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お会計
食事が済みゆっくりと席を離れる
勿論感想は書いたよ
売り出すなら絶対注文したいってね
お会計を済ませると
「ありがとうございました
またの御来店をお待ちしております」
上品な笑顔に癒やされ、店を後にする
右手には、クッキーの袋が揺れていた
こんなゆったりとした生活
お金に余裕は無いけれど
心穏やかに、これからも生きて行こうと思う
その後、何社か面接を受けたが
落ちてしまう
気落ちした俺を癒したのも、あの喫茶店だった
そして現在
田舎に移住の募集に応募し
住民の居なくなった民家に住み
農業をしながら、近くの本屋でアルバイトをしている
何故か、前は欲しくても出来なかった彼女もでき
二人で民家に住む予定になっている
あの場所に家族で訪れる時も
もうすぐやって来るかもしれない
暖かい春はもうすぐ側まで来ていた




