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083 番外編 ダンジョンウィッチーズ

 またぞろソシャゲを紹介しちゃうよ。タイトルは「ダンジョンウィッチーズ」だ。


 物語の舞台は魔女の国ベルナ。プレイヤーは魔法使いの少年コロン(外見と名前は変更不可)となり、義理の妹シトラら仲間とともに冒険者として数々の迷宮に挑んでゆき、やがてベルナを、そして世界を揺るがす動乱に巻き込まれてゆく。


 本作は、前々回とりあげた「グリムクエスト」とは真逆の方向性が魅力の作品だ。ゲームの紹介に「漫画を読む感覚でプレイして欲しい」と書いてあるとおり、明るくポップな雰囲気、壮大なストーリー。


 そして「ウィッチ」というタイトルのとおり、百花繚乱の魔女たち。そう、仲間になる膨大なキャラクターは、ほぼ全員が美少女なのだ!


 なにせ魔女の国だからさもありなん。絵的にもキャラはアイコンで表示されプレイヤーの想像に委ねられていたグリムクエストと対照的に、複数の人気絵師による美麗イラストが目を楽しませてくれる。まあ、中にはもう少し露出度を抑えてほしい、ぶっちゃけ恥女に片足突っ込んでる人もちらほらいるけれど……。


 いやベルナは魔女の国だ、男が少ないから異性の目を意識しなくなって肌を見せるのに抵抗がないのかもしれん。文化の違いなら仕方ないね!


 さて次はゲーム的な造りについて。

 システムは非常に親切。ダンジョンや町はイベントや戦闘が起きるところに矢印が表示されていたり、マップのカーソルをクリックすれば即座に目的地に移動できたりと、リアリティより快適さを重視している。また一度勝利したバトルを何回でも戦えるのみならず、行動力をまとめて消費することで大量の経験値をゲットできる(実際には何度も戦ってるのを省略してる感じ)など、レベリングもスムーズ。


 難易度も設定できるので、ストーリーを楽しみたい、可愛い女の子の活躍が見たい人は低難度を、詰め将棋的に考えて戦いたい人は高難度を選べばよい。なお面白いことに、これはバトルの度に選択可能である。


 そのバトルだが、可愛い見た目に騙されてはいけない。キャラの攻撃は敵一体を狙う「単体攻撃」や、横一列に攻撃する「貫通攻撃」、逆に縦一列の「縦列攻撃」、全ての敵にダメージを与える「全体攻撃」などがあり、効率的に戦うには計算されたパーティ編成と戦術が求められるのだから。すなわち各キャラの素早さから行動順を予測し、敵味方の属性と出現する敵の隊列を把握した上で、可能な限り有利な属性で複数の敵を同時攻撃する必要があるのだ。


 仲間になるキャラは先に述べたごとく膨大な数だが、光とか水とかの属性、習得可能なスキル、装備できる武具などは当然違い、敵に合わせたパーティ編成が勝利の鍵となる。まずは低難度で敵の顔ぶれや配置を把握し、徐々に強くしていこう。

 なので最適のメンバーは常に変化する。そのため複数のパーティをあらかじめ登録しておけるのもテンポのいい進行に一役買っており、遊ぶ人のことを考えた造りが好ましい。もっとも最低難度なら、何も考えず好きなキャラで好きな技を使っても楽勝なんだけど。


 好きなキャラといえば、進行上まだ加入しないキャラを仲間にできる(シナリオの台詞は変化しない。バトルで編成できるようになるだけ)アイテムも用意されている。すぐに推しを使いたい人には嬉しい配慮だ。音楽も雰囲気に合った曲が揃っており、こちらも見事といってよい。


 このクオリティのゲームが基本無料でプレイできるのだから、まったくいい時代になったものだ。グリムクエストに比べて今風のファンタジーなので、なろう読者のみならず作者の皆様にもオススメの一作ではなかろうか。

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