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スタンピード 破・1

前話訂正しました。

ソフィアちゃんの武器の詳細情報を加えましたので是非ご確認をお願いします。

ちなみにルナちゃんは明日もお休みです。


……え?タイトルがおかしいって?いやいや、そんなまさか。……とてもスローペースになっております。是非お楽しみください。

 氷でできた馬を魔物がいる方向に走らせます。これを動かしているのも一応魔力ですが、私レベルになると考えなくても大丈夫なくらい少ないです。なのでどんどん飛ばしていきますよ。

 それに魔法の馬なので普通の馬とは全然違う動きをしますよ。ウサギみたいにぴょんぴょん飛び回ります。この馬の乗ってあちこちを飛び回りながらの遊撃が私の戦い方でしたので、基本的に今回のような場合ですと一人の方がいいんですよね。それにこんな戦い方をする人とは連携も難しいでしょうし。


 魔物の集団の中を馬でとびまわりながら私達が倒すべき敵を探していきます。……それにしても数は多いですね。弱いとはいえそのまま後ろに回すとよくないです。ここらで一旦少しだけ掃除しておきますか。


「煌めきなさい、トロイメライ!」


 レイピアを一閃すると、振った方向めがけて大きな爆発が起こりました。その爆発は多くの魔物を巻き込んで光に変えていきます。

 ……こんなに強かったでしたっけ?いや、確かにさっき爆属性魔法でこのトロイメライに私が起こそうと思った時に爆発が起こせるような付与はしてましたよ?それにこのトロイメライ自体がそもそも業物だっていうこともあるんでしょうけど、それにしても強すぎませんか?

 ……まあ今は都合がいいからいいんですが、あとで原因を考えないといけませんね。強くなれているのであればいいんですが……。


 ……っと、少し離れたところから大き目の足音が聞こえてきますね。倒しに行きますか。馬に空を駆けさせてその場に向かうと、そこにはオークが居ました。その手には凶暴な大剣が握られています。

 変異種の中でもヤバいほうですね。まず、魔物が武器を持っていることが異常ですからね。それにあの大剣は冒険者から奪ったものでしょう。刃ほこそボロボロですが、柄やそれ以外の所は明らかに人の手が入ったように見えます。

 まあ私のことには気づいていなさそうなのでサクッとやっちゃいましょう。


 空から急降下しながら馬と一緒に落ちていきます。


「せいっ!」


 その勢いのまま後ろから首を切りつけます。

 でもこのトロイメライ自体が斬ることに特化した武器ではないので、やはりこれだけで倒しきるのは難しいようです。後ろからこの身を震わせるような怒声が聞こえてきます。


「はっ!」


 気合と共に後ろに振り向きながらトロイメライを振り抜きます。そして途中で何かに当たる手ごたえを感じた瞬間、大きな爆発が起こりました。

 爆発による煙が晴れるとそこにはもう何も残っていませんでした。


「このレベルのがもう出てくるんですか……。今回はもっと気を引き締めないとまずそうですね。」


 周囲に大きな魔物がいないことを確認してから、再び馬を駆けさせました。




「俺たちはソフィアの嬢ちゃんの獲物を奪うつもりで行くぞ!」

「はいはい、って俺たちってわたししかいないじゃないっすか!?」

「そうだが?Aランクってなら人数なんて関係ないだろうよ。」

「うー!!それはそうですけど、せめてミラさんを近くで見たかったすよ!」


 ヨモギは相変わらずやかましいな。こう見えても俺は世界に数える程度しかない聖を冠する武器に認められてるんだが。結構パーティーに入れてくれって志願者が来るんだが。喜べとは言わんが、満足はしてほしいぞ。


「なーに、すぐ合流するさ。もうちょっと後でな。」

「え!?マジっすか!?」

「おう、大マジだ。っていうか来なかったらそれはそれで絶縁ものだがな。」

「どういうことっすか!?」

「あとで説明してやるよ。今は黙って走れ。」


 まあ、ソフィアの嬢ちゃんにお世話になった奴なら大抵は分かるんだがな。俺はまだ嬢ちゃんが現役の時から知ってるから余計にな。あの人はいっつも無茶をしすぎるんだ。自分に課したことは死んでもやり遂げるってくらいストイックだった。それに引退してからその傾向は強くなった。受付嬢としての仕事を全うするために新しい情報を毎日のように頭に詰め込んで、時には自分の足を直接運んで偵察に行ってた。昼間は受付嬢の業務があるから夜中にな。

 そんな嬢ちゃんが今日もしもの時は竜を一人で止めるって言ってた。いくら嬢ちゃんでもそれは無茶ってもんだ。噂の竜を俺も直接見たことはあれど戦った事はまだねぇ。


 だから本当にその時が来たら嬢ちゃんは……死ぬ気だ。生き残ろうとはするだろうが、それでも最後は死ぬつもりなんだ。


――これでも本部ギルドのサブマスターなんですから。


 この台詞だってそうだ。俺たちに納得させようとしているように見せて、自分を納得させてたんだ。自分はサブマスなんだから、みんなの前に立って戦わなくては、ってな。

 ただ、もしもの時竜と戦うのは嬢ちゃん一人だ。そう作戦で言っちまった以上、それは覆せない。だからそれまではせめて力を温存しておいてもらわねぇとな。


「いいか、今から竜の爪痕の入り口近くまで一気に向かうぞ。そこが落ち合わせ場所だ。それまでは聖槌を起こさないで行くから援護頼むぞ。」

「……了解っす。なんとなく事情は分かったっす。じゃあ雑魚は無視してさっさと行くっすよ!

聖属性魔法 ホーリーエンチャント、タイプオール!」


 ヨモギがバフをかけてくれたことで俺たちの移動速度が上がった。ヨモギは優秀な援護魔法使いだからな、その強化率も高いんだ。


「よっしゃあぁ!行くぞー!」

「おうっすー!!」

誤字報告ありがとうございます!

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