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《天空ノ塔》へ── 8
──それでも私は…、
もう、迷わない──
竜という恐ろしい存在を目にして畏怖の叫びを耳にしながらも、
ラシュフェーニカは自分に言い聞かせるように強く想う。
天空ノ海に大きな火ノ竜が舞い、
天空ノ海に大きな火ノ華が咲いた。
──私は、明様にアイに行く。
コノ想いを、伝える為に──
天空ノ海に燃え上がる火ノ帯を引き連れて、
美しく、
恐ろしい程の綺麗な竜が吠えた。
遠く、果までも届く程に…、
美しく、美しく──。
遥か果てまでへも届くように、
アノ人にまで届くように、
火ノ竜姫──ラシュフェーニカの声は響いた。




