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右も左も魔女ばかり ~離島の魔法特区にある高専に入学した僕の想定外な日々~  作者: 於田縫紀
第11章 Spring has come……

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第251話 小宴会のはじまり

 うん、愛希先輩にしてやられた。

 僕のストライクゾーンに誘い込まれてしまった。

 つまり購買欲を抑えきれずに、色々買い込んでしまった訳だ。


 魚やエビは色々あったけれど我慢した。

 でも豚の胃袋は、つい買ってしまった。


 そして惣菜が何と100円からあったので、ついつい色々買い込んでしまった。

 弁当類も安いので色々と。

 切り干し大根の煮物とか青菜炒めとかジーマミー豆腐とか、豚ピーマン炒めとかフーチャンプルとか。

 どんな味付けで食べているのかを知りたいし。


 他にごま油とか塩とかネギとか買って宿へ。

 惣菜店のあるあたりから宿はすぐだった。

 これは楽しいかも。

 いや、まずいかも。


 宿は外から見ると今ひとつ。

 でも部屋の中はいい感じ。広くて明るくて使いやすそうだ。

 こっちの区画は4LDK。つなげて使える6畳和室2室、同じくつなげる4.5畳和室2室、リビングダイニングという作り。

 もう1つ借り切った区画の方が広いけれど、こっちが使いやすそうだとの事だ。


 早速キッチンを借りる。

 キッチンも4口のガスコンロ等、そこそこ設備はいい。


 まずお湯を沸かす。

 ネギを切り、沸騰したお湯に塩と豚胃袋入れて茹でる。

 火が通ったらざるに開け、流水をかけながらガシガシ洗ってぬめりを取る。

 あとは細長く小さく切って、塩とごま油とネギ入れてかき混ぜながら味調整。


 沖縄風ではないけれど、つまみ用ガツ刺完成だ。

 どうせ皆でつまむだろうから大量に仕込んだ。

 ぎっちりボール1杯分。

 肉の重さにして2キロ分だ。


「取り敢えず、簡単に食べましょうか」


「待っていたのですよ」


 あれ、いつの間に詩織先輩が。

 ルイス先輩が横で苦笑している。

 うん、きっと食べ物の気配を感じたとかいう奴なんだろうな。


 そんな訳で修先輩、香緒里先輩、ルイス先輩、詩織先輩、愛希先輩、僕とで軽く食べ始める。

 うん、久々にガツ刺作ったけれどいい感じに出来た。

 内臓肉は特区には無いから作らなかったんだよな。

 あと買ってきた惣菜もいい感じだ。


「何かこれ、酒が進みそうな味なのですよ」


 詩織先輩はガツ刺しがお気に召したらしい。


「詩織はまだ飲める年齢じゃ無いだろう」


「気分はオリオンビールなのですよ」


 そう言って、さんぴん茶とかかれたボトルを飲んでいる。


「まあビールは僕と由香里姉以外は苦手だけどね。みんな甘い酒の方が好きで」


「それにしても風遊美先輩、なんでああ飲むようになったんでしょうね」


「明るい飲み方だし、日常的に飲んでいる訳じゃ無いから大丈夫だろ」


「煮物の味がちょっと違う気がするのです」


「砂糖が違うか、それとも隠し味の泡盛のせいかどっちかでしょうね」


 愛希先輩はコメントも何も言わずに食べまくっている。

 うん、平常運転。


「皆はどうしているのかな」


「OB組は飲み歩くから遅いと思うよ。北米組は途中のアニメイトで時間食っているんじゃ無いかな。他は色々穴場を攻めていそうだ」


「去年はどうしたんですか」


「場所がここよりもうちょっと先でね。国際通りをずっと進んだ終点の近くで。近くにスーパーがあったからそこで買い出ししていたな」


 お、いい情報を聞いた。

 後で行ってみよう。

 そう思ったところで。


「どうもー、着きましたわ」


 大量に買い物袋を抱えた2人組が現れた。

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