今後の予定。
前半は、シリアス気味、後半は、日常回を予定。
すみません。
遅くなりました。
早朝、王宮に戻った俺達は、応接室に通され国王と王妃と宰相に報告をした。
勿論、本人の希望通りにクオンの事は秘密にした。
国王に今後の事を聞かれて、1週間ぐらい滞在する事を伝えた。
朝食を済ませ、大部屋でのんびりしていると、ある重大な情報が抜けている事に気付いた!
「リーナ。」
「何、セツナ君。」
「国王と王妃の名前は?」
「……!? そういえば、教えてない!」
「!?」×8
「リーナ、何をやっていたのじゃ!」
「セツナ様に恥を掛かせるべきではありません。」
俺も間抜けだが、リーナも皆から詰め寄られていた。
「お父様の名前は、『アレス=イバス=キリュウ』で、お母様の名前は、『エリカ=イバス=キリュウ』よ。」
「ありがとう、リーナ。」
「後、宰相の名前は、『ルド=ベキア』よ。」
俺は遮音魔法を大部屋に掛けて、皆に話し掛けた。
「皆、聞いて欲しい。」
「セツナ、何ー?」
「セツナはん。何や?」
「今回の『八俣遠呂智』を倒した時に手に入った武器を覚えているか?」
「セツナ君。確か、『天叢雲』だったわよね?」
「そうだ。」
「それが何でありますか?」
「その件で有る可能性が浮上した。」
「その可能性とは何じゃ?」
「前世の神話の神々の有無と、それに関わる武器等の有無だ。」
「セツナさ、もう少し詳しく!」
(創造神エルドロード様、どれだけ前世の神話をこの世界に植えました?)
(有名所は押さえております。)
(どんな?)
(セツナの故郷、中華系、西欧系、北欧系ですね。)
(何も他所の神話をこの世界でネタにしなくても……)
(創造神の特権で通しました。)
(反省の色無しと。天上の方。3割減から、4割減に変更。)
(承知しました。)
(だから、なんで従うの~?
私は、そうぞうしんだよ~。)
「悪は滅びた。」
「何の事じゃ?」
「何でもないよ。」
俺は前世の神話の話を簡単ではあるが話した。
後、神話の神々と出会える可能性も。
思っていた以上に時間が過ぎており、もう直ぐ昼食の時間が迫っていた。
少し早いが、俺達は昼食を済ませて、久しぶりに王都に繰り出す事にした。
以前の様に、先頭に俺と左右に1人ずつで、後のメンバーは、俺の後ろに2人ずつ縦にならんで、王都観光をしている。
ある程度時間が経つと、俺の横にいる顔ぶれが代わる。
勿論、俺は前回の事を忘れていない。
更にバージョンアップして、交代の時に、頭撫で撫でとオデコにキス付きだ。
当然、例外のリオンには、頭撫で撫で止まりだ。
実の妹としての意識が有る為、流石にキスは「遠慮します。」だった。
まあ、こちらもする気は無いがな。
こうして、皆と既に2順しているが、上機嫌だ。
意外と王都はそれほど観光が出来ていなかったから、楽しんでいる。
全てを見ていないから断言は出来ないが、オウカの王都は前世での故郷の要素が多い。
うわ!? 観光用の店に「木刀」と「フォレストベアーの木彫り」が有る。
初代のどっちか、多分は男の方だろう。
「あ、セツナ君。その『木の刀』と『フォレストベアーの木彫り』は、初代国王が広げたモノなんだって。」
「……へえ。」
「何でも初代国王が必ず遺す様にって、王座を受け継ぐ条件の1つにしたんだって。どういう意味か解る、セツナ君?」
「簡単に言うと、俺の前世の故郷での、世界が認めた一大観光地に必ず有る土産物だよ。」
「へえー。そうなんだー。」×8
色々廻って行き、やっぱり足が向く冒険者ギルド。
今回は、かなり久しぶりにギルドで、喉を潤す事にした。
カウンターに注文して待っていると、トラブルも待っていた様で、席に着くと直ぐにトラブルが挨拶に来た。
「よう。綺麗な女を侍らしているじゃねえか。てめぇじゃ役不足だ。有り金全て置いていくなら、命だけは見逃してやる。消えな!」
トラブル、もとい、馬鹿な冒険者が9人が俺の周りを囲んでいる。
流石に9人は大変だ。
片付けるのに合計で4秒余分に掛かってしまう。
すると、リオンが、
「そこのウェイトレスさん、先程の周りの冒険者の言葉を聞いていたわよね?」
「は、はい。」
「後、そこの冒険者パーティー!貴方達も聞いていたわよね?」
「は、はいっ!」×4
「なら良いわ。皆、食前の運動をしましょう。ただ、後が面倒くさいから、素手で、ね。」
「了解!」×8
そこからは早かった。
1人1殺では無いが、1人1人が馬鹿冒険者を1人ずつを相手にした。
そして、丁寧だった。
だって、倒した後に必ず右肘を潰して、武器や武具一式に有り金全てを回収している。
一通り終わると、リーナが皆から何かを受け取り、冒険者ギルドの受付嬢の所に行き、何かを話していると、帰って来た。
「雑用は済んだわ。食事にしましょう。」
後で聞いたら、リーナは、ギルドの受付嬢に銀貨9枚渡して、自分の身分を明かして、あの馬鹿冒険者共を鉱山の強制労働に行かせる様に、お願いしたらしい。
身分を明かしたら、それは、「お願い」では無く、「命令」ではと思ったが、言わなかった。
「雉も鳴かねば撃たれまい。」を思い出した俺は、口を閉じた。
軽い食事を済ました俺達は、王城近くの貴族街に行ってみた。
こういう時ぐらいと軽い気持ちで行った事を後悔する事件が発生した。
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