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私の試練を受けよ 3
*
「ラシュフェーニカ様⁈
ラシュフェーニカ様っ!!」
一方、同時刻…。
風蘭も辺りをせわしなく見渡していた。
すぐ隣に居たはずの《火ノ宮》様の姿が居ない…。
風蘭は困惑と同時に気を引き締めていた。
辺りには未だ…、アノ荘厳なる調べが響いていた──。
*
私の試練を受けよ。
私の試練を受けよ。
私の試練を受けよ。
響くのはソレばかりだった。
「!」
ソノ時だった。
気づいたら目の前の地面──三階の地に、“赤い衣を纏った狐の面を付けた子供”が、音も無くソコに立っていた…。
。




