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ダンジョン攻略ですよ

 はぁ、昨日の楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました……。ソフィアさんと大通りにある洋服屋さんを回っていました。そこで私は一つの冒険者用の服を見つけたんです。


 それはまさかの魔女っ娘衣装でした!いやー、エウロペさんみたいな魔法少女スタイルはちょっと恥ずかしかったんですよ。明るい色がたくさん使われていて派手だし、なんというか露出もそれなりに多いんですよね……。かわいいんですが、自分で着るのはちょっと恥ずかしいですね。


 でも魔女っ娘衣装だと色も少し落ち着いてますし、露出も少な目です。それに大き目のつばが大きい三角帽子もついています。いわゆる魔女帽子というやつです。見た目はかわいいですが、冒険者用の服なのでそれなりに生地はしっかりしてますよ。それなりにお金もかかりましたけど、それはどうやらスタンピードに参加した時の報酬で払えたみたいです。まあ、家に着いたときに遅かったので怒られましたが。


 でもすごい楽しかったですね。初めていろんなお店を回りましたし、いろんな服を着ました。ソフィアさんもたくさん服を着ていました。以前着ていたのは青と白の騎士服みたいなものでしたが、私に付き合ってくれて魔法少女みたいな服も着てくれました。……やっぱり恥ずかしいですよね。



 さーて、日付が変わって今日はダンジョンに行く日ですね。でもはじめていくダンジョンがこの魔都周辺で一番難しいダンジョンってなかなかにとがってますよね。まあ一緒に行くメンバーがメンバーなので全然心配していませんが。


 今日は本部ギルドではなく東側のギルドに向かいます。場所的には魔王城の反対側にあるらしいのでそのまままっすぐ大通りを通っていけば着きますかね。初めて行くところなので若干不安ですが、まあ大丈夫でしょう。


 大通りを魔王城の方向に向かって歩いていきます。すると魔王城を囲む城壁のようなところに着きました。さすがに高位貴族たちが住む貴族街です、大通りに並んでいるお店も高価なものしか置いていませんね。まあ買い物に来たわけでは無いのでちらっと見た程度ですが。貴族たちは確か、この大通りより一本奥に入った所に住居があるんでしたっけ。まあ会わないし、出くわしたとしても彼らは魔動車に乗っているので関係ありませんが。


 魔王城を取り囲むように広がっている中央広場をちょうど反対側に抜けてまた大通りをまっすぐ歩いていきます。ふむ、並んでいるお店は店名こそ違えど、中身は大して変わっていなさそうですね。ポーションを売っている薬屋さんや魔道具を売っている魔道具屋さん、それに防具、武具を売っている鍛冶屋さんが並んでいます。

 ちなみに魔道具は魔石を加工して専用の魔法陣を組み込むことで作れるらしいです。魔力を使わなくても光り続けたり、魔物にぶつけることで爆発をおこしたりすることができます。私は使った事がありませんが、魔力を貯めることができる魔道具もあるらしく、魔力を使って足りなくなった時にはそこから引き出すのが魔法使いの普通の戦い方らしいです。私は素の魔力が高いですし、毎日魔力を増やすトレーニングをしているので必要ないかなぁと。


 おっと、そんなことを言っている間に冒険者ギルドのようなものが見えてきましたね。さて、ここに集合と言われましたが、どこで待っていればいいんでしょうか?この入り口で待っていればいいんでしょうか?それとも中?そこらへんを詳しく話していませんでした……。


「お、ルナじゃねえか。もう着てたのか。」

「ほら見ろ。貴様が全然起きないからルナちゃんを待たせることになったじゃないか。」

「いや、アカリも僕が起こさなかったらまだ寝てたでしょ。」


 ……よかった。誰にも絡まれることなく3人と合流できました。


「いえ、つい先ほどついたところです。」


 イゾウさんをどやしていたアカリさんの目が私の方に向きました。魔女っ娘衣装に身を包んでいる私に。

 直後、私は再び抱き上げられていました。


「かわいい。今度は私らの服も着てみない?きっと似合うと思うよ。」


 え?その和服を着せてくれるんですか!?着てみたいです!……目が怖いですが。


「はいはい。ここでそんなことしない。人の目があるでしょうが。」


 リュウマさんが手を叩きながら間に入ってきてくれました。そうです、ここはギルドの入り口近くです。ということはいろんな冒険者の目にさらされているというわけで。しかもイゾウさん達はAランク冒険者ということで元から注目度は高いわけで。


 ……あれ?今の私の状況って結構やばくないですか?傍から見たら誰?って感じですよね。


「あのダンジョン行くんなら時間がたくさんないと間に合わない。特に追加で買うものも無いからさっさと行くぞ。」


 イゾウさんからもそう声がかかったところで私はアカリさんの手から離れることができました。


「そうだったな。あそこに行くんだったな。昨日も言ったかもしれんが、私らがいるから安心してな。」


 先ほどとは違い、優し気な瞳でアカリさんがそう言ってくれました。……落差が激しいですね。

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