074 番外編 エーテリアの迷宮
さて今回もソシャゲを紹介しますよ。
タイトルは「エーテリアの迷宮」だ。ウィザードリィに代表される古典的３ＤダンジョンＲＰＧの流れをくむレトロ風ゲームである。
ストーリーはこう。
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アスタロス王国の大貴族シルヴァン公は、財宝のコレクターでもあった。彼は統治する町のダンジョンに眠る聖杯を入手すべく冒険者を募る。
むろん命の保証はない。しかし成功者には莫大な報奨と名誉が与えられるという。
かくして一攫千金を夢見る命知らずどもが町につめかけた。そのひとりがあなただ……
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てなわけで、プレイヤーは己の分身となるキャラクターを作り、最大四人のパーティを組んでダンジョンに挑むことになる。世界の危機じゃなく財宝と名誉を求めての冒険ってのが古風ですな。
本作の特徴は、シンプルなシステムと自由度の高い育成システムにある。戦闘は分かりやすいターン制だし、ダンジョンはオートマップ見放題なので迷う心配はあまりない（マップに記号が表示されるのは階段だけで、テレポーターとかは表示されないのだ）し。
育成も、転職によって一部のスキルを保持したまま他の職業になれるオーソドックスなシステムを採用しており、魔法を使える戦士などを育てる楽しみがある。私は万能キャラを好まないので、戦士、僧侶、魔法使い、盗賊の基本クラス四人でやってるけど。
ここで注意。強力な装備の中には戦士にしか使えないものがいくつもあるので、侍や聖騎士より本職の戦士のほうが有効かもしれません。
話を戻して、ゲームの展開はほぼウィザードリィ。ダンジョン潜って敵狩って、宝箱開けてお宝ゲット、宿に泊まってレベルアップ。まんまですね。
難易度は、以前紹介した「ダンジョンアンティーカ」に比べて高い。マップ見放題はいいが、敵は相当手強いためだ。ただ敵味方ともに先制攻撃がないので奇襲に怯える必要はなく、特殊な武具に付与された魔法は何度でも使えるので、回復や全体攻撃魔法の品が手に入ったらグッと楽になる。
しかし喜んではいられない。宝箱の罠が厄介なのだ。ていうか、ぶっちゃけ盗賊の識別外れすぎ解除失敗しすぎダメージでかすぎ！
しかも総じて中身はしょぼく、リスクとリターンの釣り合いはビミョー。なので危険と思ったら、宝箱を諦める選択も視野に入れておこう。
アイテムの鑑定を行う際の受け渡しなど、操作性はいまひとつ（アイテムボックス入手後はだいぶ楽になる）だが、面倒や理不尽さも含めてレトロな雰囲気を楽しみたい人にはオススメだ。無料だし。
さて、実はこれを書いてる時点で、私はまだクリアしていない。というのも、ストーリー上どうしても納得のいかない展開があり、そこでプレイが中断されているためである。
要約すると、ある地点に行くために領主の館にある「牢屋の鍵」というアイテムが必要で、それを入手するには館に不法侵入し、衛兵を殺して奪う必要があるのだが……
いや、これじゃ凶賊だよ！
ドラクエの勇者はタンスを漁ったり壺を割ったりはするけど、村人を虐殺はしないよ！
こんなことをして町にいられるとは思えない。百歩譲って世界を救うために聖杯が必要ならまだしも、好事家の道楽のためにそこまでやる気にはなれん。ていうか、これで聖杯を持ち帰っても強盗殺人の罪で縛り首がオチだろう。
ここはアプデで変更してほしい。領主を説得して鍵をもらえるようにするとか。そこまで深く考えずクリアすればいいんだろうけどね。
なぜお咎めがないのかはよく分からない。一応いろいろ理由を考えてはいるので、納得のいくこじつけができたら冒険を再会するとしよう。
ああ最後にひとつ。盗賊のレイチェル可愛い。
褐色ヒロインは正義。
