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のんびり過ごす1週間。

いきなり追加された残業を片付ける様に、南の急用を済ましたセツナ達は、途中で遭遇する魔物を討伐しながら、皆と王宮に向かった。


書き忘れを発見。

誤差が無い様に修正しました。


誤字報告、ありがとうございます。



 王宮に戻った俺達は、昼食の時間まで図書館に案内して貰い、知識を深めた。


 俺達は昼食を済ませた時、同席していたカール女王が話し掛けて来た。


「セツナよ。実はな、10日後に我が国で大会が有るのだが参加せぬか?」

「それはどの様な大会でしょうか?」

「4年に1度、魔法の大会を開いておってな。内容は、立場不問、年齢不問で、各々の磨きあげた魔法を披露する大会で、審査の基準は、詠唱の内容、詠唱が始まってからの被弾迄の時間、そして、威力の総合点で競う。」

「面白い大会ですね。」

「勿論、私も行くから、イカサマ等を認めん。

 貴族だろうが、平民だろうが平等に審査される。どうだ?」

「是非、参加させて頂きます。皆も良いか?」

「はい。」×8

「うむ。私の方から話しを通しておく。」

「お願い致します。」


 俺達は昼食後に一旦部屋に戻った。


「セツナ様、先程の大会のお話ですが、本当に参加されるのですか?」

「勿論。それと分かっていると思うけど、全力は禁止だからな。」

「それは承知しておりますが、私達が参加するメリットが無い様に思うのですが?」

「まあ、確かにメリットは無いに等しいけど、ちょっと確かめたい事が有るんだ。」

「確かめたい事でありますか?」

「そう。」

「セツナさ、それは何だ?」

「それは確かめるまでは判らないから秘密だ。」

「ボク達にも秘密なんだね。」

「いつかは話す秘密なんだけど。今は言えないんだ。」

「分かりました。でも、いつかは話して下さいね、セツナ様。」

「分かった。」


 多分、璃音が旅に同行すれば、いずれはその距離感等で怪しむだろうから、早ければ水着回。次は魔法大会で、遅くとも旅の同行すれば、話さなければならないだろうな。

 まあ、大切な女性に隠し事はしたく無いしな。

 そろそろ話しても良いかな。


 こうして、俺達は図書館で知識を深めたり、周辺の盗賊を根刮ぎ討伐したり、スーラと俺のダンジョンの多様化の為に魔物を討伐しながら過ごした。


 俺は最終確認をする為に璃音と密会した。


「璃音、首尾は?」

「万事抜かりなく終了しております。後、例の品です。」

「分かった。それと、御三方も堕したな?」

「勿論。」

「なら、俺もダンジョンに向かい準備しておく。衣装の出来映えを期待しておるぞ。」

「御期待に添えると自負しております。」

「では、明日のサポートを頼むぞ。」

「御意。」


 俺は璃音の密会が済んだ後、こっそりと空中移動で王宮を飛び出し、ダンジョンに向かい、コア・ルームでリゾートビーチを新たに増築した。

 ちょっぴり凝って、夜明け前から天候が始まる様にした。


 翌日


 俺達は朝早くから馬車2台でダンジョンに向かっている。


「セツナ様。何故ダンジョンに向かっているのでしょうか?」

「ちょっとした気分転換をする為だよ。」

「セツナ君。それなら、カール女王陛下や斎王母様、セレスお義母様(かあさま)まで呼ばれなくても良かったのでは?」

「今日の事がバレたら絶対に愚痴を言われるからだよ。」

「幾ら何でもそれは無いと思うのじゃが?」

「いいや。絶対言われる。だから、連れて行く!」

「承知したのであります。」



 一方、大人組では、


「ねえ、リオン。楽しい事って何? いい加減教えて欲しいんだけど。」

「カール女王陛下。何度も申した通り、到着してからの楽しみです。」

「リオン。行き先はダンジョンよね?」

「そうよ、お母様。」

「私まで連れ出すとは、セツナが主宰しているって聞いたから行くけど、つまらなかったら分かっているわね?」

「大丈夫ですよ。龍宝公主様。」

「ねえ、本当に大丈夫なの?」

「大丈夫よ。貴女を信じる私を信じてソレイユ。」

「リオン。言い方が変よ。」

「ごめん。つい、言いたかった台詞を無理に言っちゃった。」

「もう。変なリオン。」



 俺達はダンジョンに到着した。


「では、護衛の方やお付きの方々はダンジョンの出入り口辺りでのんびりお待ち下さい。終了予定時刻は午後3時頃です。」

「セツナ様方、判っておりますな?」

「判っております。怪我を髪1本分たりともつけません。」

「判っているのなら良い。」

「では、行きましょう。」


 俺達と璃音とソレイユさんとカール女王と斎王母様にセレスさんとダンジョンに潜った。(まだ、『セレス母さん』と心の中でも言えないな。)


 俺達全員は、とある階層の扉の前にいる。


「到着しました。この扉の向こうが今回の云わば遊技場です。」


 俺は扉を開けると向こう側は真っ黒だった。

 しかし、1分も経たずに太陽が昇り始めた。


「え!? ダンジョンの中よね?」

「そうだよ。ダンジョンの不思議の1つ。『ダンジョンの中なのに自然が有る。』だね。」

「砂浜の有る海みたいだけど、何をするのかしら?」

「泳いだり、水遊びしたり、砂で何か造形したりして、それ以外にも砂浜で遊ぶ為の遊具も準備したので、のんびり過ごして貰いたいと思って計画しました。」

「全く。何をするのかと思ったら、こんな事を企画していたのね。」

「専用の衣装をリオンさんに準備して貰っているので、あちらの小屋で着替えて下さい。その間に準備しておきます。」


 観念したのか、女性陣は小屋に向かった。

 俺は、パラソルやビーチバレー用のボール等を準備した。

 え?俺の着替える場所?

 そんなん、スキルの武具召喚の応用で一瞬で終了。



 予想通りに時間が掛かっているな、着替え。

 まあ、この世界に無い斬新過ぎる水着だもんなぁ。

 おお。そうだ。


(創造神エルドロード様。水着です。)

(確かに受け取ったよ。)

(璃音がびっくりしていましたよ。)

(仕方無いでしょ。神託しか方法が無かったんだから。)

(いや、そこではなく。デザインの内容の注文がだよ。)

(だって、初めての水着だから、つい、色々と言ってしまったのよ。)

(水着の出来映えはどうですか? 俺もデザインを見ていないので、分からないけど。)

(注文通りの期待通りだよ!)

(それは良かった。じゃあ、空気だけでも楽しんでくれ。)

(ありがとう。セツナ。)



 創造神との念話で時間を潰していると、女性陣が出て来た。

 流石にビキニタイプは無理だったみたいで、全員が競泳水着タイプで、大人組は大きく足を隠すパレオ付きで、美少女組は膝上スカート付きだ。

 区別は水着の色や水着に施された刺繍で分けている様だな。


「皆。リオンさんにソレイユさん。凄く可愛いよ。」

「カール女王陛下に斎王母様、龍宝公主様。美しいです。」


 女性の衣装を言われる前に称賛出来る俺は、『鈍感系主人公』では無い!


「ありがとうございます。」×10

「当然よ。」×3


 俺は大人組を準備していたパラソルの方を案内して、ドリンク等を置いていく。

 因みに、大人組の対応は、俺と璃音とソレイユさんの交代制だ。


 遊びの内容だが、先ずは泳ぎ。砂の城。ビーチバレー。ビーチフラッグ。スイカ?割り。

 と、一応道具や遊具を準備した。

 俺は泳げない人には泳ぎを教え、それ以外の遊びのルールを教えて回った。


 特に大変だったのが、ビーチバレーだった。

 皆、熱くなるとつい、身体強化等を掛けてするものだから、ボールがそれに耐えれる分けも無く。

 予め用意していた魔物の皮謹製ボールを渡す事でゲームを続行する事が出来た。


 昼食は、当然、『BBQ』だ。

 俺達3人は交代で大人組の相手をしながら、楽しい時間を過ごした。


 しかし、あっという間に時間が過ぎた。

 終了予定時刻に達した為に片付けて、全員、俺の水魔法をシャワー代わりにして身体を洗い、『洗浄(クリーン)』で汚れを取り、着替えを済ませダンジョンを後にした。

 全員が楽しい時間を過ごした様で良かった。


 追伸

 璃音の暴走の被害者は、ランとシャオとセレンだ。

 ランは、現スク水。

 シャオは、旧白スク水。

 セレンは、背中が限界まで露出。

 当然、ランとシャオの胸部には、名札が縫い付けてあった。

 ……ひらがなで。


 こうして、創造神エルドロード様から持たされた時事報告からの水着回は無事に終了した。



 更に数日後には、魔法大会が有り、これに参加した。

 しかし、予想通りレベルが低くて参加した皆が入賞した。

 俺の時はちょっとしたハプニングが起こったが問題になる事は無かった。

 後、帰郷の前日に王宮の職人さんに依頼した短剣が手元に届けられた。



 更に数日後、西の大国サザンクロスを経つ日が来た。



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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