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彼女達
空から彼女は降ってきた。何十体も、空を覆うほどに。見慣れた光景だと
私はビルの二階から見ていた。彼女達は地面にぶつかると融けて肌色の液体となった。それを紫色の防護服に包まれた人達が採取する。紫は彼女たちが嫌いとする色だ。彼女たちの方から紫は避ける。だから安全に作業ができるというわけだ。彼女たちに人が触れると何が起こるか詳しく知らないが大惨事となるらしい。
次の日、屋上で陽に当たっていると彼女たちがまた堕ちてきた。私は何故落ちてくるのか、融けるのが怖くないのか聞いたが彼女たちはニヤニヤと笑みを浮かべながら私を目掛けて落ちてきた。私は急いで屋上の扉を開け室内に逃げ込んだ。室内は彼女たちから隠れれる唯一の場所である。室内に逃げ、扉を閉めたのと同時に彼女たちが融けるのが聞こえた。そして紫の防護服の連中が階段を上がって現れた。溶けた彼女達を採取するのだろう。私は連中とすれ違って階下に降りた。瞬間。上の階から連中が流されてきた。肌色の液体に呑まれて。私はそのまま液体となった彼女達に触れ―緑の閃光を発して爆発した。




