偽物!?
チンピラホイホイ発動。
はあ、何故だ?
新しい街やある程度間が空くと沸いて出てくるコイツらをどうしようか?
「おい、聞いているのか? 命が惜しかったら有り金を置いてさっさと消えな!」
「はい。脅迫の言質を頂きました。もう良いよ。」
「はあ、何を言ってい……ぶべらっ!?」
「お……ぐふっ!?」
「てめえ、な……がはぁっ!?」
チンピラに対して丁寧に穏やかにお願いをして分かって貰った所でコイツらから御礼金を頂き、それを待っていたかの様に衛兵が来たので処理を任す。
「皆。親切な方々が俺達の為に軽い食事でもどうぞと善意のお金を貰ったし、何処か甘味処に行くか?」
「セツナ様、賛成です。」
「セツナはん、賛成やで。」
「ボクも賛成だよ。」
皆が賛成したので、近くの人に聞いてオススメの甘味処でのんびりした後は、ゆったりと散策していると、信じ難い言葉が聞こえて来た。
「おらおら! おれ達はアルスランのCランク冒険者だぞ!」
「そうだぜぇ! おれ達に逆らったらどうなるか分かっているのか?」
「申し訳ありません。」
「しかし、此方としましても、支払って頂かないと困ります。」
うわぁ、何時かは有ると思っていた事が現実になっているよ。
「刹那兄さん。何時かは有ると思っていたテンプレだけど、実際に目の当たりすると、結構恥ずかしいね。」
「……そうだな。」
とりあえず、現状把握だな。
「すみません。何が有ったのですか?」
「ああ。この街では結構有名な奴らだよ。勿論、悪い意味でな。」
「それで?」
「武器屋で良い武器が有ったみたいでな、それの代金を『後で払う。』とか、『ツケとけ。』とか言ってまともに払おうとしないんだよ、コイツら。かと言ってアルスランのCランク冒険者の強さは噂で聞いているから、手出し出来ないし逆らえね。」
「状況は分かった。ありがとうな。」
「どうって事ねぇよ。」
少し移動した所で、この場合のある意味で最高責任者に御伺いを立てる。
「さて、シャオリートお嬢様、どうしますか?」
「勿論、懲らしめるのじゃ!」
「仰せのままに。」
さて、この自業自得で不運な馬鹿をどう地獄に叩き落すかな。
「おい、そろそろ試し切りに行こうぜ。」
「そうだな。」
「ちょっと待って貰うか。」
「何だ、ガキ……と、いい女が居るじゃねえか。
おい、ガキ! その女共をおれ達に差し出せ。そしたら、命だけは見逃してやる。」
「断る!」
「何だと!? どうやら、おれ達の事を知らない様だな。なら、特別に教えてやる。」
「誰なんだ?」
「おれ達は最強と謳われるアルスランのCランク冒険者よ。分かったなら女共を置いて、とっとと失せな。」
「証拠は?」
「ああ!」
「冒険者なら、ギルドカードが有るだろう?」
「へ。誰がてめえみたいなガキに大切なギルドカードを見せなきゃいけねぇんだ?」
「ほお。見せられないと?」
「当たり前だ。」
「皆さん。コイツらはアルスランのCランク冒険者と言っていますが、真っ赤な嘘。偽物です。」
「ガキがデタラメを言うじゃねえよ!」
「ならば、何故、ギルドカードを見せない!」
「……そう、だよな。」
「ギルドカードは偽造出来ないらしいし、ギルドカードの偽造はかなり重い罪らしいぞ。」
「そして、俺達は本物のアルスランのCランク冒険者を知っている。本物は強いだけではなく、人格者でなければ成れない。つまり、こんな屑がアルスランのCランク昇級を受けても落とされる筈だ。」
「そ、そうだな。本物ならギルドカードを見せろ!」
「そうだそうだ! ギルドカードを見せろー!」
「……うるせえー! てめえ、このガキぃ。この場を収めるには、てめえを血祭りにしないと収まらねえからな、覚悟するんだな!」
「それはこっちの台詞だ。お前らみたいな偽物が屑だと、こっちまで迷惑なんだよ。」
「どういう事なんだ?」
「教える必要は無い!」
1分後
「ぐはぁ!」
「はい。制圧完了。」
「良いぞー。」
「胸がスカッとしたぞー。」
「それじゃ、皆さん。この偽物は俺達が責任を持って処理しますから解散してください。」
「あ、ありがとうございます。」
「君は?」
「私はこの武器屋で働いている者です。今までは逆らうとどうなるか分からなかったから泣き寝入りしていましたが、これで安心して働けます。」
「いや、大した事はしてないよ。それで今回の被害額は?」
「え、金貨4枚の魔鉄の剣です。」
「はい。金貨4枚。」
「え、いや、貴方から貰う訳には……」
「いいから。俺達はコイツらから徴収するから大丈夫だよ。後、この『魔鉄の剣』は俺達が貰うよ。こんな屑に触られたから縁起が悪いだろ?」
「そう、ですか。そうですね。……ありがとうございます。」
「それじゃ、俺達はコイツらの処理が有るから。」
「はい。もし宜しければまた、お越しください。」
「分かった。何かの折りが有れば寄らせて貰うよ。」
「はい。お待ちしております。」
武器屋の働いている女性が店に入ったのを見届けると俺達は、この偽物の処理する為に移動した。
俺は偽物に水をぶっ掛ける。
「ぶはぁ!? 何しやがる!」
「ここは何処だ?」
「此所は街から外れた森の中だ。」
「てめえは……」
「おい! お前ら、分かっているんだろうな!!」
「ど、どうい、どういう事だ?」
「お前らの大罪を教えてやるよ。」
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。




