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私の試練を受けよ 2
「…?
私の試練を受けよ…?」
「私の…、試練を…?」
不思議だった。
何処からともなく聴こえた荘厳なる歌声は、あまりにも美しく…、聴く者の心を驚かせた…。
不思議だった。
何処からともなく響き渡る、美しく厳かな歌声。
ソレは何処か知らない…、まったく知らない言語のはずなのに、不思議と歌と歌詞の意味が分かった。
──私の…、試練を受けよ…。
「ねぇ、風蘭…──。
………風蘭…?」
ソコでラシュフェーニカは、近くに居た風蘭を見た。
「え…っ、風蘭⁈」
…風蘭の姿は無くなっていた。
否、居なくなっていた。
ラシュフェーニカが辺りを見渡す。
周りに風蘭は居らず、ソコには自分一人しか居なかった…。
せわしなく、ラシュフェーニカが困惑の表情で辺りを見渡す。




