モーニングコーヒーをキミと
【モーニングコーヒーをキミと】
手を繋いで眠ることから彼の腕の中で眠る事が当たり前に変わっても、私たちの関係は相変わらず”清い”ままだった。
「谷山さん、忘れ物ない?」
「ないよ。神山くんは心配性だな」
「あ!ご両親への手土産テーブルの上に置いてるから」
「はーい」
プロポーズを受けて、同棲するようになれば神山くんの鉄壁の守りは崩れるかも?と思ったけど彼の鉄壁の守りは破れず、結局は付き合う時に彼が2択を出した一択目が決行されることとなった。
”好きで好きで、お互いその人しかいないと想えたら”
体の繋がりがなくても、自分がそう思えた事が不思議でしかたない。
触れたい、結ばれたいその気持ちはずっと消えなかったけど、それを上回るほど彼と一緒に過ごす日々は幸せだった。
周りから見ればくだらない日々の攻防も楽しくて、いつも私が敗北するけど密かに耐えている彼を見るのが生きがいになっていた。
玄関で靴を履いていると、神山くんは慌てて見送りに来てくれた。
「ご両親によろしく」
「うん」
彼が用意してくれた手土産を手に、私は週末実家で過ごす事になっていた。
「じゃ、日曜日。会場で」
そう言って、神山くんはおでこに触れるだけどキスをして「いってらっしゃい」と微笑んだ。
「いってきます」
今度ここに「ただいま」と帰ってくる時は、私は神山くんの奥さんになっている。
さんざん焦らされたけど、彼はどんな愛し方をしてくれるのだろうか・・・
どんな風に、私に触れるのだろう。
それも、凄く楽しみなんだけど・・・いつも焦らされた分、今度は私が焦らすのもありかもしれない。
肌を重ねるだけで、温もりを感じるだけで幸せを教えてくれた彼のおかげで、禁欲生活もなれたものだから・・・。
とりあえず、彼のお気に入りのコーヒーを買っておこう。
神山くんが、初めて飲むモーニングコーヒーの為に・・・。
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お付き合い下さってありがとうございます。
”イケメンが、DTを拗らせています”の本編はここで一旦終了となります。
番外編と言う形で、不定期で”谷山さんと神山くん”の日常を書いていけたらいいなと思ってます。
どんな風に、日々攻防を繰り返していたか。
神山くんが、谷山さんを好きになった経緯とかも書きたいな☆
神山くんの初めての夜とか・・・きっと谷山さんに焦らされたことでしょうwww
それも書きたい。
ふざけたタイトルでしたが、少しでも笑ってもらえてほんわかしてもらえたら嬉しいです☆




