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22/26

更新日

 一週間。


 ランキングには入らなかった。


 二週間。


 ブックマーク、67。


 三週間。


 113。


 大ヒットではない。


 栞なら初日で超える数字だ。


 土曜日の午後、メッセージが来た。


『映画行きません?』


『何時』


『六時』


 時計を見る。


 午後三時。


『今日更新』


『商業締切じゃないですよね』


『うん』


『一日くらい遅れても誰も怒らないですよ』


 その通りだった。


 契約もない。


 編集者に怒られるわけでもない。


 更新しなかったからといって、明日すべての読者が消えるわけでもない。


 それでも原稿を開いた。


『更新してから行く』


 栞から少し間を置いて、


『了解です』


 と返ってきた。


 五時二十三分。


 更新。


 管理画面は開かず、そのまま家を出た。


「間に合った」


 映画館の前で栞が言う。


「誰も怒らないんじゃなかったの」


「私は怒ります。チケット取ったので」


「そっちかよ」

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