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76・オーガとダンジョン。

 中央遺跡は神殿らしき建物を中心とした街だったようだ。

神殿もほとんど瓦礫だけどなぜか塔がしっかり残ってる。

ココから地下のダンジョンに入れるとリョーさんが言う。


塔の中心部分は空洞のようだけど入れない。

その周りが階段室でぐるりと回りながら上へと3階ほど

登れたけどその先へは階段は続いていなかった。

下へ続く階段は勿論ダンジョンへと言うことになる。


ダンジョンへの階段は前回ダートの神殿長のセイルさんが

封印をして入れないようにして帰ったそうなのだけれどなんと

ソレが解除されていた。

一体どうして? 


「アイツも若かったからさほど強力なモノでは無かった。

だが自然に封印が解けるなんてことは無いハズなんだ。

ココを開けたヤツは黒でなくても白じゃないだろうな」


このダンジョンの中に何か有るかもしれないってコトか? 

ダンジョンの攻略をするのには戦力は足りるだろうけど。

今回は『森』の探索だけだったはず……だよね。

なんだか勇者の目がね……キラキラしてる気がするんですけど。


どうするかリョーさんと勇者たちが相談してたら来なくてイイお客が現れた。

数は12。

例のオーガがゾロゾロと『森』から出て来たんだ。


索敵に引っかからなかったのはなぜだろう? 

でもココでなら『森』中よりは対応しやすい。

皆に知らせて端から魔力の矢で倒しすことにした。

威力は抑えた。

全部吹き飛んじゃったらオーガを調べることができない。


勇者達の連携は見事だと思った。

でも戦士がいない……

リョーさんは流石に経験者だった。

彼等の連携の穴をキッチリ塞いで見せた。


あとの三人は勇者たちとリョーさんに他のオーガが脇から

かかってくるのをジャマしていた。

オレが魔力の矢を打ち込んでも息の有ったヤツのトドメもしてくれて

かなり三人とも忙しかったね。


そうしてオーガたちは全員元の魔族の姿に戻って行った。

ロトさんは複雑な顔だったけど全員をチェックして名前を記録していた。

まあ、筆記用具はオレがアイテムボックスから出したんだけど。


「ここまでたどり着いた連中がいない。

まだオーガになり切っていないのかもしれないな。

完璧になっていたならアイツらも混じっていてもおかしくないと思う。

元に戻せるかどうかはともかく」


ロトさんとリョーさんの許可をもらってオーガをオレの

アイテムボックスに入れた。

魔物や魔獣を研究してる人に見てもらうこともできるしなにより

遺族に返してあげられるから……


勇者はダンジョンを少し調べたいと言い出した。

やっぱり一番アヤシイのはコノダンジョンだよね。


「早い方がいいかもしれない。

オーガを造ったりけしかけて来たりしたヤツがいるとしたらココが一番怪しい。

行方不明の十人、、いやロトを除いた九人か……

ソイツらが完全にオーガになる前になんとかしてやれるかもしれないしな。

逃げられる可能性もあるが」


そうしてみんなでダンジョンに潜ることになった。


でも、オレ……降りたとたんコケちゃったんだよね。

そうして有り得ない事態を引き起こしちゃったんだ。

 とうとうダンジョンが来ちゃいました。

ココってどれくらいのモノなんですかね? 

第一階層は探索済みとはいえどこまであるのかは不明。

さて、〔敵〕までたどり着けますかね? 

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