャップ帽を目深に被って視線を遮る。
シスターが持っている寄付箱に、1万ペルク札を突っ込んだ。
そのまま背中を向けて歩き去る。
「感謝いたします。今日一日が良き日でありますよう、あなたにサ・フーラ様のご加護を」
シスターたちの祈りの声が追いかけてきた。秩序の天使は見返りとして加護を授けてくれるだろうか?でもそれはいらない気もする。見返りを求めてしまえば、俺の行動は善性からではなく、要求から生まれたものになってしまう気がした。
ホテルの部屋へ帰り、銃の手入れを行ったあと、買った小説をベッドの上で読んだ。
今日はSF小説だ。難解だが、その分時間をかけて読むことが出来るから、長く楽しむことが出来る。読みやすい小説はすぐに読了してしまい、また退屈が押し寄せてくる。それに、そうした物語は後から内容を思い出すことが出来ない。半年もすれば内容を忘れて、そういう本を読んだことすら忘れてしまう。
黄色い照明で照らされる室内には空調の音だけが響く。
ページをめくっているうちに眠気が忍び寄ってきた。集中力が途切れ、小説の内容をイメージするのが困難になってくる。登場人物の顔がぼやけ、書かれている中身は意味を為さないただの文字列になりかけている。今日はここまでにしておこう。本にしおりを挟んで閉じ、バッグの中に仕舞う。
バスルームでシャワーを浴び、照明を落としてベッドにもぐりこんだ。照明のスイッチを探すのにかなり苦戦した。
枕元のスマートフォンが振動する。STCBローレン支部からの電話だった。ここから最も近いSTCBの基地だ。
「はい?」
真っ暗な部屋に響く自分の声は少し不機嫌なものだった。
『夜分遅くに申し訳ありません』
男の声が告げる。
『緊急招集連絡でお電話させていただきました。今お時間よろしいでしょうか?』
「問題ない」
「ありがとうございます。当該任務に関する詳しいお話はSTCBローレン支部でさせていただきます。日時は──」
男が指定してきたのは3日後の午前9時だった。
該当の日時にローレン支部で任務に関する説明が行われるらしい。彼がこうして連絡してきたのは俺をその作戦に参加する兵力として招くためだ。
最低限の説明だけを行い、内務オペレーターの男は通話を切った。
暗い部屋に再び静寂が降ってきた。ベッドの上に身を横たえて眠ろうとしたものの、電話のせいで目が冴えてしまってなかなか眠れない。
最寄りのSTCBの基地がある街とはいえローレンはここから遠い。バイクに乗って向かうのは億劫だが、手持ちの金はそう遠くないうちにまた底をつく。それに、招集された立場だから断るという選択肢などないも同然だった。
何を相手に戦うのかはまだ聞かされていないが、緊急招集での任務は報酬が高額な場合が多い。その一方でリスクもそれなり以上であるということは経験で理解している。大概はテリネウス社会に被害を出している強力な怪物の討伐、あるいはローグの掃討だ。どちらにせよ危険度は高い。
もしその任務に参加したとして、俺は生きて帰れるのか。
仲間が死ぬところは何度も見てきた。彼らの遺体がそのまま放置されるところも、黒いつぼみの中に入るところも、同じくらい目にした。どんな死因であれ、死ぬこと自体が恐ろしい。俺の死体が戦場に置き去りにされようとそうでまいと関係ない。まだ死にたくないと感じている。
だがもし死が避けられないのなら、その後の魂の行方ができるだけ安らかな場所であってほしい。
この職業で食っている俺がそんな望みを持つこと自体があまりにも勝手なのは理解している。だが、それでも願わずにはいられない。
今日は1万ペルクを寄付した。
あのシスターたちが使えている天上の存在、最高位の天使、サ・フーラは俺の行為を目にしていただろうか。魂の安息の国へと導かれるための加点要素を、今日の俺は少しだけ満たしたのではないだろうか。
作戦は何日続く?
1週間、1ヶ月と時間が経ったとき、俺はどこにいるんだろう。そこが見捨てられた区域の土の上や墓の中でないことを祈った。このホテルの一室のような、温かくて居心地の良い場所であることを。




