第7・?話29
沖縄4日目の午後、美ら海水族館に来ている、俺達オカ研の部員とヴィラは、2階の水槽の前で魚達を鑑賞していると、沖縄の怪異のマジムンに遭遇してしまった。
マゼランペンギンに憑依したマジムンは、水族館の壁をすり抜け外へ出てしまった。
あのまま放っておくには行かない。
誰かが被害に遇う前に何とかしないと!
俺は皆と離れてトイレに入ると
「現れろ!ガイバーン!」
とブレスレットのガイバーンに呼び掛けた。
すると
「了解!」
と応えるブレスレットのガイバーン。
そして水族館の上空にストライクフライヤー形態のガイバーンが現れ、俺は続けて
「マテリアルチェンジダークエルフ!」
とガイバーンのブレスレットに呼び掛けると
「了解!偽装解除!コスチューム変換!」
と応えるガイバーンのブレスレット。
すると白目にエメラルドグリーンの瞳から黒目に金の瞳へ、金髪から銀髪へ、人間の耳のホログラムが解かれ、エルフの長い耳へ、そしてタンクトップにショートパンツからガラナのビキニアーマーに変換した。
そしてダークエルフに変身した。
「は~、やっと話せるわよ!」
と、堰を切ったように話し出すガラナ。
「あのマゼランペンギンとか云う奴?カワイイじゃない?こっちの世界も捨てたもんじゃないわね!」
と続けてガラナが話し掛けるけど、よっぽど言いたい事が溜まってたみたいだなぁ~
更に
「それに紗理奈ちゃんといー感じになってなかった?」
とガラナ!
「そ!そんなんじゃ無いから!」
と慌てて返した!
「ガラナよ!今は其れ所ではないぞ!」
とブレスレットのガイバーンがガラナを制止した。
その後、ガラナもぶつぶつ言ってたけど、気を取り直して
「行くぞガイバーン!」
「了解!だが、どうするつもりだ勇太よ!策はあるのか?」
とガイバーンが聞いてきた。
俺はエルティナの修業で会得した、おぼろ斬りを提案した。
おぼろ斬りは目に見えない、効果を無効化する技だ。
此の技ならマジムンを消滅出来るかもしれない。
「ちょっと勇太?あのペンギンを斬り捨てるつもりじゃないわよね?」
と確認するガラナ。
「そんな鬼畜じゃないから!」
と返した。
俺は水族館から走り出ると、マゼランペンギンに憑依した、マジムンが去っていった方向に向かって走った。
「ガイバーン!マジムンが何処にいるか解るか?」
と、上空で飛行するストライクフライヤー形態のガイバーンにブレスレットで通信した。
「水族館から800メートル先の、海洋博公園内を疾走中だぞ勇太よ!」
と返すストライクフライヤー形態のガイバーン。
俺はガイバーンにマテリアルチェンジで鬼丸国綱を作製し、それを手に羽根を出し飛び上がり、マジムンが憑依した走るペンギンに向かって飛行した。
「居た!」
俺は低空で木々を避けながら飛行して、ペンギンに近付き
「秘剣おぼろ斬り!」
とペンギンに剣圧でマジムンの無効化を試みた。
どうだ!?
ペンギンはコケて転がって止まった。
そして目を見ると、赤くなくなっていた。
よし!成功したぞ!
「ちょっと勇太?その子抱かせて!」
とガラナが問答無用で代わると、ペンギンを抱き上げてしまった。
「えー!?触っちゃっていーの?」
と驚いていると
「うむ!南極等の野生のペンギンではないから、大丈夫だとは推測するが。」
と上空のストライクフライヤー形態はのガイバーン。
「さあ、お家に帰りましょうね~。」
とお持ち帰りしようとするガラナ。
「コラ!コラ!コラ!コラ!コラ!勝手にお持ち帰るな!」
とガラナを叱ると
「え~!」
とゴネるガラナ。
「まあ、なんちゃらペンギンを冷蔵庫に飼うアニメあるからな!ガハハハハ!」
と上空のストライクフライヤー形態ガイバーン。
「お前も止めろよ!」
と叱った。
その後、ガラナがゴネながらあたしが返しに行く!と言い張り、ダークエルフから人間に艤装して、水族館に返しに行った。
水族館内に入ると、紗理奈と北条さんとヴィラに出くわした。
「あ!ガラナ!?ガライアさん!」
と紗理奈がガラナに話し掛け来た。
「オネーさんの方だ!」
とヴィラ。
「あら~紗理奈ちゃん達~!」
と返すガラナ。
「その抱っこしてるマゼランペンギンはどうしたんですか?」
と北条さんもガラナに話し掛けて来た。
ガラナは井の頭公園のダークエルフに、返して来るよう頼まれたと3人に話すと北条さんは、さっき水族館内で騒ぎになってた言った。
まあ、さっきトイレで変身して館内を走り抜けたからね。
「妹さんのガラナさんと一緒じゃないんですか?」
と北条さんがガラナに話し掛けて来た。
妹と言う事になっている俺が、ダークエルフに変身する為に、トイレに入って中々トイレから帰って来ないから、心配してくれてるみたいだ。
「きっと下痢なんだよ!」
と元気いっぱいに話すヴィラ。
恥ずかしいから止めて!
そしてガラナは近くの職員にペンギンを受け渡すと、トイレに入り俺と代わって皆の元へ
「おーい!」
と駆け寄った!




