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推理ショー4
明智が消えて、静寂が訪れる。
混乱する岩井が混乱したように辺りを見る。
「でも、だから、私は、私は誰なのでしょうか?」
それをノアが見つめ返す。
「君は僕。大好きだよ。永田くん。僕は前からこうして君と1つになりたかったんだ。」
ノアがそう言って岩井を抱きしめると、岩井は初め、少し抵抗したが、あとはされるがまま抱きしめられて、奈落からの白い煙と共に舞台から消える。
ノアはゆっくりと自分を恍惚の様子で両手で自分の背中を抱きしめ、そして、ゆっくり腕を元に戻すと穏やかで知的な感じで客席に向かって微笑む。
その、得体の知れない感じに鞠子が怯えた表情になる。
「あなた、あの人を…永田くんを取り込んだの?」
鞠子の言葉にノアは微笑んだ。
「君も僕たちと一緒になる?」
ノアは揶揄うように鞠子に言った。が、鞠子はそれを嫌がった。
「できないわ。私はあなたじゃないもの。」
鞠子の言葉に、ノアは嬉しそうに答える。
「私は構わないのですが。」
ノアの様子に鞠子は距離を置く。そして、椅子で眠る龍ちゃんを起こしてノアとの距離をはかろうとする。
「ダメよ。私たちはあなたとは一緒にはならないわ。」
鞠子は龍ちゃんを抱きしめた。




