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78・階層地図。

サブタイトルを変更しました。

 モンスターハウスな広間にも明かりがついた。

途端に魔物どもが動き出した。でもほとんどザコだね。

動き出したことで何かのスイッチが入ったようで天井から赤いレーザーのような

光が部屋中に降り注ぐ。


あっという間に全部殲滅されてしまった。

呆然としていたらオレ達に付いて来たお掃除ロボット(?)が

部屋に入って壁にピッタリくっついた。

駆動音とともにべつのお掃除ロボットが向かいの壁から現れて

端から処理(?)してしまった。


第一階層の魔物の気配が消えちゃったのはもしかしてこういうことだったのか? 

オレ達って侵入者のはずなのになんだか守ってもらってるみたいだね。


処理が終わったらコノ階層のお掃除ロボットは壁に消えた。

ついて来たヤツは壁から離れてまたオレ達にくっ付いている。


「自動で排除してくれるとはなぁ。

なんだか客になったみたいだな」


「どこまで招待してくれるんですかね。

ボス部屋までご案内なんてことになっちゃったりするとか?」


「大物はいないみたいですよね。

外の『森』ってこんなザコは居ないみたいでしたけど」


みんなどう言う事なのか分からず戸惑ってっしまった。


このお掃除ロボットって掃除するのはゴミや汚れだけじゃあないのかな? 

なんでオレ達は〔掃除〕されないのかね? 


なんとなく話しかけてみていた。

ココの地図とか分かるのかと思って。


反応なんかしないかと思ったのに反応したんだよ。

壁の一部に触れたら地図が浮き上がって来たんだ。

もう驚いたのなんのって! 


ココは地下二階だけど地下三階まであるようだ。

全体の広さは地下一階が上の遺跡の三倍くらいある。

地下二階は遺跡と同じくらい。

まだ行ってない地下三階は遺跡の半分くらいだね。


「第一階層は全部周ったつもりだったんだがまだあったんだな。

上の遺跡より広いとは恐れ入ったね。

まあ、たいした魔物も遺物もなかったんだが。

ダンジョンというよりは魔物の入り込んだ遺跡かもしれない」


ダンジョンの基準が良く分からないんですけど。


どうもココの世界のダンジョンはそれ自体が生物のような扱いで

地脈からのエネルギーと入って来る外の生物を糧に成長する魔物

ということになってるらしい。


「ダンジョンがどういうモノになるかは入って来た魔物や人に

影響されるようなんだ。

ココはタダの遺跡に魔物が入り込んだだけだとするとちょっとダンジョンとは

言えないかもしれない。

だが、何か有りそうなのは確かだと思うね」


下への通路は幾つか表示されていた。

なので一番近い所を下りる。

お掃除くんも付いて来た。


やっぱり真っ暗で魔物の気配もするんだけど上の階と同じで

明かりをつけたら気配が消えていく。

お掃除くんの同僚がお仕事をしてるみたいだね。


上の階もそうだったけど塔は地下まで続いていた。

入れないけれど真ん中はソレが占めている。

第三階層だと周りに広い空間が取ってあるようだ。

なのでそこへ向かってみることになった。

まあ、それほど離れたところでもなかったしね。


ロトさんの行方不明の仲間たちはソコにいた。

オーガにはなっていなかったけど標本のようにガラスみたいな

タンクに入れられていた。

生きてはいるらしい。


その部屋の主はごく普通の人間に見えた。

そうしてオレに向かっていったんだ。

「久しぶりだね。他の子達はどうしたんだね?」

 なぁんかヤなヤツが出てきたなあ。

こういうヤツって態度がでかいんだよね。


クローバー君のお知り合いがなんで『森』の遺跡なんかにいるんですかね。

悪だくみしてるようにしか見えないんですけど。

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