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封印されし大蛇!!

初めて見る巨体の蛇。

アレ!?

日本神話に出て来る「蛇」と言えば……

「……大きい!?」

「確かに大きいです!」

「……て、リーナにリン。ボケている場合か!?」

「「はっ!!」」

「皆! 戦闘開始だ!」


「頭と尻尾の攻撃には注意しろ! 何らかの特殊攻撃や魔法に由る攻撃も有ると思え!」


「はい!!」×9


「先ずは、これからじゃ!

 光の希望。闇の安息。紡がれし調和の中で立ち上がる力を。再生乃祝福(ブレスオブリバース)!」


 シャオの全員への身体強化魔法を受けた俺とランとセレンとレイカが前衛を務めながら、この大蛇の分析した。

 大体胴回りは直径8Mを超えているし、体長は、優に100Mを超えている。

 次に大蛇の攻撃だが、尻尾に因る払い飛ばしや叩きつけ、突進に因る胴体の吹き飛ばしとボディブレス。

 頭の方の攻撃は、呑み込みと、恐らくは毒液に因る攻撃という所か。


 リン、シャオ、リーナを見ると、俺と同じ意見なのか、頷いていた。

 リンが魔法の詠唱に入る。


「こんなデカぶつ、一気に行くぞ!」

「はい!」×7


「氷結の煌めき、荘厳なりし聖賓、天空より落とされた一粒の涙、幾百に別れ、大地に墜ち、白き静寂をもたらせ。

 吹き荒れろ! 凍結乃氷嵐(ダウンバースト)!!」


「皆、散れ!!」


 純白の雨が大蛇に降った。


「まだだ!」


「黄昏の刻限、鮮血に染まりし紅き宝玉、悠久の中、封印されし偉大なる御名に誓う。眩き光を放て。

 竜すら滅ぼせ!!『竜滅閃光覇(ドラゴン・ノヴァ)』!!!」


 リンの氷結系魔法で、ダメージと氷結系特有の効果で、再生等の回復を封じた状態で、俺の魔法で止めを刺す。

 これで、終わりの筈だ。


 周りの視界が明瞭になっていくと、大蛇は、頭から上3割が消滅していた。


 おかしい。大蛇からは、生命力とか魔力とかが、全く失っていない。

 むしろ、増大している!?


「皆、まだだ! 終わっていない!!」


 まるで、俺の叫びが合図かの様に、大蛇は震えながら、復元を始め直ぐに復元が終了した。


「ウソ……でしょ!?」

「……信じられないのじゃ!?」

「……ありえません!」

「うわー!?」

「悪夢であります!」

「……セツナはん!?」

「セツナさ、ウソだ!」

「ボクは夢をみてるの?」

「……刹那兄さん。アレは神話の……」

「ああ。まさか、神話の戦いをする羽目になるとはな。」


 そう! 目の前の大蛇は、八頭八尾の大蛇に変貌した!


 つまり、日本神話の怪物『八俣遠呂智』に!!


「皆、しっかりしろ! 頭が増えても、対処はヒュドラと同じ筈だ!」

「はい!」×8


 俺は確認の意味も込めて、単身で突っ込み、身体強化をしながら、武器に火炎系の付与を行う。


「炎刃!」


 俺の一撃は、八俣遠呂智の首の1つを焼き斬った!


 しかし、首は1分と掛からず再生した。


「必ず弱点が有る筈だ。皆、時間を稼いでくれ!」

「はい!」×8



「地の戒め、空の拘束、併せし縛鎖、虚ろな者の楔となせ。

 ひれ伏せ!『重力弾(グラビィティボール)』!」


「大地の息吹きよ。悠久の揺り籠を紡ぎ出し囁きを伝えよ。

 絡ませ! 大地乃蔦獄(ガイアプリズン)!」


「地の底の牢獄、楽園に繋がる道、凍える棺、縛鎖に屈する者。

 砕け散りなさい!『凍獄葬儀(ブリザードコフィン)』!!」


「草原を駆る大狼、拘束を受けぬ自由、腐り淀む者を喰い千切れ 。

 噛み砕け!『疾風狼牙(エアロファング)』!!」


「大地の楔、地の底で流れる熱、交わり突き抜く。

 穿き貫け!『岩炎魔槍(ブレイズランス)』!!」


「暗き赤、咲く御座(みざ)饗宴(きょうえん)の中、燻り灰塵(かいじん)と為せ。

 燃え尽きろ!『紅蓮炎槍(グリムゾンロータス)』!!」


「天空の因子、正と負の(はざま)の揺めき、雷鳴よ轟け。

 叩き切れ! 『雷轟乃斧(ライオット・アックス)』!!」


「清浄の華、眩きを発する者、微睡(まどろみ)を消し、虚ろな者を滅せよ。

 討ち払え!『烈光乃槍(ノヴァランス)』!!」



 それぞれの頭から、「毒、炎、氷、風、岩、腐食、麻痺、睡眠」の息や魔法を放ち、皆が各々、連携を取りながら戦っている中で、俺と璃音は状況整理をしていた。

「璃音、どう思う?」

「まさか、神話通りに酒樽を8つ用意する必要が有るとは思えないわ。」

「そうだな。神話通りなら、この世界の誰も倒す事が出来ないという事になる。」

「そうね。その場合だと、魔王よりも厄介な存在になるわ。」

「まあ、だからこその地下深く封印していたという可能性が有るが、それは無いだろうな。」

「刹那兄さん。そうなると、どうやって倒すの?」

「そうなんだよな。首を焼き斬っても直ぐに再生したからな。」

「つまり、見つけ難いだけで、弱点が存在する!?」

「ああ。多分な。」

「でも、その弱点が何処に有るかよね。」

「解らない事を考えても埒があかない。」


 俺は動いてみた。


龍紋破軍(ドラグリヴェータ)

「鬼神覇招!」


「おらぁ!」


 俺は一瞬で、八俣遠呂智の8つの首を斬った!


「どうだ!!」


 無情にも8つの首は全て再生した。


「くそっ! 弱点は何処だ!!」

「刹那兄さん。斬って駄目なら、内側からはどう?」

「まさか、『一寸法師』をヤれとは言わないよな!?」

「違う、違う。『雷』よ。」

「……ああ。成る程。やってみる価値は有るな。」

「どうせ、『雷』系でも、それなりのオリジナルが有るんでしょう?」

「まあな。皆、デカいのを放つぞ!」

「はい!!」×8


「鬼神覇招『弐』」

「……刹那兄さん、何て魔力なの!!」


「天空の叢雲よ、煌めく雷鎚(いかつち)よ、我が血の運命(さだめ)より、疾く応えよ。祭壇に祀られし、雷光の太刀を鞘から解き放ち、我が前に立ち塞がりし、虚ろき者に、等しく滅びを与えん!」


「セツナー! 胴体の中心より、後ろに巨大な魔力を感じるのじゃ!!」


「神罰を降す!! 『審判乃轟雷(アルヴィート・テスラ)』!!!」




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