となりの駅が、ない駅に 〜マユとわたしと電車、そして相応の報いの物語〜
マユとは、高校生の頃からのつきあいだ。
彼女はとても良い子で、悪いことを許さない。思い込みが強くて、正直、ちょっとめんどくさい。
でも、それなりにうまくやっていたつもりだった……マユが、わたしの会社がつぶれそうなのは、なにか悪いことをしたせいだね、なんて決めつけるまでは。
わたしはマユと縁を切ろうと決意した。ちょっとしたスタンプの押し間違いから、どうせなら作り話で怖がらせて、最後は、嘘だよ〜って笑ってやろうと思っていたのだが――。
彼女はとても良い子で、悪いことを許さない。思い込みが強くて、正直、ちょっとめんどくさい。
でも、それなりにうまくやっていたつもりだった……マユが、わたしの会社がつぶれそうなのは、なにか悪いことをしたせいだね、なんて決めつけるまでは。
わたしはマユと縁を切ろうと決意した。ちょっとしたスタンプの押し間違いから、どうせなら作り話で怖がらせて、最後は、嘘だよ〜って笑ってやろうと思っていたのだが――。