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ネコ  作者: 秋月心文


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9/9

ネコ好きがこじれすぎた人の日常。

たぶん、私は不治の病にかかっている。


治療できる病院など聞いたことがない。


一生このままだと思っている。



実のところ、私はネコ好きだ。


猫が好きすぎて「描」という漢字をみただけで……

一瞬、「ネコ」に見えてしまう。



描く……


描写……


いかん「ネコ」にしか見えん。もちろん、全然違う。


よく、目を凝らして「なんだネコじゃないのか」と認識する。


その落胆ぶりは、とんでもないものがある。



道端で、誰かが落としたポリ袋が、

風に揺られてズルズルと地べたをはうのを見ただけでも、


一瞬、ネコと見間違える。



これは、もう……


これは、たぶん……


「猫中毒」に違いない。



それか、きっと……


「猫依存症」の類だろう。



処方箋は……


あるんだろうか?



よく効くクスリを処方してもらった途端、

ネコに対する愛情まで失ってしまいそうで怖い。


……いや。


それなら、この病気は治さなくてもいいのでは?



ネコ好きといいながら、現実は……


ネコとは無縁な、

ペット不可の賃貸で、悶々とした日々を過ごしている。



この矛盾がいけないのかもしれない。

病状が、日に日に悪化している気がする。



……これは、かなり重症なのではないだろうか。


グレード4くらいでは、なかろうか。


誰か、この私の「病」をなんとかしてくれ!

--------------------------------------------

 お読みいただき、心より感謝申し上げます!


 数ある作品の中から

 この物語を選んでいただき、

 本当にありがとうございます。


 少しでも楽しんでいただけましたら、

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