Record:暁月しゅか
どうも。暁月しゅかです。
幻想入りたい一心で書きました。
うp主キャラが幻想入りしてくれます。
それではどうぞ。
皆さん、どーもどーも。
『暁月 しゅか』です。
いやぁ、幻想入りっていいですよねぇ。
いつか自分も…!
とか思ったりするんですけど、まぁ現実がそんなに甘いわけ無いですよねぇ。
ま、私は皆様方のお気持ちはわかるのですが…
皆様方、報告があります。
『私、幻想入りしてきます。』
はい。というわけで、「うp主」として幻想郷に干渉しました。
え?紫さんの許可?
さーてなんのことやら。
ってかじゃあこの世界もオリジナルとは違う世界線になるのかぁ。
…さしずめ『N』世界線って感じ?
ちな、『N』って『主』のNね?
あ、ここでちょっと私のプロフィールというかなんというかをまとめましょうか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・名前『暁月 しゅか』
・種族 吸血鬼とサキュバスのハーフ 『絶対神』真名:「エルミア・ローテ」
・二つ名 『絶対者』
・身長 163cm 体重 言いません。絶対に。
・胸 Cほど
・容姿 長髪。腰辺りまである。色はピンク。髪の末端は赤に変わっている。目の色は赤。
服装は丈が短い黒いキャミ(尚、後ろは紐がクロスになっている。)の上に白いフード付きパーカーを前を開けて羽織っている。
そして、赤いミニスカートを履いており、そのスカートにはスリットが入っている。スカートの下の方は細い三角形に切られており、その下には白い布が見える。
黒色のニーソックスを、スカートの裾と十数センチの間を空けて履いており、絶対領域(死語)を作り出している。
スニーカーの色は白である。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…某赤い動画投稿アプリの年齢制限ギリアウトみたいな服装してるなぁ…
これ大丈夫なのかな…
…ま、いいか。
とりあえず人里にでも行きましょうか。
私は背中にコウモリの羽を生やし…
いや背中にはついてないんだけどね?
背中から少し離れたところに浮いてるだけだから生やしっていうより出現させてのほうが正しいような…
…ま、いいか。(2回目)
そんなこんなで私は人里へと飛んでいきました。
よーし人里につきましたよーっと。
…ん?なんか空から降って…
って隕石やないかーい!?
どっきりどっきりどんどん!
隕石が降ってきちゃったよどーしよ!?
(どうするぅ!?)
「きゃあ!?」
いまスレスレを通ったよ!?
大きさは小石ぐらいだけども!
されど隕石よ!?
怖いよ!
ん?隕石の向かう方向…寺子屋か?
隠れて見てみましょうか。
「「「「ありがとうございましたー!」」」」
「またあしたなんだぞー!けーねせんせー!」
おぅ。寺子屋組じゃん。
そしてチルノは元気いいなー。
いやいやそうじゃなくてなくて!
これ誰かに当たるのでは。
「うわぁっ!」
あ、チルノに当たりましたね。
南無三。
お?チルノがふらふらしながらも立ち上がりましたね。
…なんか雰囲気違うけど。
「だ、大丈夫!?チルノちゃん!」
「ん?あぁ、大ちゃんか。私は大丈夫だぞ。」
…うん。いつもと違うね。やっぱり。
「え、なんかチルノがいつもと違う気がするのだー。」
「いや?特に変わってないよ。というか…」
そう言いながらチルノがこちらに視線を向けてきた。
あ、これバレてるね。
「そこから見てるやつ、誰だ?姿を現せよ。」
…ハイド・アンド・シーク失敗。
「いやぁ…バレちゃいますか…」
「お前…誰だ?」
「私?私は『暁月 しゅか』。うp主だよ。」
「うp主?お前が?本当なのか?」
「うん。」
なんかだいぶ疑われていますね。
悲しい。
「…ねぇ、リグル。うp主って何?」
「さぁ。」
あ、そうなんですね知らないんですね。
当たり前か。
「うp主っていうのは…」
『ズニュン』
「私が話そうとしたときにスキマを開くのやめてもらっていいですかね。」
「ごめんね?まぁ、良いでしょ?それで、うp主って言うのは、『私たちを【作った】人』のことよ。」
「まぁ、それでも原作者って人がいるんですけどね。結局私は『二次創作者』なので。」
「もぅ。細かいことはどうでもいいのよ。」
…それ意外と良くないのでは。
「そうか。まぁ、あたいには関係のないことだな。」
…いや、待てよ?おそらくだけど、今このチルノは隕石によって頭が(一時的にしろ)良くなっている。
これ、色々ネタに使えそうだね。
「チルノ、私と「友達」になりません?」
「…お前、なんか裏がありそうだな。」
「い、いやいや、そんなことはないよ?うん。」
「ふーん。ま、いいや。じゃあ、弾幕ごっこであたいに勝てたらいいぞ。」
「…望むところだよ。」
「よし。ルールは簡単だ。一回でも被弾したら、被弾した方の負け。それでいいだろ?」
「うん。いいよ。」
さてさて。大体の二次創作作品では噛ませ犬ならぬ、かませ妖精役をやらせれているチルノだけど、妖精にしては強い方なんですよね。
普通に侮ることができないっていうのが難点です。
「行くぞ?『凍符【パーフェクトフリーズ】』!」
スペカを打ってきましたね。
ではここで、私の能力の紹介をしておきましょう。
私の能力は、主に『編集・執筆をする程度の能力』ですね。
…え?戦闘に使えないだろって?
まぁまぁ、私、実はもぅ一つ・・・いや、3つほど能力があるのですよ。
それが、吸血鬼とサキュバスのハーフとしての、『血液・夢を操る程度の能力』。
そして、『対象の血液・精力から力を複製する程度の能力』。
最後に、絶対神としての、『ありとあらゆるものを制御する程度の能力』です。
…最後に関しては『程度』で済んだらだめな希ガス…
ちなみに、編集の能力を使うとこの世界の弾幕とか消せます。
はい。戦闘にも役に立ちますが、正直チートなので戦闘には余程のことがない限り使いません。
制御する能力も、緊急事態の時しか使いません。
そしてそして、力を複製する能力、実はまだ一つも複製していないんです。
しかも、複製できるものに精力…これ霖之助さんにしか使えないし。
しかも使って暴走でもされたら壊れる(意味深)の私だし。
なんですか?私は健全な女の子を変な気分にさせて精力(意味(ry)を搾り取ればいいんですか?
R指定18に繰り上げたろかい。
しかももう片方血液ですよ。
…戦闘中にどう血を吸えと!?
…てなわけで、使えるの血液と夢操る能力しか使えませんね。
…これ、制限あって、戦闘中だと夢を操っても浅い眠りにしかならないんですよね。
しかも大抵が自身のトラウマの悪夢をみるという。
え、なんでこんなに詳しいのかって?
まぁ、協力者がいるんですよ。
後で紹介しますが。
…そう言えば今思ったけど能力4つ持ちはやばくない?
歴代最高『暗幻』(暗殺者幻想入記録)の『ビバ』の能力3個持ちやぞ!?
しかもその大半がチート能力。
頭おっかしいんじゃないの!?
あ、ちなみに血液と夢を操る能力の起原ですけど、血液は、わかりやすく吸血鬼じゃないですか。
夢は、サキュバスはもともと男性の夢に出てくるとか言われていたかららしいです。
一体サキュバスは男性の夢でナニ(意(ry)をしていたのでしょうかね。
…どうでもいいけど東方の小悪魔って種族なんなんでしょうかね…
小悪魔かわいいよね(唐突)
っと。そろそろ意識を弾幕ごっこに戻しましょうかね。
確か、被弾したらだめ…なんだったよね?
スペカを相殺しますかぁ。
「『血符【ブラッド・ファイアワークス】』。」
私の眼の前に大きな大砲が出現し、そこから超大型の赤い弾幕が射出される。
それはチルノが放った弾幕の眼の前まで飛んでいき、そこで、爆散。
弾幕がまるで花火のように開き、散っていく。
そうすると、チルノのスペカが相殺されていく。
「ふーん。そうか。なら、こうだ。『氷剣【鋭鋒氷華】』。」
といって、チルノは手に氷の剣を生み出す。
…チルノって肉弾戦しましたっけ?
まずそんなスペカ有りましたっけ?
ま、いいや。
「そっちがその気なら。『血鬼【ブラッドロア】』。」
こっちも剣を出すしかない。と。
血液で剣を生み出しました。
いやぁ…楽。
「来てもいいよ。チルノ。」
「…お前に名前を言ったつもりはないが…ま、いいだろう。行くぞ。」
瞬間、チルノが目にも止まらぬ速さで肉薄してきた。
…うわぁ…なんか進化してるじゃん。
明らかに強いじゃん。それ。
『ガキン』
という音が木霊し、鍔迫り合いが行われている。
い…いやいやいやいや!?
力強くなってない!?ナンデ!?
《…お前…こんな氷精にも負けんのかよ。》
うるさいっ!今は黙ってて!
あ、ちなみにさっき喋ったのは協力者です。
私は一回距離を置き、もう一度チルノに突っ込む。
『ガキン』
『ガキン』
と、連続で音が響く。
と、次の瞬間。
『バリィン』
と、儚い音をちらして、両者の剣が壊れた。
決めるなら…今しかない!
「『眠符【スリープ・バイ・パラドックス】』。」
私はチルノを眠らせる。
しかし、チルノは一瞬で起きてしまう。
だが。
だが、私にはその一瞬の時間さえあればよかったのだ。
私はチルノが寝ているその隙にチルノの体を私の剣の残骸が舞っている空間へと押し出す。
そしてそのまま、
「『血術【起爆】』。」
血液を爆散させる。
当然血の中からは弾幕が出てくる。
「なにっ!」
『ピチューン』
チルノが落下していく。
私は急いでチルノの落下地点へと向かった。
「う…うーん?ここは…?」
あ、チルノが起きましたね。
「おはよう。チルノ。さっきまでのことは覚えてる?」
「…あぁ。お前が勝ったら友だちになるってやつだろ?いいぞ。」
…やっぱ治ってないか。
まぁ…この世界の紫さんにはチルノをどうにかしてもらって…
(どうにかするのはあなたの方よ。異変を起こさせないでね。)
…なにか聞こえたような気がするけど気にしないでおきましょう。
多分だけど、チルノの知性上がってますよね。これ。
ま、いいか。(何回目?)
「それで?お前、なにか企んでることがあるんだろ?」
「いや?ないよ?」
「え?」
ネタに使えそうだとは言ったけど。
何に使うかは決まってないんですよねぇ…
「ま、そんなことはどうでもいいからさ、地底行かない?」
「え、なんでだ?」
「会いたい人がいるんだよ。」
「???」
〜地底〜
「…で?会いたい人って誰だ?」
「ちょっとまってね。あ、ほら聞こえてきたよ。」
「?」
よく耳を済ませると、かすかに何かが降ってくるような音がする。
まぁ、地底で落ちてくるといったらあのお方しかいませんよね。
「…確かに、聞こえるな。…って、避けたほうが良くないか!?あたいたちに当たるぞっ!?」
「たしかにそうですねっ!」
ヒュウゥゥゥ…ピタッ!
「…お姉さんたちで、私に当たらなかったの、2回目…なんで当たらないの?」
「…いや、それはお前がわかりやすい音を出しているからだとあたいは思うぞ?」
「あ、そうか!…え、でもどうやって音をなくすの?」
「…空気抵抗を無くせられれば一番早いんだが、そんな事はできないし…うーん…」
…いやいや、音ならないようにするって、相当むずかしいと思いますが?
「ま、まぁ、それは一旦置いといて、私達は、キスメさん。あなたに用があってきたんです。」
「ん?私自己紹介したっけ。」
…あ。やっべ。
「これは失礼しました。私は『暁月 しゅか』、吸血鬼とサキュバスのハーフで、うp主です。」
「そしてあたいは氷の妖精『チルノ』。こいつの友人かつ付き添いだ。」
「私は釣瓶落とし、『キスメ』。…というかうp主なの?ならちょっと言いたいことが…」
なんですかね?言いたいことって。
…まさか出番くれとか言わないですよね…?
「別世界の私達とたま~に連絡とるときがあるんだけど…私ってこの小説以外出番ないらしいじゃん?」
「あーはい。」
予想があってしまっていた…
なんでそうなるの?
「つまり、早く出番くれ、じゃなきゃお前の首をもらう…だそうです。」
「…怖…」
「えぇ…なんか無茶苦茶だぞ…」
「っていうのがまず1つ。」
「「1つ!?」」
え、なになんかもっとやばいこと言われる?それはまずいよ?
「私になんの用?」
「ふぅ…助かった。」
「え?」
「い、いやなんでもないですよ?…まぁ、簡単に言うと、友だちになりません?っていうことです。」
「え?」
「うん。それが正常な反応だと思うぞ。」
「チルノまで何なんですか。」
「お前が急に話を進めるからだろ?」
それについてはしょうがない。
だってつい最近キスメのイラスト見て好きになったんだもん。(ガチ)
ただし推しではない(咲夜、フラン、こころには敵わないね!)。
「友達?え、やだ。」
「「…」」
そこまできれいにスルーすることあります?
「それまた何故?」
「あなたがめんどくさそう。」
「ひどい!」
そこまでどストレートに言います?普通。
なにかもっとビブラート…じゃなかったオブラートに包めませんこと!?
「…でも。」
「でも?」
「私を満足させることができるって言うならいいよ。友達。」
「ホントですか?」
「うん。」
「やったー!」
いやぁ…うん。なんであんなに豹変したんだろう。
まぁ、いいか。
〜その頃裏では〜
「おい、キスメ?っていったか?あいつ…しゅかにいたずら仕掛けてみないか?」
「お?いいね。妖精と妖怪のいたずらコンボだね、楽しみだなぁ…」
しゅかの身に危険が迫っていた。
〜次の日〜
今日は、チルノとキスメと待ち合わせです。
なんかあの後、2人から、
「「明日の朝、ここに集合!」」
って言われましたから。
ナンデ?
まぁ…いいか。
「おーい!」
…っと、来たみたいですね。
「…え?」
「なにか食べ物をよこすのだ〜!」
ル、ルルル、ルーミアだぁー!?
なんでいるんだよぉ!?
いや、十中八九チルノのせいだけど!
そう考えているうちに、ルーミアが目の前まで来た。
「食べ物はないのかー?チルノからあるって言われたのだー。」
「え、ないけど…」
「えー。見たところあなたは妖怪だし…なにかないのかー?まだなんも食べてないのだー…」
なにかないかって言われても…
本当になにもないしなぁ…
「あー…ほんとに最終手段だけど…私の血いる?」
「いるのだー!」
…大丈夫だよね?
血液あげてなんか進化したりしないよね?
何もならないよね?(フラグ)
私は血液を操り、ルーミアに差し出す。
「わーい。」
ルーミアは血液を飲む。
そう言えば血液でお腹満たされるの?
「美味しいの…だ?」
ルーミアが血液を飲んだ瞬間、ルーミアから光がほとばしる。
「きゃあっ!?」
フラグになっちゃったじゃん!
しばらくして、光が収まると、そこにいたのはリボンが取れ、いくらか成長した姿のルーミアだった。
「あれ?私は…どうなったの?」
…EXルーミアだぁ!?
え、私のせい?これ。
「…あれ、なんか成長してない?」
簡単にルーミアの容姿をまとめたいと思う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・金の長髪。目は金色。
・頭についていたリボンは外れ、天使の輪のように頭の上に浮いている。
・服装は大きく変わってないが、大きな黒いマントが追加されており、サイズもおとなになったルーミア用に調整されているようだ。
・また、首には黒い十字架のようなネックレスが掛けられている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
…チルノは見た目変化しなかったのになぁ…
ルーミアはしちゃうのか。
あれ?というかこれちょうどいいメンツなのでは。
子ども(一人天才)が2人、大人(少女)が2人。
…いやぁ…これで動画投稿したいなぁ…ほんとに。
もうゆっくり実況しちゃいましょうよ…
「おーい!驚いたかー?しゅか…え?誰だ?」
ヒュゥゥゥゥ……
「やぁしゅか…え?チルノ?昨日友だちを連れてくるって言ってたよね…?この人がそう?」
「あ…あぁ。確かにあたいはルーミアを連れてきたはずだが…?」
「ん…あぁ。チルノ?私はルーミアだよ。」
「…は?」
「え?」
…わーお入れ違いがおきとるー。
「ま…まぁ、このことについては今から説明しますね…」
少女説明中…now telling
「なるほど…つまり、お前の血をあげたらルーミアがこうなったと。」
「え、そんなのでこうなるんだ…怖ぁ…」
「あ、大丈夫、美味しかったよ?」
…言ってることが三者三様過ぎますが?
まぁ、いいでしょう。
「っというか、私達が企画してたいたずらは失敗したの?」
「あぁ。そうみたいだ。せっかくルーミアにしゅかが噛みつかれるみたいなものを期待してたのに、そもそもお前妖怪なのかよ。」
「いや、私吸血鬼とサキュバスのハーフだって言いましたよね?」
「…そうだっけ。」
「…じゃあ、私はあなたの血で…えーと…?」
「覚醒か?」
「そうそう、覚醒したのね。」
「私の血液そんな効果があるんですか…?なんか怖くなってきました…」
ルーミアをエクストラ化て…どんなチートなんですか。
「あ、そうだ。皆さん、自分専用の武器、いりません?」
「「「武器?」」」
〜謎空間〜
あれから私は、私達が居た座標を『編集』して、この私の『異次元倉庫』に飛ばした。
いわゆるテレポートですね。
「さてと…各々、自分の扱いたい武器を思い浮かべてください。皆さんの手の中に、ご自身にあった武器が出てきますよ。」
「…なぁ、これに時間制限とかはあるのか?」
「ありません。」
「武器は1種類しか出せないの?」
「いいえ。自分が興味を持った武器のジャンルを言えば出てくるので、何種類でも出せますよ。」
「1つで2つの武器になる武器はあるの?」
「はい。ありますよ。その場合、2つのジャンルを一気に、というより、これとこれの働きをする武器というものを思い浮かべてもらったほうが早いでしょうか。」
まぁ、時間を書けて選んでもらったほうがしっくり来ると思いますし。
「なぁ、じゃあさ、みんなで同じモチーフの武器にしようぜ?」
「あ、いいね。それ。」
「うん。私も賛成だよ。しゅかは?」
「なるほど…同じモチーフか…あ、じゃあ、花なんてどうでしょう。」
「花…いいな。それ。よし!そうと決まれば決めるぞ〜!」
「「おー!」」
「あ、ちょっとまってください。」
私は急いで目的のものを人数分作る。
「できました。これ、つけてください。」
「これは…金か?」
「はい。魔石となった金のイヤリングです。」
私は全員に、雫型の金で作られたイヤリングを2個ずつ渡す。
「効果は、妖力上昇と、妖力攻撃力上昇です。というわけで、チルノが妖力使えるようにします。…そして、皆さんのスペルカードに、妖力が自然と含まれるようにしました。あ、これオンオフ可能です。あ、それとイヤリングの挟まれる痛みは私の能力でちょちょいとなくしましたから。」
「う…うん。」
「なんか情報が渋滞しすぎ…」
「すいません…ですが、これをしたほうがいいと思ったので。それじゃあ、武器選びに戻りましょうか。」
〜数分後〜
みなさんすっかり武器選びに夢中ですね。
というかキスメが桶から出てる。珍しい。
「おい、お前、やっと来たのか。」
と、私の後ろから透き通った声がした。
後ろを振り向くと、長めの紺色のツインテール(長さのわかりやすい例えは『初◯ミク』)を揺らした美少女が立っていた。
「あぁ。来てたんですか。『裏暁月』。」
「来てた、というより最初から居たけどなぁ、俺は。」
彼女は『裏暁月』。これは名前というよりコードネーム…といったほうがいいでしょうか。
きちんとした名前は決まってないんですよね。
あ、容姿、まとめておきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・紺色の髪、ツインテール。目の色は緑。
・服装は、しゅかのパーカーの前を閉め、その上で色を反転させただけ。
(所々違う。詳細は、『Record:裏暁月』へ。)
・黒い指ぬきグローブを嵌めている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いやぁ…一番楽だった気がします。
容姿紹介が。
ちなみに、この人がチルノ戦で言っていた『協力者』です。
「武器選ばせてんのか。だったら近いうちに俺もここ使うから。そんじゃ、霊夢たちのところに帰るわ。」
「わかりました。」
彼女、私と限りなく近い存在なのに人間なんですよね…
だから霊夢とも関われるという…
ちなみに霊夢は妖怪過激派(?)です。
私で関われるかはわかりません。
「おーい、しゅか。武器選び終わったぞ。」
と、裏暁月が帰っていった数分後、突然チルノが話しかけてきた。
「皆さん早いですねぇ…」
そう言いながら後ろを向くと、それぞれ武器を持った3人が居た。
チルノは青い華奢な剣を。
ルーミアは赤い優美な弓を。
キスメは緑の銃を。
それらを持った状態で立っていた。
「…なんかこう見ると、今にも私を襲ってきそうですね…」
そう言うと、3人は顔を見合わせ、チルノが突っ込んできた。
「斬り捨て御免!だ!」
「いやなんでそうなるの!?」
チルノが剣を振り下ろしてきたので私は緊急回避する。
その隙に空間に結界を張っておくのも忘れずに。
「ちっ…」
「いや舌打ちしないで!?」
『ヒュン』
「あっぶね!?」
唐突に矢が放たれた。
飛び道具持ち2人はずるくない…?
「外しちゃったか…じゃあ…キスメ!」
「オッケー…任されたよ。」
『ダダダダダダ…』
キスメの持ち武器はアサルトなんですかね?
「このぐらいだったら避けられますよっ!」
「むぅ…じゃぁ…こっち。」
『ドドドドドド…』
「弾が多くなった!?」
アサルトからSMGに変わりました!?
…じゃあそういうことなんでしょうね…
恐らく、キスメの持ち武器は、様々な種類の銃に形状を変えられるのでしょうね…
「それずるくない!?」
「しゅかが何でもいいっていうからだよ。」
…どぉしてだよぉ!
「ほらほら、よそ見しててもいいのか!?」
「きゃっ!」
そうだったチルノもいんじゃん!
「…これは私も武器を選んだほうが良さそうですね…」
この3人対策で武器出してもいいけど、そうしたらバランスが悪くなりそうなんですよねぇ…
うーん…まぁ、とりあえず飛び道具と近距離攻撃(全体)ができたらいいか。
私はチルノたちの攻撃を避けながら武器を頭の中でねっていく。
「決まりましたよ!あなた達に効きそうな武器!」
私は、『魔法の杖』と『ハルバード』の両方になることのできる武器を思い浮かべる。
そして、手を前に突き出す。
すると、私の手のひらに光が集まってきて、それが横方向に伸びていく。
それが、だいたい両手杖ほどの長さになった時、光が強くなった。
「「「眩しいっ!」」」
よし…目眩まし成功。
光が収まったときには、私の手には白い柄に金の花の蕾を模した物が…先っぽ?名前がわからないからこれでいいか…についた両手杖を持っていた。
「なんだあの武器…」
「おぉ…なんか可愛らしい。」
「…あの花…撃ち落としたい…」
「感想が三者三様過ぎません!?」
なんでそうなるの!?
しかも一人怖いこと言ってたよ!?
「まぁ…いいでしょう…行きますよ!『魔術【フレアバルス】』!」
私はスペカ(魔法)を発動しながら杖を地面に突き立てる。
すると、杖を中心にして、炎の膜が広がる。
残るタイプではないのでご安心を。
「マジかよ!みんな!あたいの後ろに来い!『氷塊符【コールドタンク】』!」
チルノがスペカを使うと、チルノの前に大きな氷塊が現れる。
「『矢符【五月雨】』!」
「『銃撃【ホーミングトーピード】』。」
その他の2人もスペカを使う。
というかずるくない!?
こもりながらスペカを使うな〜!
「ずるいぞっ!?『爆符【ビックバン】』!」
私は上から降ってくる矢と追尾してくる銃弾を避けながらチルノが生成した氷の壁を爆破する。
「ふっ!」
すかさず、チルノがもう一度突っ込んで、刃を振り下ろしてくる。
「もう、それは見切ったよ!」
「それはどうかな!?咲け!『アルストロメリア』!」
チルノがそう言うと、私の足に凍った青い花が巻き付いてきた。
青いアルストロメリア…確か、『知性』という花言葉が有りましたね…
たしかに、今のチルノにはぴったりな名前ですね。
「動けない…!『風爆【エアリアル】』!」
私はスペカを使い、足元に小さな風の爆発を起こす。
それで氷を無理やり壊し…
「壊れてない!?」
「よし!今だ!」
「ありがとうチルノ!咲き乱れろ!『カーネーション』!」
「チャンスだね。花開け、『エーデルワイス』。」
二人がそう言うと、ルーミアの弓から射出された矢が倍増していき、キスメが撃った銃弾が加速した。
ちなみにどちらも花びらを伴っている。
ルーミアとキスメの花言葉は、それぞれ、『温厚』と、『勇気』だ。
まず、キスメの銃弾を避け…れないか。
だが、体を傾けることはできる。
私は体を横に傾ける。
その結果、打たれた銃弾は、地面に着弾し、花びらが吹雪く大爆発を起こした。
「きゃあ!?」
爆風でチルノの氷が砕け、私は爆風でその場に倒れる。
そこに目の前から大量のルーミアの矢が迫ってくる。
「あーあ…もう…私もするしかない…か。咲き誇れ、『ロウバイ』。」
ロウバイ…蝋梅。花言葉は『先導』。
私が持っている杖の先にまばゆい金の光が灯る。
私は杖を横に薙ぎ、花吹雪を起こす。
すると、眼前まで来ていたルーミアの大量の矢が一瞬で全て消え去る。
「「「えー…」」」
なんか引かれてるけど気にしないでおきましょう。
私はまだ光を保っている杖を、ハルバードに変形させる。
そして、それを肩に担ぎ、
「さぁ…ここからが本番だよ。かかってきなよ。」
と、3人を挑発した。
「あたいを挑発したことの意味…わかるよな?『氷剣【鋭鋒氷華】』。」
チルノが2刀流になり、いう。
「望むところだよ…しゅか。」
ルーミアが、唐突に妖力で黒い棒を作り出し、弓につがえる。
そして、その棒を引く。
『ガシャン』
と音を立て、ルーミアの弓が赤い両手剣になった。
「私も、容赦しないよ。」
『ガラララララ…』
と音を立て、桶に乗り込んだキスメは上へと上がっていく。
「さぁ…来なよ!」
「はぁっ!」
振り下ろされる2本の青い刃を避ける。
「ていっ!」
『ガキン』
そして、もう一つの赤い刃をハルバードで受け止める。
『ダァン!』
「せいっ!」
『キン』
唐突に打ち出されるスナイパーライフルの弾を切り捨てることも忘れずに。
「…いつまで経っても埒が明かない…こうなったら…みんな!」
「「うん!」」
「あぁ…なるほど。なら私も。」
全員、この武器のラストワードを使うようだ。
というわけで、私も便乗しようと思う。
それぞれの武器に力が貯まる。
そして、それが最大まで達した時、
『それ』は放たれる。
「『アイシクル・ザ・インテレクト』!」
「『カインド・オブ・ダークネス』!」
「『フォーリング・ジ・ブレイブ』。」
「『リーダー・イン・ヴァンピール』。」
4人それぞれの武器から光がほとばしる。
私とルーミアは、それぞれ武器を杖と弓に戻す。
チルノは剣を前に突き出し。
ルーミアは矢を引き絞り。
キスメはアサルトライフルを構え。
そして私は、杖を片手に持ち、もう片方の手をかざし、前に突き出す。
…感の良い人ならわかったかもしれないが、私達のラスワは全員レーザー…それもマスタースパークなんて比にならなすぎるほどのアホみたいに強いレーザーだ。
よもやそれが4つ同時に当たるなんて…
それぞれの武器から、花びらを伴った青、赤、緑、そして白のレーザーが射出される。
そして、それは私と3人の間の中心で当たり、まばゆい光を迸らせる。
「…これは…爆発する気がする…」
「…まじかよ…」
「え、じゃあ決着はつかないの?」
「…私の桶大丈夫かな。降りてきちゃったけど。」
三者三様…いや、四者四様の言葉を言ったところで、ついにエネルギー同士が拮抗していた状態が崩れ…
大爆発を起こした。
「うーん…ここは…」
目が覚めると、暗い場所にいた。
地底…ですかね。
「あ、やっと起きたか。」
「心配したんだからね?」
「起きるのが遅いよ。」
「…皆…」
え、じゃあ私が一番最後に起きたってこと?
みんな強くない?
私が弱いだけ?
「なにそんな悲しげな顔してるんだよ!ほら、行くぞ!」
「え…?どこに…?」
「何言ってるの?私達は友達だよ?色々なコトロ行くのは当たり前じゃん。」
「そうだよ。しかも私は地上になんてそんな出たことないし。しかも端っこに桶おいてきたし。」
そういったキスメを見てみると、確かに桶に入っていなかった。
というか裸足じゃん。
「ほら、キスメ。これ、あげますよ。あとついでに、いつでも桶を出すことができる妖術、使えるようにしておきますね。」
「あ、ありがとう。」
キスメに能力を使って黒いサンダル(爪先部分がカットされている学校のスリッパと同じ形状)を渡す。
うん。クロックスタイプと悩んだけど、恐らくこっちのほうが似合いますね。
「さあ。じゃ、行こうか。」
私達は、四人で並んで歩き出す。
地底から地上へ…明るい場所へと。
次回、協力者…裏暁月に視点が移ります。
今回が妖怪視点だったので、次は人間視点ですね。
それではばいなら!