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 お久し振りです。

 すっかり更新が止まっていて申し訳ないです。


 執筆時間とモチベが確保できないので、

 頭の中にある先の話を全て書いて完結にします。


 ハルとニノはダンジョン脱出を試みる。

 極力戦闘を避け、出口を探す方針で動き始めるが、何度も異常事態に襲われ戦闘を繰り返す。


 陽の光が当たることで弱体化したニノと戦闘に慣れていないハルでは一戦一戦が死闘となり、加速度的に消耗していく。


 あと2、3戦が限界という状況でトラップを踏み、深層に落ちる。

 完全に陽の光が届かない暗闇。それまで支える側だったハルが錯乱する一方、太陽から解き放たれたニノがハルを支える。


 しかしダンジョンは深く潜る程に敵が強くなる。

 いくら戦闘に慣れたニノでも、疲労困憊で補給もできない状況では長く持たない。


 時間と共に絶望が深まる中、二人はコアのある大広間(フロア)に辿り着く。


 コアを破壊することでダンジョンは崩壊し、その場所はただの窪みに代わる。またモンスターの出現も止まるため、脱出は容易となる。ただし、コアを破壊するには強力な守護者を倒す必要がある。


 通常、守護者と戦闘する場合は等級4以上の者を含めたレイドを作る。

 しかし戦力は等級3相当のニノと、意識が朦朧としている等級1のハルだけ。


 戦闘を避けるべき。

 ニノの直観が叫ぶけれど、脱出する手段も無い。


 二人は話し合い、守護者に挑むことを決意する。


 死闘の末、どうにか勝利したものの、二人は一歩も動けない。

 崩れ去るダンジョンの中、仰向けになって手を繋ぐ二人は、久々の空を見て微笑を浮かべた。


 ──その直後、影が現れる。

 正体は前線から帰還する途中の小隊。


 数は四名。等級は5から6。

 本来なら前線で活動しているが、補給部隊が定刻を過ぎても現れないことから異変を感じて基地の様子を見るために戻る途中だった。


 ハルとニノは等級6の回復魔法により全快する。


 歓喜してニノを抱擁するハル。

 照れるニノ。二人を見て笑う小隊。


 和気藹々と基地に戻った六人だったが、その目に映ったのは瓦礫と死体の山だった。


 混乱するハル達。

 そこに「黒幕」が現れ、現世にモンスターを放ったことを伝える。


 目的は殺戮。

 ヒトの悲鳴と絶望を聞くこと。


 演説の途中で小隊の一人、等級5の男が激怒して飛びかかるが、一撃で胸を貫かれて絶命する。


「あぁ、いぃ! その顔! その絶望に歪む顔が好きだ!」


 等級5を瞬殺。

 そのことから、ハル以外は黒幕が少なくとも等級7以上であると悟る。


 ハルとニノなら瞬きする間も無く即死。

 上位者である3人も格上相手に表情が強張る。


 しかし、黒幕は


「安心してくれ。君達を殺すつもりは無いよ」


 と言って、程々に世界を壊したいことを伝える。

 末永く、恒久的に、私の寿命が尽きるまで絶望し続けてくれと邪悪なことを言って姿を消す。


 しばらく誰も動けない。

 やがて小隊のリーダーが指示を出す。


 一人が前線へ向かい異常を伝えること。

 残りは現世へ行き救助活動を始めること。


 かくしてハルとニノは現世へ戻ることになった。


 現世。

 東京に出たハルがまず目にしたのは、崩れた高層マンションと、ダンジョンに落ちる直前にも見た巨大な狼だった。狼の口元、そして足元には人の姿があり、あちこちから悲鳴が聞こえている。


 皆が絶句する中、再びリーダーが指示を出す。

 援軍が来るまで一人でも多く救うこと。


 その声でハル達は目的を得るものの、絶望的に戦力が足りない。

 

 ハルとニノはダンジョンの守護者を討伐したことで等級がひとつ上がった。

 しかし太陽の下で行動するニノは等級2相当の力しか出せず、ハルも等級2になったばかり。


 上位者が戦闘を引き受け、ハルとニノは人命救助を優先することになった。


 救われる人々のほとんどは感謝を述べ避難指示に従う。

 しかし一部はハルとニノの言葉を無視する。


 カメラを構え、ニヤニヤと楽しそうな表情で戦闘を撮影している。

 ニノが溜息を吐き、さっさと運び出すために「そいつ」を気絶させると、ニノを非難する声が上がった。その声はどんどん大きくなり、モンスターを呼び寄せてしまう。


「こいつら守る意味あるのかしら!?」


 ニノは不満を述べつつも野次馬を護りながら戦う。その様子を楽し気に撮影する野次馬に対して、ハルが「避難してください」と叫ぶが聞き入れてくれない。


 ハルに不満がたまる。

 それは、モンスターに近付いた野次馬を護るためニノが負傷したことで爆発する。


 ──どうして、こんなクズの為に傷付かなきゃいけないの?


 ハルのトラウマを刺激する。

 それは無意識のリミッターを外し、彼女が持つ眼の力を覚醒させる。


 ──お前らが戦え。


 発動したのは世界改変。

 それ以来、すべての人類がステータス持ちとなり、戦う資格を得るのだった。


 ハルが世界を改変した直後、増援が到着する。

 増援は等級9の二人を筆頭に次々とモンスターを倒す。


 しかしモンスターの数が減らない。

 まるで無限に生み出されているかのように現れ続ける。


 一人が叫ぶ。

 ダンジョンを見つけた。


 こうして世界はステータスとダンジョンの存在が当たり前になった。



 それから四年後。

 視点は一組の少年少女に切り替わる。


 世界は一変していた。

 あらゆる場所にモンスターが現れ、全てのヒトが特別な力を持つ時代。


 当然ステータスには個人差があり、特に優れたステータスを持つ者達は、略奪するか、護ることを選択した。そして前者はヴィラン、後者はヒーローと呼ばれた。


 少年少女は兄妹であり、ヴィランでもあった。

 四年前の悲劇でモンスターに家族を殺され、自分達を拾った「悪人」に騙され人間不信となった。


 二人はいつものように「略奪」をしていたところ、運悪く等級の高いヒーローに見つかる。

 そして逃げる途中でダンジョンに落ち、地上では見ることの無い強力なモンスターに襲われる。


 どうにかダンジョンを脱出した先で出会ったのは「組織」の人間。

 二人はスカウトされ、警戒しながらも「組織」に入ることを決意した。


 目的は全てのダンジョンを破壊すること。

 要するに戦うだけで飯と金が手に入る。それは兄妹にとって最高の条件だった。


 二人は成長を加速させるレアスキルを持っており、あっという間に等級4になる。

 組織は等級4以上の者を「前線」へ送り、高難易度ダンジョンの攻略を義務付ける。


 二人はいくつかのダンジョン攻略に成功し、やがて等級7に至る。これにより「最前線」の存在を明かされ「全ての元凶」と呼ばれる最難関のダンジョン攻略部隊に加わる。


 そこは、これまでの戦闘が児戯に思えるような地獄だった。

 それでもどうにか生き残り、多くの犠牲を出しながらコアのあるフロアに辿り着いた舞台を出迎えたのは、二人の女性──ハルとニノだった。


 戸惑う舞台に対し、ハルがダンジョンの真実を語る。


 ダンジョンは地球の意志。

 増え過ぎ、壊し過ぎた人類を破壊するために生まれたもの。



「守るべきは、人じゃなくて、ダンジョンの方だよ」



 双方の主張は一致しない。

 故に戦闘が始まる。しかしそれは、圧倒的な蹂躙となった。


 等級10に至ったハルの眼は、神の如き力を発揮する。

 その恩恵を十二分に受けたニノも、等級9の隊員すら圧倒する。


 たった二人の守護者を前に、地獄を攻略しかけた猛者達が壊されていく。

 

 勝てないことを悟った兄妹は、対話を試みる。

 その中でいくつかの違和を見つける。


 ハルとニノがいつからダンジョンに居るのか。

 どう見てもヒトが生きる場所じゃないのに、どうやって生活しているのか。


 やがて「ダンジョンに取り込まれている」という仮説に辿り着き、周囲を観察することで「それ」を発見する。生き残った五人のうち二人が命を代価にハルとニノを止め、残りの三人が「それ」の破壊に成功する。


 その後、仮説通りハルとニノが動きを止める。

 しかし安堵が許されたのは数秒だけ。直ぐに「本来の守護者」が現れ、戦闘が再開する。


 本来の守護者はハルとニノ以上の強敵だった。

 生き残った者達は直ぐに勝てないことを悟る。


 唯一の可能性は、気絶しているハルとニノが味方になること。

 しかし回復の隙が無い。動けない二人を護るだけで精一杯だった。


 ジリ貧かと思われた中、死亡したと思われた猛者が起き上がり時間を稼ぐ。

 そこで回復魔法を行使してハルとニノが復活。


 操られていた間の記憶は残っており、直ぐに戦闘に参加した。

 その後、新旧主人公による共闘が始まる。


 死闘の末、最後の守護者を倒してダンジョンコアを破壊。

 

 これにより世界からモンスターが消え去る。

 またハルが「世界改変」を発動して、すべての人類からステータスが消え去る。


 こうして世界は全て元通りとなり、

 遠い未来、モンスターとダンジョンは御伽噺として語られるようになったのだった。


 




──という話を書きたかったです。


まずハルとニノがダンジョンに落ちるところまでを二万文字くらいで書けないとダメだよなとか、物語の取捨選択を考えなきゃとか、色々と反省点を感じております。ファンタジー難しい。


いくつか短い話を書いた後、レベルアップして長編に再チャレンジしたいと思ってます。

また読んでやってくれると嬉しいです。ではでは。ありがとうございました。

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