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崩れた神殿と嫌な予感 8
「貴女の心が、想いが、私の中を伝い溢れてくる…。
《星ノ人格者》である、私に…っ」
愛おしそうに、心溢れるままにラシュフェーニカを見て言う、テオラーダ・ルィシュポニカ。
「何があっても、何に阻まれようとも、決して諦めないで…。
貴女の願いは、必ずや、叶うはずだから──っ!
私は、そう信じています…っ!!」
テオラーダが言葉に自身とラシュフェーニカの想いを乗せて、
紡がれた言葉は音となりて伝うように広がる。
ソレにラシュフェーニカは心を奮わされ、泣きそうな表情になるも、強い目で微笑んだ。
…風が吹く。
まるでソノ者を神殿へと、誘うかのように…。
招き入れるかのように…──。
風が、ラシュフェーニカの背を押した──。
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