ネコ好きがこじれすぎた人の日常。
たぶん、私は不治の病にかかっている。
治療できる病院など聞いたことがない。
一生このままだと思っている。
実のところ、私はネコ好きだ。
猫が好きすぎて「描」という漢字をみただけで……
一瞬、「猫」に見えてしまう。
描く……
描写……
いかん「猫」にしか見えん。もちろん、全然違う。
よく、目を凝らして「なんだネコじゃないのか」と認識する。
その落胆ぶりは、とんでもないものがある。
道端で、誰かが落としたポリ袋が、
風に揺られてズルズルと地べたをはうのを見ただけでも、
一瞬、ネコと見間違える。
これは、もう……
これは、たぶん……
「猫中毒」に違いない。
それか、きっと……
「猫依存症」の類だろう。
処方箋は……
あるんだろうか?
よく効くクスリを処方してもらった途端、
ネコに対する愛情まで失ってしまいそうで怖い。
……いや。
それなら、この病気は治さなくてもいいのでは?
ネコ好きといいながら、現実は……
ネコとは無縁な、
ペット不可の賃貸で、悶々とした日々を過ごしている。
この矛盾がいけないのかもしれない。
病状が、日に日に悪化している気がする。
……これは、かなり重症なのではないだろうか。
グレード4くらいでは、なかろうか。
誰か、この私の「病」をなんとかしてくれ!
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