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片恋円舞曲 第二巻 強い想い と 迫り来る闇ノ音  作者: 桐夜 白
《火ノ宮》──ラシュフェーニカの決意と想い
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《火ノ宮》──ラシュフェーニカの決意と想い 2


風蘭ファウラン

確かにそう聴こえた。




大きく壮麗な、崩れていても威厳を誇る蒼と水晶と自然の溢れる神殿の入り口に、

ラシュフェーニカの小さな姿が在る。

ソノ側には、補佐である風蘭が立っていた…。

皆一様に、そんな彼女の背を見つめていた。




《【道】ノ格入》を受けた者、堕ちた者の話は、《凛浄》に居た時も聴いたことがあった。

ラシュフェーニカは…、ソノ全ての者の名を記憶していた。


《【道】ノ格入》を通り、【神々ノ国】を見た者は、今までたったの三人しか居ない…。


初代天空ノ巫女──英雄──トゥィト。

天獣ノ民の娘だ。


そして、初代天空ノ巫女の補佐となった、金色ノ民──ムーランカの娘、女将軍──ムーランカ。


そして…、長い長い時の果てに生まれた、第十八代目 天空ノ巫女──カグヤ・ソフィラプラド──明だ。


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