3/8
元魔王と不死身少女
〜第3章〜
〜奴隷購入〜
「・・・聞いているのか 貴様に言っているのだ」
老「無駄ですネルメス様 私もこの娘に話を聞いていたのですが沈黙を貫くばかりでございます。」
「....何とかして聞き出さなかったのか?」
老「もちろん あらゆる拷問を行いましたが 何も喋りません。それどころか叫び声のひとつもあげず切断した部分が再生しましてな。」
不気味な笑みを浮かべる
「不死の首輪の効果ということか」
老「左様でございます」
ふむ、面白い。実に面白い。昔の私であればすぐに被験体として持ち帰りたいのだが私はもう魔王ではないので城には帰れない。
さて。どうしたものか、
老「いかがでございますか?」
仕方ない、私の家で実験を行うとしよう。
「この娘を買おう。いくらだ」
老「お金はいりません。代わりに私の願いを聞いてはもらえないでしょうか?」