↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

0.問題児のプロローグ

どうもでーす。

今回なんとなく投稿した物なので、出来るだけ続けるつもりですが間がすごく長くなってしまうかもなのでご了承ください。

ある日の事


世界最大の人気を誇るVRMMORPG、SFPGと言われるゲーム掲示板にて、SFPG内最強と言われるプレイヤーに向けられある書き込みがされた。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

【SFPGで最強(笑)と謳われるプレイヤーへ】

このゲームで最強(笑)と言われるプレイヤー名Sirius、ちょっと勝負しない?

今暇で暇でしょうがないからさ、最強(笑)とか言われてる奴と戦ってどれぐらいで殺れるか。っていう暇つぶししようと思ったんだよ。

もしこの書き込みを見て戦ってくれるんならノースマップの巨大樹の島に明日の2:00ごろ来てくれ。

あー、俺はもっと前に来ておくから他のやつも先に来て勝負してやってもいいぞ。

では。

プレイヤー名シチヤ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


この書き込みを見たプレイヤー一同は必ずこう思うだろう。


(巫山戯《ふざけ》るな!)


SiriusとはSFPGない最強と言われ一対一で勝てる奴はいないと言われる存在だ。

SFPGを始めるやつもこのSiriusに憧れて始めるやつが大半だ。

例えSiriusを初めは知らなかった奴でもゲームをやっていけば必ず耳にはいるだろうと言われる程だ。


その憧れのプレイヤーを貶すような内容にファンが激怒したのは当然だろう。


そして当日、巨大樹の下には1人のプレイヤーがたっていた。

装備は初期装備のまんま、灰色に毛先が黒い髪色をした中肉中背のプレイヤー。


その頭上に浮かんでいるプレイヤー名は『シチヤ』。あの書き込みをしたプレイヤーであることは間違いないがこれからは最強と戦うというのに初期装備のまんまだというのは舐めているからなのか。


そして少しすると南の空から黒い靄《もや》のようなものが飛んできた。

まぁ当然ただの靄なわけなくその一粒一粒は全てSiriusに憧れるプレイヤーである。


そのプレイヤー群が巨大樹の島に立つシチヤを見れば怒号が飛ぶのは当たり前だが、初期装備のまんまのシチヤを見れば更に殺気立つのは当然の事だ。


その当人はというと、


「おっ、すごい数だな!まだ来るかわからないが約束の時間には5時間ほど時間あるし前哨戦に相手して貰うか!」


と、嬉しそうである。


そしてプレイヤー群が島に到着。さっきまでの怒号がうそのように静まるが、さきほど以上の殺気を振りまく。


その集団から1人のプレイヤーが歩いてくる。プレイヤー名ポ・トロ。確かシリウスの周りを飛び回る星の名がポ・トロだったような。


「お前が掲示板のシチヤか」


「そうだ」


シチヤがそう答えた瞬間ポ・…面倒くさいからトロからの殺気が強まる。


「貴様か…。貴様がシリウスさんを馬鹿にした野郎か!」


このトロはシリウスファンクラブ会長でもあるシリウス大好き人間だ。


「許さん…。シリウスさんを馬鹿にしたこと、絶対に公開させてやる…戦闘用意!この屑を後悔させてやれ!リリースライフ!」


トロが剣を抜き構え、魔法を発動すると島全体に魔法陣が広がる。

この魔法は陣内で死んだプレイヤーをその場で即復活させる訓練用の魔法である。

トロの後ろにいたプレイヤーも各々の武器を構える。


「おーおーいーぜいーぜ。やろうぜ!」


シチヤは初期装備の剣を抜き、剣先を地面に向けたままだらっと直立する。


「なんだ……なんなんだお前は!我々を愚弄するつもりか!装備は初期装備のまま、構えという構えも取らない…巫山戯るのもいい加減にしろ!」


「巫山戯てねぇよ。初期装備なのはさっきこのゲーム始めたばっかなんだから当たり前だろ。それに構えだって俺流なんだよ」


自分の憧れる人を馬鹿にされ、更に自分も馬鹿にされ(いたって本人は真面目)プレイヤー群全員が怒りの限界を超えた。


『巫山戯んじゃねぇぇぇぇ!!!死ねぇ!』


其処を第三者が見れば地獄と例えるだろう。

前から大剣を持ったプレイヤーがシチヤを切れば、後ろから新たなプレイヤーが出てきて斧で叩っ斬る。


それを永遠に続ける。

このゲームは痛覚を遮断し少し強いビリビリとした麻痺のような感覚になる。


普段はこれぐらいならどうって事ないが、其れをずっと続ければ段々と痛みを伴ってくる。


このビリビリとする感覚は運営が通常の戦闘にて受ける平均的な攻撃数から神経に問題のない程度に弱くし、嫌な感覚になる程度の強さを持った感覚を計算し導き出した強弱だ。


だがそれをシチヤのように永遠と受け続ければ神経へと影響し痛みを伴うようになる。そんな物を通常に人が受ければ発狂し出すのにそう時間が掛からないがシチヤは其れを平然として受け続けている。


それどころか段々とプレイヤー群の攻撃が当たらなくなり始めた。

これはプレイヤー群に原因があるのではなく、シチヤがこのゲームに慣れ始めたのとリアルのシチヤが持つ身体能力のお陰だ。


これにプレイヤー群は動揺を見せ始める。初心者から上級者までいるプレイヤー群だが本当の意味での初心者に負けるほど弱くはない。


なのに攻撃が当たらない。それどころか反撃を受け始めダメージを負い死亡する奴までもで始めた。


初めは初心者連中、そして中級者、更に上級者にも死者がではじめる。


SFPGではRPGゲームには珍しくステータスが存在しない。いや、MPだけは存在する。その他のステータスは現実世界の人間と同樣首を切られたり心臓を刺されたりすれば初心者の攻撃でもたやすく死ぬ。


それなのに何故初心者、中級者、上級者と位が別れる理由は防具にある。と言うか防具の性能によって初心者から上級者に別れる。だが弱い防具でも強い奴に勝つ方法はある。それは防具の隙間を着けばいい。装備の隙間から覗く首元を初期武器で刺せば殺せる。だがそんな事を始めたばかりでする事は難しい。まぁそれをシチヤはやっているのだが。


そんなこんなで既にシチヤが死ぬ事はなくなり、逆にプレイヤー群の方が蹂躙され始めた。

何度も何度も殺され味わう其処まで痛くもないが不快な感覚。


そして憧れを馬鹿にされた怒りより不快な感覚からくる恐怖が勝り数十分後にはあのシリウスファンクラブ会長であるトロでさえシチヤに手を出さなくなった。


「なんだ、もう終わりか」


誰もかかってこない事にシチヤため息をつく。


そして約束の時間になる。

その場にいる全てのプレイヤーが西の空に向く。


「き、きました!」


そして誰かの声に反応しその場のプレイヤーが視線を走らせ、空を飛ぶ1人のプレイヤーを見つける。


「きた、きたぞ!シリウス様だ!」「シリウスさーん!」「キャー!シリウス様〜!」

「し、シリウス様…生で初めて見た…」


などと歓声が響きまるでコンサート会場のようになる。

それをシチヤはうるさそうにしながらシリウスがやってくるのを待つ。

そして島の中央、シチヤの前に降り立つ。


長身で純白に輝く鎧をつけ腰には金色のオーラを醸し出すまたもや純白の長剣。

金髪のロングに爽やかな顔、すごい爽やかなイケメンだ。


「お前がシチヤか」


だがその口から出た言葉は決して爽やかとは言い難い言葉。


「あぁ、俺がシチヤだ。で、あんたが最強(笑)とか言われてるシリウス(厨二)で間違いないか?」


その言葉を聞いた瞬間、シリウスの額に血管が浮き出る。


「調子に乗ってんじゃねぇぞカスが」


「そのカスに殺られんだからお前はカス以下だな」


「こ、このヤロォ。その言葉後悔させてやる!」


そう言ってシリウスは長剣を抜き放ち瞬時にシチヤへと迫り、ダラッとした構えのシチヤへ長剣を叩き込んでそのままシチヤの背後に抜け誰もがシリウスの勝ちを確信した瞬間……シリウスが倒れる。


そのシリウスの首には切られたり傷があり血が溢れ出していた。


そしてシリウスに切られたと思われたシチヤに傷はなく、右手には血が滴る初期武器の短剣が握られていた。


シリウスと交差する一瞬、シチヤはシリウスの長剣を紙一重で躱し瞬時に右手で持っていた短剣を首に滑り込ませていた。


静寂。


誰もが今の光景に頭が追いつかず呆然としているとこを遮るシチヤ。


「はぁ〜、つまらん。帰ろ」


そう言ってシチヤは巨大樹の島から消えていった。



それから数日後、ネットでは最強のシリウスを初期装備で瞬殺したシチヤの事が話題になっていた。勿論の事あちこちでシチヤの事を探す奴らも出てきが終始シチヤの事を見つける事ができた奴はいなかった。


この事は数年先で都市伝説として噂される事になる。



「はぁぁぁぁぁぁぁぁ……。つまらん」


そんな事を言いながら頭に付けてVRゲーム用のゲーム機を取り外しベットから起きる青年。

灰色に毛先が黒い髪色の青年、まぁわかると思うがシチヤのリアルだ。


名前は黒鉄《くろがね》 七夜《しちや》。高校2年の17歳である。

高校入学直後ヤクザ間の抗争に巻き込まれ両方のヤクザ全員を素手で叩きのめしたり、強盗がいると分かっている銀行に入って人質全員無傷で救出したり、麻薬密売組織の密売現場の情報を警察にリークしたり、校長に単車の免許取得許可と単車通学許可をさせたりと異常とも言えるほどの問題児だ。


だが七夜の行動のおかげで学校も評判が良く問題行動で困らされるが、学校に害があるわけでもなく逆に利益があるので退学にも出来ない。


それほど色々問題行動をしていると言うのに世間に騒がれないことなどが色々噂を作り出している。


例えば親が政治家で情報を潰しているだとか、実は七夜は超能力者で力を使って無理やり情報を消しているだとか、七夜は裏の世界の人間で重要な任務があってこの学校に入学しただとか根も葉もない噂が飛び交っているが本人は全く気にしていない、と言うか周りが自分のことで面白い事を考えるから放置しているのだが。


そんな七夜が問題に首をつっこむのには理由がある。複雑な理由なんかじゃない。至極簡単な理由。


ただ面白そうだったから。ただ面白い事をしたいから。ただつまらない日常に刺激が欲しかったから。ただ普通に生きるのが嫌だったから。たったそれだけ。


黒鉄七夜の座右の銘は常に面白おかしく人生を送れ。


(周りに出来るだけ害がないよう、ただし自分にもないよう、面白そうならどんな事でもどんな事をしてでも、邪魔する奴は徹底的にぶっ潰せ、手伝ってくれる奴には優しく接しろ、仲間が第一、自分が第二、他人が第三、とにかく常日頃を面白く。)


今日もそう心で反復しながら明日を迎えるのであった。


どうでしたか?

できれば読んで思った感想を書いていただければ嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。