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《火ノ宮》──ラシュフェーニカの決意と想い 4
遥か高い身分差だった。
遥か遠い想いだった。
いつも…、いつも見ているだけだった。
だけれど…、
自分の想いだけで飛び出してきて、
想いだけで飛び込んで。
周囲から見たらどれだけヒヤヒヤさせられることだろう?
…でも、
避難されても仕方のない行動なのに、誰も…、ソレを止めなかった。
ラシュフェーニカ自身のまっすぐな想いを知ってか、あるいは、同じ目的が故に自分に懸けてくれたのか──。
──明様を…、カグヤ様を、自分の仕える主を、…大切な“おともだち”を……。
探しに行きたい。
ソノ想いを、気持ちを失ってはいけない…──!




