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恋乙女の鬼ごっこ3
「ァアアアアアアアアカイミミカザリイイイイイイイイイイイ」
「⁈」
“赤い耳飾り”。
そう、聴こえた気がした。
ラシュフェーニカは強靭な拳を、巨大な自身の槌で受け止めると、槌をぐるりと回してそのまま攻撃へと転じた。
ラシュフェーニカが通路に入る。
暗い通路だったが足元は見える。
コノ中だと、きっとアレも追っては……。
「あら、あらあら」
巨大な機械は体を蛇のように変形させて追って来た。
ラシュフェーニカは竜の翼で浮き、そのまま前方へと飛んだ。
──捕まれば鬼の所へ…。
そしたら失格…、アウトでしたっけ?
でも鬼って、一体……。
ただの鬼ごっこではないことは明白だった。
何せ鋭い爪を持った機械──生きた機械──グラムヴィルが後ろから追いかけてくるのだから。
ラシュフェーニカが奥へ奥へと羽ばたいて飛ぶ。
後ろから蛇型に変形したグラムヴィルが追いかけて来る。




